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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
第21章 魔法結社ダークブラドーゼン
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魔境の決戦 2

黒い鎧がキリシア目掛けて突進してくる

『ルメイル、全部あげる』

キリシアが笑顔で言う

『この数は無理です!』

ルメイルが慌てた様に言うと、リリシャを見ている

『もう! リリシャ、雑魚消し飛ばして』

キリシアが振り返り言う

『セイントファイヤーテンペスト』

リリシャが魔法を放つと、白い炎の玉が次々と現れて、黒い鎧に当たり爆発して、黒い鎧がくだけ散っている


白い炎の中を大きなデュラハンが突進してくると、白い炎の玉が次々と当たりながら、キリシアの前までやってくる

『え? 何で・・・』

キリシアが呆然と見ている。大きなデュラハンがキリシアの前で音も無く崩れ落ちていく

『リリシャーーーーーー! 私の獲物取るなーーー』

キリシアが振り返り大声で怒鳴る

『え? ワザワザ魔法に特攻するなんて、自爆するつもりだったのですね』

リリシャが苦笑いしながら言うと、エミール達が笑っている

『もう! リリシャ、手加減覚えてよ』

『早く次が出てきて欲しいですね』

『このーーーー! 魔族早く出てこい』

キリシアが大声で怒鳴り、城を睨んでいる

『弱虫魔族ですから、仕方無いですよ』

リリシャが微笑みながら言う

『ムカついた!! 城を崩してやる』

『面白そうな書物が欲しいですから、止めてくださいね』

リリシャが微笑みながらキリシアを見ている

『人間ごときがーーーーー!』

城から赤い皮膚に白い髪に2本の角が生えている魔族が現れてキリシア達を睨んでいる。その後ろに4人魔族が現れる

『やっと出てきたーーー!』

キリシアが嬉しそうに槍を構えている

『我を目に出来た事を光栄に思うが良い!! 我が名ヴァルザルの名の元に眷属共、あの女から八つ裂きにせよ』

ヴァルザルが怒鳴り、周囲にレッサーデーモンやヴァンパイアが現れてくる

『久々に小娘をなぶり殺してやろう』

青い皮膚の魔族が笑みを浮かべながら降りてくると、剣を抜いてキリシアの前に歩いてくる

『かかってこい』

キリシアが笑顔で魔族を見ている

『受け止められるか? デュラハンごときと互角で』

青い魔族が笑みを浮かべて、キリシア目掛けて突進して剣を振り、キリシアが軽く受け流しながら、突きを放ち、青い魔族は、驚きながら飛び退いている

『中々鋭い・・・血が滾るぞ!! 簡単に終るなよ』

青い魔族がキリシア目掛けて剣を振っている


マルスは黒いドラゴンを回復させる

『ヒェーーーーーー! 人間様、どうかもう許してください』

黒いドラゴンが震えながら叫ぶ

『ん? やっと6回だから、最初のブレスでキリシア達の恨みは晴らしたから、ここから本当のお仕置きだよ』

マルスが笑顔で言う

『魔族以上に残忍な人間めーーーー 残虐の言葉こそ貴様の存在だーーー!! 魔族の残忍さを越える残忍な人間めーーーー』

『あれ? 魔族現れたか・・・後にするかな? 』

マルスが振り返り、魔族達を見て呟く

『ハイパンシー』

『アースコントロール』

マルスが魔法を使い、大きな黒いドラゴンが倒れるとアースコントロールで円筒状の岩に閉じ込めて、頭だけ出している。マルスはすぐに紋様魔法と紋章魔法を書き込み終わる


『リュース、龍装魔導兵に転がして、遊ばせてね』

マルスが念じるように言う

『我が主様、畏まりました』

リュースの声が聞こえる

『ウインドボール』

マルスが魔法を放つと、龍装魔導兵の方に転がり、龍装魔導兵が転がしている

(ギャーーーーーーー人間めーーー最弱の人間ごときにーーーーーー絶対に許さない!! 残虐の人間めーーー)


リリシャ達に向かって、レッサーデーモンとヴァンパイア達が一斉に向かってくる

『沢山・・・並んで来て欲しい』

ミリアが呟く

『リリシャ師匠どうしますか? 1匹ずつ落としますか?』

エミールがリリシャを見ている

『ふふふ、的が多すぎますね。減らしてから強い者だけを的にしますよ。良いですね』

リリシャが微笑みながら魔力を溜めている

『シャイニングバースト!!!!!』

リリシャとエミールとエビリアとクレスタとリシリアが魔法を放ち、凪払う様に閃光を動かしている。レッサーデーモンとヴァンパイア達は、閃光に当たり、次々と地面に落ちていっている


『あれ? リリシャ師匠、やりすぎです! 全部消し飛びました』

エミールが魔力を溜めながら叫ぶ

『雑魚過ぎましたね。迷宮20層位の実力でしょうか?』

リリシャが微笑みながら言う

『30層ぐらいだと思いますけど・・・早く次を出して欲しいです』

ミリアが残念そうに言う

『リリシャ師匠、さっきの本気で放ってましたよね?』

『手加減はしたつもりですよ』

『リリシャ師匠、手加減になってません! 魔族が近付いてくれません』

エミールが少し剥れると、みんな笑っている


緑色の肌の魔族と白い肌の魔族が降りてくる

『人間、中々の魔力だな・・・絶望を味合わせてやろう』

緑色の肌の魔族が笑みを浮かべて言う

『久々の鮮血の雨を降らせてあげましょうヒャヒャヒャヒャ』

白い肌の魔族が笑いながら言う

『2匹だけ? 雑魚で良いので、人数分用意してくださいね』

リリシャが微笑みながら言う

『すぐに終わる・・・デスファイヤー』

緑色の魔族がリリシャ目掛けて魔法を放ち、黒い炎がリリシャに迫る

『セイントファイヤー』

エミールが魔法を放ち、白い炎が黒い炎とぶつかり合い、熱気が辺りに漂い始め、白い魔族が接近して、爪を伸ばし、リリシャ目掛けて振って、ケニスが剣で受け止めている

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