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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
3章 北部の危機と付与魔法師
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遺跡探索とゴブリンロード

遺跡に入りルメイルは足跡を見ながら進み、キリシアは周りを見ながら進む

『あそこに横穴?』

キリシアが指差す

『横穴だね。覗いてみる?』

リリシャが言うとキリシアが頷き向かう

『ルメイルは前の警戒ね』

マルスはそう言うとキリシアの後を追う

『足跡もあるから中を見た方が良いね』

『狭いから自分が行ってくるね』

マルスはそう言って剣を抜いて進む。奥に着くと小部屋になっているが、ゴブリンはいなかった。周囲を確認するが、紋様のような壁しか無くて何も無かった

『どうだった?』『何もなかったよ』

マルスが言うと再び進み出す。そして分かれ道に着く

『どっちに行く?』

『足跡が多い方に向かう?』

『探検は後ですれば良いしゴブリン倒すことを優先にする?』

『そうですね』

リリシャは頷きキリシアは皆を見る

『じゃあゴブリン倒して進もう』

ルメイルは足跡の多い方を指差し進む事にする。奥にサーチで気配を感じたマルスが、キリシアに合図を送り、そして輝きの魔石を投げる

『ギァー?』

輝きの魔石に驚きゴブリンは動きを止めてしまうが、キリシアは間合いを詰めて一気に一匹目を両断すると返す槍で2匹目も両断する。ルメイルも後を追ってゴブリンに接近して斬り倒し、周りを確認するが、既にキリシアが次々と倒して全滅していた

『雑魚だけだね』

『どのぐらいいるかは解らないから気を付けてよ』

リリシャは周囲を確認してから先に進み出すが[ドサッ]

『イタ!』

騎士はゴブリンに躓き転んでゴブリンの血だらけになっている

『キャハハなんだその顔!』

『足元気を付けないとこうなるから気を付けてねみんな』

リリシャが微笑みながらそう言って進み出す

『本当に足手まとい』

キリシアがそう言って先に進む

『すいません』

騎士は赤くなりながらそう言うと顔の血を拭い歩く

『気を付けろよ』

仲間の騎士が言うが笑いを堪えている。キリシアが止まり角から中を見ている

『沢山いる』

『数が多いだけだね。リリシャ、焼き払っちゃって』

マルスが言うとリリシャは

『・・・・ファイヤーストーム』

部屋全体を焼き払う。ゴブリンは逃げようとするが奇声をあげながら炎に巻き込まれて倒れていく

『全部倒せた?』

『全部倒したみたいだね』

マルスは確認してから答えると

『次に行こう』

キリシアは歩き出す。それからいくつかの部屋を焼き尽くして進み、大きめの部屋の入り口に到着する

『デカイのいるね』

『ジェネラルよりも大きいね』

『あそこにいるのはジェネラル?』

『目的地かな?』

キリシアは笑顔で言うと

『天井が光っているから薄暗いけど見えるね』

『ん?』

大きなゴブリンは目を開けて、奇声を上げるとゴブリンが次々と起きてくる

『狩るよ!』

キリシアがそう言って槍に闘気を纏わせて突撃してゴブリンジェネラルの頭を貫く。そして向かってくるゴブリンとオーガを倒し始める。ルメイルは入口付近のゴブリンウォーリアの頭を割って倒してから、別のゴブリンウォーリアと一騎討ちを始める。マルスはゴブリンジェネラルを後ろから両断してから、周りにいたゴブリンウォーリア3匹を一撃で両断して倒している

『人間!まさかここまでくるとは、たいしたものだ!お前達も喰らってやる!!旨そうなメスも持ってきてくれるとはありがたいガハハハハ!!』

ゴブリンロードが言うと

『え?ゴブリンがしゃべった!!』

『低能なゴブリンがしゃべった!!!』

ゴブリンロードはキリシア目掛けて近くにいたゴブリンを投げつけてくるが、キリシアはかわすとルメイルと一騎討ちしていたゴブリンに当たり2匹共絶命する

『凄い威力、当たったら痛そう』

キリシアは苦笑いしながら回り込み、近くのゴブリンを倒していく。マルスはキリシアに気をとられたゴブリンジェネラルを次々と倒して、ルメイルは危なくなるとリリシャとミリアの援護射撃で何とかしのいでいる

