表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
3章 北部の危機と付与魔法師
121/1407

迷宮鍛練

翌日はキリシアとリリシャとマルスとルメイルで迷宮に向かい、11層に最短距離で向かう。11層でキャタピーとバタフライを殲滅しながら、時々ルメイルの闘気を練って闘気の状態を確認しながら進む

『まだまだ余裕ありそうだね』

マルスが言うと

『次は12層だね』

キリシアは嬉しそうに12層を目指す。そして12層の小部屋を1つずつファイヤーストームで焼き払いながら進み、大部屋まで来る

『大きな繭はないね』

キリシアは中を確認して言うと

『一気に焼き払おう』

マルスはリリシャを見てから魔力を溜める

『ファイヤーストーム』

リリシャとマルスは同時に魔法を発動して部屋全体のキャタピーとバタフライを焼き払う。そして魔石と糸を拾い集める

『これで12層全部かな?』

『次は13層だね』

キリシアは笑顔で言うと下への階段に向かう

『ルメイル、闘気は大丈夫かな』

ルメイルは闘気を練って確認する

『まだ大丈夫です』

ルメイルは笑顔で言うと下の階層に降りる。そして、遭遇したムカデをキリシアが両断して倒す

『ムカデ、丁度良い固さだね』

キリシアが笑顔で言う。そして次々と獲物を見付け次第倒していく。ルメイルもムカデを倒してみる。

『結構固くて剣が弾かれてしまいそうです』

ルメイルは苦笑いしながら言うと

『闘気を纏えば大丈夫!』

キリシアが言うと笑顔でムカデを両断して見せる

『モンスターが強くなればなるほど、師匠の実力が解ります』

ルメイルが言う。そして13階層を一周して

『一周したけど下に行く?』

『荷物が多いから一度帰らない?』

リリシャが荷物を見せながら言うと

『そうだね!かなり倒したからね』

キリシアは笑顔で迷宮出口に向かって歩きだす

『今日はギルドに寄る?』

『13階層の魔石だけ買い取りお願いしよ』

リリシャが言うとキリシアは笑顔で頷く。ギルドに入ってヘザーネのカウンターに並ぶとみんな道を開けてくれる

『ヘザーネただいま』

『キリシアさん、リリシャさん、マルス君、ルメイルさん、お帰りなさい』

『これだけ買い取りお願いね』

魔石の袋をカウンターに置くと、ヘザーネは笑顔で魔石を確認し始める

『13階層の中魔石ですね、124個ですので、金貨24枚と銀貨8枚です』

『小銭ほしいから硬貨で受け取るね』

キリシアが言うとヘザーネが硬貨を積み上げて受け取る

『ヘザーネ、またね』

キリシアはそう言って帰ることにする


家に着くと、ラーザが笑顔で門を開けて迎え入れてくれる

『ただいま、ラーザ』

『キリシア様、お帰りなさい』

キリシア達は家に入ると、レティナがマルスに抱きついてくる

『お兄ちゃん、お帰りなさい』

『ただいま、レティナ』

マルスは微笑みながら言うとみんな微笑んでいる

『ミリアとアニーは?』

『工房でランプの魔石を準備しています』

イリアが教えてくれる

『私達も工房に行きましょう』

リリシャは笑顔で言う。工房の中を覗いてみると、真剣に魔石の準備をしているミリアとアニーとエビリアとクレスタがいる

『ただいま、みんな』

『師匠、お帰りなさい』

ミリア達はみんな笑顔で迎え入れてくれる

『中魔石はどこにしまう?』

キリシアが言うと

『私がしまいます』

エビリアが受け取るが

『これ全部中魔石ですか・・・・』

『エビリアどうしたの?』

クレスタが袋の中を覗いて

『え?嘘・・・・・』

『どうかした?』

キリシアが言うと

『中魔石、こんなに沢山1日で集められるなんて、驚きました』

クレスタが言うと

『いつもの事だね』

リリシャが言うと

『いつも通りだね』

