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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
第22章 平和な日々?
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孤島の黒い怪物 後編

マルスが闘気をまとい、一気に接近して闘気を纏った剣を振り抜くと、黒い怪物に当たり、黒い怪物が弾き飛ばされる

『マルス!! イキナリ弾き飛ばすなーー』

キリシアが笑顔でマルスを見ている

『油断できないから、最初から本気だよ』

マルスが笑顔で言うと、闘気の刃を黒い怪物に向けて飛ばし、黒い怪物に当たっている


『グォォォォォーーーーーーー!!!』

黒い怪物が咆哮をあげると、黒い結界のような物が出来上がり、マルスの闘気の刃を防いでいる。キリシアが槍に闘気をまとい、突きを放ち、バリアに槍が接触すると、衝撃波が周囲に伝わり、遺跡壁まで消し飛ぶ

『ホーリーレイ』

リリシャが魔法を放つと、黒いバリアに当たり、甲高い音と共に黒い結界が砕け、閃光を黒い化物がかわしている。閃光は岩山に当たり、大爆発している

『次は外しませんよ』

リリシャが微笑みながら、魔力を溜めている


黒い怪物は、黒い玉を4つ作り始めると、マルスが闘気を纏った剣を振り抜き、黒い玉を2つ斬り消し飛ばす。キリシアも闘気をまとった槍を振り抜き、黒い玉を2つ斬り消し飛ばす

『シャイニングバースト』

リリシャが魔法を放ち、黒い化物は、慌てたように腕を盾にしている。閃光が晴れると、黒い化物は腕が焦げたようになっている


『グォォォォーーーー』

黒い化物が咆哮をあげると、黒い触手が無数に現れ、黒い化物の腕にまとわりついて傷が消えていき、触手をキリシアとマルスに向けて叩きつけ始めている

『マルス、キリが無い!! どうにかしろーーー』

キリシアが闘気をまといながら怒鳴る

『セイントファイヤーテンペスト』

マルスが魔法を放ち、白い炎の玉が次々と触手に当たり、爆発している

『セイントファイヤーテンペスト!!!!』

ミリアとエビリアとクレスタとリシリアが魔法を放ち、マルスの魔法と重なり、物凄い量の炎の玉が発生して、黒い怪物に当たっている


炎が晴れていくと、岩が溶けて煙をあげている。黒い怪物は両腕が消し飛び、顔の前に黒い玉を作っている

『セイントファイヤーバースト』

リリシャが魔法を放つと、黒い玉に当たり貫き、黒い怪物の頭に当たり、顔を消し飛ばしている。黒い玉も大爆発を起こしている


キリシアが槍で突きを放つと、黒い盾のような結界に当たり、キリシアが飛び退くと、マルスが闘気を纏った剣を振り下ろして黒い結界に当たり、砕ける音と共に、周囲に衝撃波が伝わっている。怪物から黒い結晶が剥き出しになり、キリシアが槍で結晶目掛けて突きを放ち、黒い結晶に弾かれて、キリシアとマルスが慌てて飛び退く

『ホーリーレイ!!』

リリシャとエミールが魔法を放ち、黒い結晶の前で弾かれて、大爆発している


マルスは剣に魔力と闘気を伝わらせると、剣が白く輝き、悲鳴のような軋む音が聞こえている

『このーーーーー』

マルスが叫び、突進して剣で突きを放つが、黒い結晶の前で見えないバリアで剣が止まる。マルスは闘気砲を放つ。剣先からの闘気の閃光は黒い結晶に当たり、見えないバリアが崩れると、剣先が黒い結晶に当たる。マルスが横に飛び退くと、キリシアが槍で突きを放ち、黒い結晶を貫き、黒い結晶は、光の粒子になりながら消えていく。キリシアの突きによって放たれた闘気の閃光は、岩山を貫き飛んでいく


『マルス、キリシア、倒せましたね』

リリシャが微笑みながらマルスとキリシアに近付いてくる

『倒したけど、遺跡消し飛ばしちゃったね』

マルスが周囲を見て言う

『怪物だから仕方ない!! 次は一騎討ちで倒すぞーーーー』

キリシアが大声で叫び、大の字に寝転ぶ

『キリシア、使い果たしたの?』

マルスがキリシアの顔を見ている

『あれで倒せなかったら、絶対に無理!!』

キリシアが笑顔でマルスを見ている

『そうだね。全力で何とか倒せたね』

マルスが笑顔で座り込む

『島を消し飛ばしても、生きていそうでしたね』

リリシャが微笑みながらキリシアとマルスの顔を見てから3人で笑っている


シルフィード号の食堂では、王妃とサトメルとメーレスとレセナが、目を見開いて、立ち尽くしている

『王妃様、大丈夫ですか?』

フローネが心配そうに見ている

『英雄殿の本気・・・それよりも、あの黒いのは・・・人で勝てるのですか?』

王妃が震えながら呟き、フローネを見ている

『無理ですね。あの子達の本気で戦える相手ですから・・・最後のキリシアの技は槍の女神の一撃で良いと思いますね・・・あの化物は、現れてほしくないですね』

フローネが少し呆れたように呟いてから、王妃を見ている。サトメルとメーレスとレセナが顔を見合わせている

『何も見なかった事にしましょう・・・説明が面倒ですね』

王妃が苦笑いして呟くと、レセナとサトメルとメーレスが頷いている

『また、国家機密が増えましたね』

フローネが呟くと、王妃達が笑い始める

(英雄殿が動くと、何かを見付けて、国家機密が増えますね・・・この数年国家機密がどれ程増えたか・・・)


『リリシャ御姉様ーーー』

ルシアナが笑顔でリリシャの元に走っていく

『ルシアナちゃん、怪我は無かったですか?』

リリシャが微笑みながらルシアナを見ている

『うん! あのね、精霊さんが騒いでいるよ! キリシアお姉ちゃんとマルス御兄様とリリシャ御姉様は神様が使わした戦神様だと言ってます』

ルシアナが笑顔で言うと、マルス達の周囲に魔力が集まっている



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