『我が尖兵をここまで簡単に倒すとは!!』

ゴブリンロードはキリシア目掛けて大きな棍棒を振るい床を叩き割る

『え!何てパワー!』

キリシアは呟きながら突きを放つが腕に刺さった槍は中々抜けず、ゴブリンロードは片腕で殴りにくるがキリシアは槍を放して避ける。ゴブリンロードは槍を抜き、キリシア目掛けて投げつけようとするが、

『ファイヤーボール!』

リリシャの魔法がゴブリンロードの顔面に直撃すると投げた槍はキリシアから逸れて壁に突き刺さる

『愉快愉快!我に傷を負わすとは!それも2人も!!ワハハハ』

ゴブリンロードは近くにあったジェネラルの死体をキリシアに投げつける。一瞬の隙にマルスは接近して渾身の一撃をゴブリンロードの腕目掛けて斬りつけて、ゴブリンロードの片腕を両断する

『ギャァーーーーー!おのれ!小さいやつ!』

ゴブリンロードはマルスを睨みつけて言うと、マルス目掛けて棍棒を振り下ろすが、マルスは避けて顔を切り裂きにいく

『グギャーーーー!!』

片目を潰されゴブリンロードは後ろに下がる。その時、赤い目をした男が現れてマルス目掛けて魔法を放つが、マルスはかわして距離をとる

『ヴァンパイア!!』

ヴァンパイアは

『よくも私の計画を邪魔してくれたな!許さん!お前達の血は一滴残らず飲みほしてくれる』

ヴァンパイアは次々とマルスに魔法を放つが、マルスは全てかわす。ゴブリンロードは棍棒を振りマルスに攻撃を仕掛けるが、かわして距離をとる

『はぁ!!』

キリシアは闘気を槍に伝わらせて気合いをいれて槍を引き抜くと、ゴブリンロードに接近しながら闘気を纏った渾身の一撃をゴブリンロードに放つ。ゴブリンロードの頭を貫き、ゴブリンロードは絶命する

『我が駒を!!おのれ人間ごときが!』

ヴァンパイアは魔力を高めて目から怪しい光を放ち

『ウハハハ愚か者ども、わが魔力の前では無力と知れ!!』

ヴァンパイアは魔力を高めて大きな火の玉を作り

『ファイヤーキャ・・・・・』

魔法を放とうとするが、その前にマルスの一撃で片腕を切り落とされる

『グギャーーーー!!』

『何故だ何故動ける!!我に傷を負わせるとは!』

ヴァンパイアはマルスの剣を見て

『まさか光属性だと!!!』

『・・・・・シャイニングアロー!』

リリシャの魔法がヴァンパイアに命中する

『おのれ!!!グフ!!』

キリシアの槍がヴァンパイアの胸を貫通する

ヴァンパイアは槍を握り、槍の魔力を吸収して槍を砕く

『え?私の槍が・・・・・・ヴァンパイア!!』

キリシアは槍を壊されて怒りをヴァンパイアに向ける

『人間ごときが高貴な我を傷つけるなど許さん!!滅びろ!』

怪しい光を出して

『消滅しろ!!』

ヴァンパイアの頭上に黒い球が浮かび上がるが、マルスは魔力を片手に集めて高密度の光の玉を作り始めている。マルスの手に集まっている光を見たヴァンパイアは

『あ!まさか!!!』

言葉を発するが、マルスの魔法は完成して

『シャイニングバースト!!!』

至近距離からマルスは魔法を放ち、ヴァンパイアは光の中に消えていく。そしてヴァンパイアは四肢を失いながら浮いている

『お・の・れ・・・』

ヴァンパイアは体が灰になりながら消えていく

『終わったかな?』

マルスが言うと

『槍が・・・・』

キリシアは砕けた槍を見ている。マルスは周囲を確認してから

『この血珠どうするの?』

『持ち帰る?それとも騎士に預けて持ち帰って貰う?』

リリシャが言うと

『・・・・・・え?』

騎士はまだぼーとしている

『何をしている!お前達の仕事はなんだ!!』

ガシリオが怒鳴ると

『あ!すいません!』

騎士は我を取り戻してマルスの方に歩いてくる

『血珠はどうするの?』

『出来れば一度王都に持ち帰って保管します。魔道具の材料になりますので・・・・』

『じゃあよろしく』

キリシアが言うと他に戦利品が無いか確認する。騎士達は倒した数を数えていく


そして遺跡を出て帰ることにする


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