キリシアが笑いながら言う

『私達は1つとりに行くのに死にそうになったので・・・・』

クレスタが呟く

『あ!そうだったね』

『あ!すいません、そう言う事でなくて・・・・今は凄く感謝しています。今は、自分が未熟だったのを実感しています』

クレスタは言う

『ミリア、付与魔法の練習する?』

マルスがミリアに言うと

『はい!やりたいです』

ミリアは笑顔で言う

『練習で書き込もう』

マルスはそう言って2階に上がって行く。リリシャとミリアは一緒に上がって、付与魔法の説明を一緒に聞く。

『わかった?』

『はい!書物で前に読んでいたので大体は解っていますが緊張します』

ミリアはそう言って小魔石を持って魔方陣を発動して、小魔石に輝きの魔方陣を書き込むが、途中で小魔石は砕けてしまう

『あ!失敗です』

ミリアは悔しそうに言う

『ミリア、書き込む時はもう少し細く書く様にしてみて、魔力制御で細くするようにすれば出来るから』

マルスが言うと

『解りました』

ミリアは小魔石に魔方陣を書き込み始め、何回か失敗しながら、やっと一個書き込み終わった

『どうでしょうか?』

ミリアは不安そうに言う

『うーん、横から見てみてボコボコでしょ』

マルスはミリアに見せながら言うと

『あ!本当だ!』

ミリアはそれを見て言う

『魔力を通してみて』

マルスはそう言ってミリアに魔石を渡す。そうしてミリアは魔力を通して魔石を発動する。しかし少し輝き、しばらくしたら砕けてしまう

『歪な魔方陣だから砕けるのが早いね』

『解りました!』

ミリアは真剣な表情で小魔石に魔方陣を書き続けて、書くスピードを均一にすることに成功する。

『これでどうですか?』

『綺麗だね』

マルスはそう言ってリリシャに渡す

『凄い!ここまでの魔方陣をこんな短時間で出来るなんて凄いですよ、ミリア』

リリシャは微笑みながら言うと

『本当ですか?』

ミリアも嬉しそうに微笑む。

『下でみんなに見せようか?』

マルスは微笑んで言うと

『アニーが喜びますね』

リリシャもそう言って下に向かう

『アニーこれを見てみて』

リリシャはアニーに小魔石を渡すとアニーは魔方陣をじっくり見て

『綺麗ですね。もしかしてミリアが書き込みしたのですか?』

アニーは笑顔で言うと

『うん!アニー』

ミリアが笑顔で言う

『あのー見せてもらっても良いですか?』

エビリアが言うと

『はい!見てください』

ミリアは笑顔で言う、エビリアとクレスタが魔石を覗きじっくり見て

『完璧です・・・・・私よりも綺麗です・・・・』

エビリアは魔石を覗きながら溜め息をつく。

『私達は魔法学院でやっと出来るようになったのに、こんな短時間で出来るようになるなんて凄すぎます』

クレスタが言う

『マルス師匠の教え方が本当に凄いだけです。世界一の師匠ですから』

ミリアは笑顔で言うと

『私達にも教えてくださいマルス師匠』

エビリアとクレスタが言う

『ミリアと同じぐらいの魔力制御が出来たら教えるよ』

マルスが言うと

『マルスのは魔力制御が全ての基礎だから、ちゃんと毎日やってくださいね』

リリシャが微笑みながら言う

『解りました。魔力制御頑張ります。もしかして魔力制御が書き込みに影響するのですか?』

クレスタが言う

『魔力制御が出来ているから、書き込みが細かく出来るようになるからね』

マルスの言葉にエビリアとクレスタはうつむいてしまう

『まさか魔法学院で教えてもらった内容が・・・・基礎を無視して教えているの・・・・』

『だから魔法使いのレベルが低いのですよ』

リリシャが微笑みながら言う

『頑張ります』

2人は笑顔で言う


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