魔境の決戦
マルスは、上空に現れた大きな黒いドラゴンを見上げ、大きな黒いドラゴンの口に炎が集まって、マルス達目掛けて放たれる
『ファイヤーバースト』
マルスが魔法を放ち、ドラゴンのブレスと衝突して、大爆発する
『バリアフィールド!!!』
リリシャとエビリアとクレスタがバリアを張り、爆風を防いでいる
土煙の中から黒いドラゴンがマルス達目掛けて突撃してバリアに当たり、バリアが衝撃に変形する
『バリアフィールド!!』
ミリアとメトリシアが慌ててバリアを張り、黒いドラゴンは、上空に飛び上がる
マルスは土煙の中を見て探している
『キリシア、ルメイル、ケニス、オルガー、イース、オリス』
マルスが叫ぶ
『このーーーードラゴン!! 許さん』
キリシアが怒鳴る声がする
『メトリシア様、大丈夫ですか?』
ケニスが慌てて土煙の中から走ってくると、オルガーとイースとオリスが後を追うように走ってくる
『エミール、エレーヌは回復魔法を』
マルスが周囲を見てから言うと、上空のドラゴンを見ている
土煙が晴れると、キリシアが立ち上がろうとしている、デュラハンに接近して槍を振り下ろして、デュラハンを両断すると、デュラハンが粉々になりながら消えていく
『ドラゴン!! お前の所為で倒しただろーーーー 一騎討ちの邪魔するな』
キリシアが大声で怒鳴ると、ルメイルが苦笑いしている
『キリシア師匠、デュラハンと遊んでいたのですね』
エミールが呟くと、みんな笑っている
『折角楽しんでいたのに』
キリシアが大声で言うと、ドラゴンが降下しながら、口に炎を集めている。マルスはフライで飛び上がり、黒いドラゴンに近付く
黒いドラゴンは、マルス目掛けて口に溜めた炎を放ち、マルスはかわしながら、ドラゴンに近付く
『ハイウエイト』
マルスが接近した、大きな黒いドラゴンに魔法を使う
『グギャーーーーーーーー!!』
大きな黒いドラゴンが痛みに落下していくと、マルスは大きな黒いドラゴンの背中を掴み、地面に墜落する前にフライで飛び着地する
『人間ごときが・・・』
大きな黒いドラゴンがマルスを睨んでいる
『知能が有るんだ。じゃあ殺すより、お仕置きかな?』
マルスが笑顔で言う
『人間食い千切ってやる』
大きな黒いドラゴンがマルス目掛けて飛び付こうとする
『ハイウエイト』
『ハイパンシー』
『ポイズンフィールド』
マルスが次々と魔法を放ち、大きな黒いドラゴンの骨の折れる音と共に、黒いドラゴンが地面に倒れ、苦しみに耐えている
『イリュージョン』
マルスは虫が黒いドラゴンに群がるイメージをしながら魔法を放つと、黒いドラゴンが目を見開いて尻尾を地面に叩きつけている
大きな黒いドラゴンが力無く動かなくなると、城からデュラハンが出てきて、キリシアに突進していている
『スウォーンリカバー』
『ポイズンリカバー』
マルスが魔法を使うと、ドラゴンが目を開く
『ハイヒールフィールド』
マルスが魔法を使うと、黒いドラゴンがマルスを睨んでいる
『ポイズンフィールド』
『スリープフィールド』
『ナイトメア』
マルスが魔法を使い、ドラゴンが目を閉じてから、目を見開き涙を浮かべている
『悲鳴一つしないか・・・流石ドラゴン』
マルスが黒いドラゴンを見ている
『我が主、麻痺させて悲鳴も無いだろう・・・動けないのだから・・・毎回忘れ過ぎだ』
シリウスが呆れた口調で言う
『パンシーリカバー』
『人間ごときが・・・』
黒いドラゴンが苦しそうに起き上がりマルスを睨んでいる
『ハイウエイト』
『ギャーーーーーーーーーーーー』
大きな黒いドラゴンが骨が折れる音と共に倒れて苦しんでいる
『素材貰おうかな?』
マルスが笑みを浮かべると、剣を抜いて大きな黒いドラゴンの爪と角を切り落としている
『ギャァァァァァーーーーー』
黒いドラゴンが悲鳴をあげて涙目になっている
『牙も貰い』
マルスが剣を振り、ドラゴンの大きな牙を斬り、牙が地面に突き刺さっている
『パンシー』
『動かないでね』
マルスが笑みを浮かべながら剣を鱗の隙間に入れて、鱗を剥がしていく
『ポイズンリカバー』
『パンシーリカバー』
背中の鱗を全て剥がし終わると、ドラゴンを回復させる
『人間・・・貴様こそ残虐の王!! 極悪非道な残虐の王!!』
大きな黒いドラゴンが叫び震えている
『もう一回最初からね』
『パーフェクトヒール』
マルスが笑顔で言うと、回復魔法を使い、黒いドラゴンの傷を癒し始める
『何故? 何の為に?』
黒いドラゴンが元通りになった体を見ている
『ポイズンフィールド』
『パンシーフィールド』
『イリュージョン』
マルスが魔法をつかうと、黒いドラゴンが尻尾を地面に叩きつけながら、苦しんでいる。力無く横たわると、鱗を剥がし始めている
キリシアは、迫ってきたデュラハン見ると笑顔になり、デュラハンが剣を振るとキリシアはかわしながら、槍に闘気を纏わせて闘気の刃を作り、振り抜き、デュラハンの馬を両断して、馬が消滅していく
『さっきの続きだ』
キリシアが笑顔で言う叫び、デュラハンがキリシア目掛けて、剣を振り、キリシアが応戦している
城から次々と黒い鎧が出てくると、最後尾に大きなデュラハンが現れる
『デカイ!! もういいよ』
キリシアが笑顔で言うと、デュラハンに向けて、槍を振り下ろし、デュラハンは剣で受け止めようとするが、槍の勢いを止めきれず、剣ごと両断されると、粉々になりながら消えていく




