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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
第22章 平和な日々?
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孤島と精霊王

マルス達の周囲の魔力の塊達が周囲に広がり、大きな魔力が周囲を包み込む

【人間よ、あの忌々しい化物を倒してくれた事は感謝しますが・・・本当に人間ですか】

『え!何?』

キリシアが驚いてキョロキョロしている

『精霊ですか? あの怪物、封印していたのですか?』

マルスが周囲を見てから、魔力の塊に向かって言う

【肯定します。あの化物は、闇の精霊王を吸収して、力を増していました。かつての大魔法使いクーベリオス様と共に何とか封印しましたが、クーベリオス様は力尽き、ここに眠りにつきました】

『クーベリオスが? そうなのか・・・バルドル以外にも・・・精霊王様で良いのですか? この島はあなたの領域で良いのですか?』

【人間よ・・・ここには人は住ませられません。早めに去って欲しい】

『解りました。ちょっと回収する物と、あの岩山を直したら帰ります』

マルスが笑顔で言うと、リリシャとキリシアが驚いている

【小さな人の子よ、成長したら、この地に再び訪れなさい。精霊に愛されしクーベリオスの子孫よ】

『え? 何? 子孫?』

【知らなくても、古の契約で解ります。再び契約を結び、世界を守る事を約束します】

『マルス御兄様、リリシャ御姉様どうしたら?』

ルシアナが驚いてリリシャを見ている

『ルシアナちゃんにもし変な事をしたら、消し飛ばします』

リリシャが魔力の塊に睨んでいると、ルシアナがどうして良いか解らずキョロキョロしている

『風の精霊王が人に語りかけるなんて、久しぶりに見ました』

エスカが現れて、マルスの周囲を飛びながら言う

【まさか・・・エスカが導いているのですか? 強いはずです】

『主様は強いです。魔導王様の転生した姿ですから!! だけどね、ヴェルちゃんを直ぐにキレさせる才能も凄いんだよ! 興味失ったら、直ぐに帰っちゃうから』

エスカが嬉しそうに話している。精霊王も何だか嬉しそうに笑い声が聞こえている


『エスカ、しばらく相手していてね』

マルスがエスカを見て言うと、シルフィード号からミリアとエビリアとクレスタとリシリアが飛び降りてくる

『エビリア、クレスタ、リシリアは、あの岩山を直してくれる? エミールとミリアは手伝ってね』

マルスが笑顔で言うと、リリシャがマルスを見ている

『仲間外れですか?』

リリシャがマルスを睨みながら聞く

『ルシアナちゃんの面倒も必要だから』

マルスがリリシャを見てからルシアナを見ている

『ルシアナちゃん、一緒に寝てよう』

キリシアがルシアナを見て言うと、ルシアナがキョロキョロしてから、キリシアの横に座る

『キリシア頼んだよ』

マルスが笑顔で言うと、リリシャがマルスの後を付いてくる


エミールとミリアとリリシャが周囲の地面をアースコントロールで集めて、マルスがセパレーションで金属を集めている

『マルス、終わったけど、金属集めしていたの?』

リリシャが不思議そうに聞く

『金属集めだよ、ヒヒロイカとかアダマンタイトとか・・・色々集まっているよ』

マルスが集まった金属を見て言う

『え! アダマンタイト! ヒヒロイカ! 凄い金属何で集められるの?』

『ヴェルダンディーが教えてくれたからね』

マルスが慌てて言う

『何を隠しているのですか? 言いたくないのですか?』

リリシャがマルスを睨んでいる

『古の伝承かな? 神の使いと戦った跡に貴重な金属が集まっていると』

マルスが笑顔で言う

『そう言うことにしてきますね・・・ヴェルダンディー様に聞きます』

リリシャが睨みながら言うと、ヒヒロイカの塊を見ている

『そろそろ帰ろう』

マルスが周囲を見てから、岩山からエビリア達が戻ってくるのを見て言い、キリシア達の所に戻っていく


『リリシャ御姉様』

ルシアナが笑顔で立ち上がる

『ルシアナちゃん、そろそろ帰りますよ』

『はーい、リリシャ御姉様』

ルシアナが笑顔でリリシャの元にくると、リリシャと手を繋いで歩き始める

『エスカ、精霊王様はまだいるの?』

マルスがエスカを見て聞く

『まだいます』

『精霊王様、これで帰ります。 カーレスト諸島に着いた精霊はどうしますか?』

マルスが笑顔で聞く

【放置していても、魔力が回復したら戻ってくるでしょう。何か欲しいものは有りますか?】

『欲しいものか・・・無いかな? ・・・ルシアナちゃんと仲良くして欲しいかな?』

マルスがルシアナを見て言う

【クーベリオスの子孫なら仲良くしましょう。他に無いのですか? 我と契約とか】

『面倒だから必要ないかな? 今回はルシアナちゃんの為に戦っただけですから』

マルスが笑顔で言う

『黒い化物と戦いたかったから!』

キリシアが笑顔で言う

『ルシアナちゃんを泣かせようとしたから、吹き飛ばしましたよ』

リリシャが微笑みながら言う

【エスカ・・・言う通り、考えが吹き飛んでます。小さな人の子に危害を加えたら・・・】

『取り敢えず、吹き飛ばします』

リリシャが微笑みながらいうと、魔力がリリシャの回りにオーラのようにあふれでている

『精霊は吹き飛ばすより、閉じ込めてから魔力が消滅するまで、じっくりこらしめよう』

マルスが笑顔で言う

『あーーー ファナちゃんの時みたいにするつもりだーーー 精霊を捕らえたのは始めてみたよーーー』

エスカが大声で叫び、笑いながら飛んでいる。周囲の魔力の塊が周囲を飛び回っている。


マルス達がカーレスト諸島に戻り、キャス号に集まる

『何も聞く必要は無いですが、出来事は国家機密にしますが、褒美は要りますか?』

王妃が微笑みながら言う

『必要ないです。早くリオンド・ベラクード王国に向かいましょう』

マルスが笑顔で言う

『マルス達が買ってきた魚の料理は?』

キリシアが笑顔で聞くと、王妃が爆笑している

『はぁ・・・この子は、食べ物の事を聞きますか?』

フローネが頭を押さえながら言う

『キリシア様、直ぐに作りますね』

レセナが微笑みながら厨房に歩いていく

『疲れたから、少し寝ているよ』

キリシアが笑顔で言うと、部屋に戻っていく

『キリシアは、いつも通りですね』

リリシャが微笑みながら呟く

『何も見なかった事にしておきますね。槍で放った閃光がかなりの距離飛んでいった事は、見てませんから』

王妃が微笑みながらリリシャを見ている


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