表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
第22章 平和な日々?
1209/1407

散歩と騎士学院後編

ラーザとテシウスの訓練が続き、槍で斬り裂く風の音と槍の風圧で土埃が舞っている。デストラ達騎士が到着すると、苦笑いしてみている


ラーザとテシウスが間合いをとり、鍛練を終わらせる

『ラーザ兄さん、ありがとうございました』

テシウスが少し疲れた様に言う

『テシウス君も慣れない槍で良い突きだった』

ラーザが笑顔で話しながら、マルス達の方に歩いてくる

『ラーザ、久々の訓練どうだった?』

マルスが笑顔で聞く

『動きも良いです。闘気も洗練されて、自在に扱い始めてます』

ラーザが笑顔で言うと、テシウスが嬉しそうな笑みを浮かべている


『講師さん、槍の鍛練の続きしていて良いですよ』

マルスが講師を見て言うと、生徒達が講師を見ている

『え! ・・・この後鍛練を・・・』

講師が呟くと、デストラ達が歩いてくる

『テシウス君の鍛練だけじゃ、生徒達が可哀想ですよ』

『今日はもう自由に鍛練を・・・』

講師が苦笑いしている

『マルス、無理だろう。これだけの鍛練を見せ付けられたら指導も不可能だ! 生徒達も良い手本が見れて幸せだろう』

ゼダルが笑いながら言うと、生徒達が見ている

『ヒストリア、ついでに怪我させない程度に訓練をつけてあげてね』

マルスがヒストリアを見て言う

『はい! マルス師匠!!』

ヒストリアが嬉しそうに言うと、講師が苦笑いしている


ヒストリアが軽く準備運動すると、生徒達がヒストリアの前に並ぶ

『全員で掛かってきなさい』

ヒストリアが笑顔で槍を構えている。生徒達が気合いを入れて、ヒストリアに突進していくと、ヒストリアは、1人つづ槍で払い、弾き飛ばしている


生徒達が全員倒れる

『この程度ですか?』

ヒストリアが微笑みながら倒れた生徒達を見ている

『マルス殿、これは訓練ですか?』

デストラがマルスの所に来て聞く

『デストラもやっていく?』

『いえ、騎士学院からお引き取りをお願いされてきた』

デストラが苦笑いしている

『テシウス君の鍛練になってなかったから、ちょっと稽古をつけていただけだよ』

『ヒストリアは?』

『先輩として、後輩に稽古をつけているだけかな? 問題でも有るのかな?』

『問題は・・・授業を中断している事ですが・・・』

『槍術と基礎訓練だから、良い鍛練だね』

マルスが笑顔で講師を見ている

『槍と基礎訓練・・・問題は無いのか?』

デストラが苦笑いしていると、他のクラスの生徒達も見ている。倒れた生徒には、ミリアが回復魔法を使っている


『マルス師匠、終わりました』

ヒストリアが微笑みながら戻ってくると、生徒達が疲れた様に座り込んでいる

『どうだった?』

『手応えが無さすぎます』

ヒストリアが笑顔でデストラ達を見ている

『デストラ、誘われているよ』

マルスがデストラを見る

『え! 今日は時間が有りません。それに本気の鍛練はここで見られたら大変な事になります』

デストラが苦笑いしている

『残念です』

ヒストリアが残念そうにしている

『レティナ、沢山話せたかな?』

マルスがテシウスとレティナ達を見て聞く

『はーい、お兄ちゃん』

レティナが笑顔で言うと、デストラがテシウスとレティナを見ている

『そろそろ次に行くよ』

マルスが笑顔で言う

『テシウス君、また遊びにくるね』

レティナが笑顔で言うと、生徒達がテシウスを見ている

『講師さん、頑張ってテシウス君の訓練に付き合ってあげてね』

マルスが笑顔で言うと、帰ろうとする

『マルス、もしかして、稽古をつけたのは、テシウス君との時間を作るためにか?』

デストラが苦笑いしている

『そうだよ』

マルスが笑顔で言うと、みんな笑っている

『あっさり認めました』

メトリシアが嬉しそうに言う

『やっぱりマルスか・・・講師、遊びに来たら用向きを聞いた方が良いぞ』

ゼダルが苦笑いして言う

(やっぱり、そっちが目的か・・・誰も止められないが・・・最初からテシウス君と訓練もレティナちゃんとの時間を作りたいなら、喜んで授業を休ませるのに・・・)

『は? 用向き? まさか・・・話す時間が欲しいから鍛練させたのか!!』

講師が大声で叫ぶ

『口が軽そうです』

ミリアが呟き、メトリシアが笑っている

『講師さん、本気で鍛練しますか?』

ヒストリアが微笑みながら見ている

『いえ、結構です』

講師がヒストリアを見て慌てて言う

『ゼダル、テシウス君の事頼むね』

マルスが笑顔で言って、帰っていく。講師がマルス達の背中を見ている

(2度とくるなーーーー! あんな達人の訓練見せたら生徒達が自信喪失するだろう!!)


市場を歩いていく

『お兄ちゃん、何かやっているよ』

レティナが笑顔でマルスを見ている

『リベリアの英雄の芝居だね。見て行こうか?』

マルスが笑顔で言うと、硬貨を払って中に入っていく


芝居を見終わると、歩きながら芝居の感想を話しながら歩いて魔法学院に向かっていく

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