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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
3章 北部の危機と付与魔法師
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鍋作成依頼

『どこかに出掛けるのですか?』

ミリアが見つけて言ってくる

『ちょっとギレリムの所に行ってくるよ』

マルスが言うと

『行った方が良い?』

キリシアが言う

『2人で大丈夫』

リリシャが微笑みながら言うと

『わかった。気を付けてね』

キリシアは訓練を再開する

『アニー、ちょっと意見を聞きたいから一緒に来てくれるかな?』

『はい!マルス師匠』

アニーは一緒に行くことにすると

『私も一緒に行きたい』

ミリアが言うと

『お兄ちゃん?』

レティナが見つめている

『ミリア、レティナを守ってくれるかな?』

『はい!師匠!』

ミリアはレティナの手を繋いでついてくる


鍛冶屋に着いて

『ギレリム、いますか?』

カセティが出てきて

『いらっしゃい。呼んできますね』

奥からギレリムを連れてやってくる

『どうした?ランプの外装か?』

『作ってほしいものがあるの』

リリシャが言うと

『どんなものだ』

『鍋を作ってほしい』

リリシャが言うと

『え?鍋を?』

ギレリムが驚いている

『ただの鍋じゃないよ魔道具にするから』

マルスが説明を始めると

『・・・・・とんでもない物をまた作ろうとしているな・・・』

ギレリムが驚きながら言うが

『一人じゃ足らないぞ・・・・』

ギレリムが苦笑いし始める

『そうだよね・・・』

マルスが言うと

『カセティ、弟子をとるぞ!良いか!』

『え?あんた・・・あんたが弟子をとるなんて・・・急にどうしたの?』

『もう一人じゃ作りきれない!その上鍋なんか作ってみろ!間違いなく貸し出すと言いだして、大量に作れと言われたら、もう無理だ!』

ギレリムが苦笑いしてカセティを見る

『武器の依頼も沢山来ても困るしね』

カセテイは苦笑いしている

『そんなに依頼が来ているのですか?』

リリシャが聞くと

『お前達のせいだ!昨日はアーメルドから剣の依頼も有ったし、王都から付与魔法用の杖に剣も依頼が来ている』

ギレリムが苦笑いして言う

『名前売れたね』

マルスが言うと

『お前達とミドルの奴が宣伝したせいだな!これでカセテイが休んだらどうにもならない!』

ギレリムが言うと

『どうかしたの?カセテイ』

リリシャが言うと

『やっと子供が出来たのよ』

カセテイが言うと

『え?本当に!おめでとうございます』

みんなで言うと

『ありがとうございます』

カセテイは笑顔て答えると

『店番する人が必要だよね』

『人を雇うにも、いい人が中々いないですからね』

カセテイが言うと

『孤児院で下女貰えば?イリアみたいに』

『あ!イリアちゃん礼儀正しいし良い子ですよね』

カセテイも微笑んでギレリムを見る

『子供が1人増えても良いぞ』

ギレリムは赤くなって言う

『見るだけ見てみましょうか?』

カセテイが言うと

『今は忙しいから早く見てきてくれ・・・良さそうなのがいたら後で見に行く』

ギレリムが言うと奥に戻っていき

『カセテイを頼んだぞ』

ギレリムが奥から言ってくる

『照れていますね』

リリシャが笑いながら言うと

『どうすれば孤児院でお話出来ますか?』

カセテイが言うと

『シュルトに聞きましょうか?』

マルスが言うとシュルトの所に向かうが留守だったので、ダメ元で孤児院に向かう

『すいませんが院長はいますか?』

院長の部屋に通されて

『何かご用ですか?もしかしてラーザとイリアが何かやってしまいましたか?』

院長は不安そうに言う

『実はこちらのカセテイさんの店の店番や家事の手伝いをして貰えそうな下女を探しに来たのですが、シュルトさんが留守でしたので直接話をしに来ました』

マルスが説明すると

『え?本当ですか?』

院長は喜んで笑顔になる

『実は子供が出来て、店番が出来なくなる前に人を雇わないとと言う話になっていたのですが、リリシャさんから下女を勧められて、イリアちゃんみたいに良い子がいれば良いなと思いまして、しかし私共等では迷惑でしょうか?』

『衣服と食事をしっかりして頂けたら、店の隅で寝させても良いぐらいです。成人するまで小遣いも何も要りません。それよりも仕事を教えて貰えるのであればみんな喜びます』

院長は笑顔で言うと

『もちろんです。仲良く出来れば良いです』

カセテイも笑顔になる

『どのようなお店でしょうか?』

『鍛冶屋です、夫は鍛冶職人です』

カセテイが答えると

『それは信用出来ますね。すぐに見ていきますか?』

『はい、しかし今日は見るだけになりますが、よろしいですか?』

『もちろんです。普通は何回も会って決めるものです』

院長は言うと

『すいません!常識が無くて』

リリシャが言うとみんなで笑いだす

『そういうものですよね』

カセテイも笑顔で院内の子供たちを見て回る。そして帰ることにする


『礼儀正しくて良い子ばかりですね』

カセテイが言うと

『成人するまでに仕事を探さないといけないですからね。だからみんな礼儀も家事も出来ますよね』

『安心しました。これならば色々任せられそうで良かったです』

カセテイは笑顔で言う。鍛冶屋に着くと

『連れて帰ってこなかったのか?』

ギレリムが言うと

『今日は見学してきました。次は一緒に行って一緒に選びましょうね』

カセテイが言うと

『俺の事、怖がられて行きたくないと言われないか?』

ギレリムの言葉にカセテイは大笑いする

『ギレリム、自覚しているんだね』

マルスが笑顔で言うと

『職人だからな!』

ギレリムは大笑いする

『次、来る時は、娘が店番をしているのかな?』

『え?そうだな、そうなるか』

ギレリムは赤くなってカセテイを見る

『あんたがしっかりしないとダメですよ』

カセテイは笑顔で言う


ギレリムの鍛冶屋を出て帰ることにする

『ただいま』

『お帰りなさい』

キリシアが微笑んで迎えてくれた

『どうだった?』

『作らせるよ。魔法の鍋』

『鍋?』

キリシアは疑問そうに言うと

『火を起こさずに魔力で水を温める鍋だよ!だから安全にスープを煮込んでおけるんだよ』

マルスの説明に

『それって馬車の中でも出来るよね』

キリシアが微笑んで言うと

『そうだよ!それだけじゃなくて、夜中の間ずーとスープを煮込む事も出来ます』

アニーが言う

『難しかった料理ができますね』

リリシャも言うと

『早く作ってってギレリムに言ってくる』

キリシアはそう言って行こうとするが

『今日は辞めておいて、カセテイに子供が出来たから、無理させたくないしね』

リリシャが言うと

『え?懐妊したの?本当に』

キリシアは嬉しそうに言う

『だから無理させないようにギレリムだけ無理させないとね』

マルスが言うとみんな笑いだす



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