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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
第21章 魔法結社ダークブラドーゼン
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魔境へ

マルス達は、魔法結社ダークブラドーゼンの情報を聞いてから、キャス号に乗り込み、北西に向けて飛んでいく

『マルス師匠、魔境と呼ばれる地域は、大陸の北西部の山岳地帯です。 資料によれば、魔族の城がこの辺りに有ります』

エミールが地図を見ながら言う

『魔族覚悟しろ』

キリシアが嬉しそうに言う

『終わったら、全部消し飛ばしますね』

リリシャが微笑みながら言う

『一騎討ちの邪魔はしないでよ』

キリシアが抗議するように言う

『古代魔導書見付けられるかな?』

マルスが笑顔で呟く

『マルス、探しますよ! キリシア魔族任せます』

リリシャが満面の笑顔で言う

『リリシャ、魔族より魔導書が優先なの?』

キリシアが驚いている

『魔導書回収したら、消し飛ばしますね』

リリシャが微笑みながら言うと、みんな笑っている

『この子達は・・・魔族を雑魚扱いするなんて・・・常識外過ぎますね』

フローネが頭を押さえながら言う

『フローネ先生、歴史書探しますか?』

マルスが笑顔で言う

『勿論ですね。見付けたら持って帰ってくださいね』

フローネが嬉しそうに言う

『師匠も歴史書欲しいのですね』

『リシリア、正確な歴史書を作りますよ』

フローネが微笑みながら言うとみんな笑っている


山岳地帯を進み、山肌に建物が見えてくる

『マルス師匠、有りました』

エビリアが双眼鏡を覗きながら言う

『古代遺跡かな? それにあれは』

マルスが双眼鏡を覗きながら言うと、黒い鎧を纏った者達が城の前に並んでいる。森の中にも魔獣が見えている

『雑魚が多い!!』

キリシアが笑顔で言う

『吹き飛ばしますね』

リリシャが微笑みながら言う

『逃がしたくないから、リュース達の汚名挽回の機会にするよ』

マルスが笑顔で言う

『マルス、獲物全部狩らせないでよ』

キリシアが抗議するように言うと、みんな笑っている

『龍装魔導兵を倒せる実力が有ったら、キリシア嬉しいでしょ』

『見付けたら、倒す!!』

キリシアが嬉しそうに笑い始める


龍装魔導兵が飛び降りて、周囲の木ごと魔獣やゴブリン達を次々と倒し始めると、シルフィード号にマルス達が乗り込み、城に向かって飛んでいく


キリシアがマルスに抱き付いて、飛び降りようとする

『キリシア師匠、何でいつもマルス師匠に抱き付くのですか』

メトリシアが大声で言う

『マルスだから』

キリシアが笑顔で言う

『もう! キリシア師匠ズルいです』

『マルスは弟だから、良いの! マルス行くよ』

キリシアが笑顔で言うと、みんな羨ましそうに見てから、マルスが飛び降りて、みんなもそれぞれ飛んで降りていく


黒い鎧達がマルス達に向けて歩いてくる。キリシアが闘気をまとい、突進して槍を振り、両断すると、黒い鎧が両断されて中が見える

『え! 中身が無い!! あれって』

エミールが驚いている

『デスアーマですか? あの後ろのは・・・デュラハン・・・』

リリシャが興味津々に見ている

『魔族らしいかな? キリシアの獲物にしてあげよう』

マルスが笑顔で言う

『近付いたら、浄化しますね』

リリシャが微笑みながら言うと、ゆっくり歩いていく


両断された黒い鎧が、ガクガク動きながらくっつき始める

『ホーリー』

リリシャが魔法を放つと、黒い靄が現れて、光に消し飛ばされていき、黒い鎧が砕けて消えていく

『キリシアは楽しそうだな』

マルスがキリシアを見ていると、次々と黒い鎧を両断して進んでいる

『返り血が無いから、楽しそうですね』

リリシャが微笑みながら言う

『面倒になってきたかな? 刃を伸ばして、一気に凪払い始めたから』

マルスがキリシアの槍を見て言う

『その内言いますね・・・手伝えと』

エミールが微笑みながら言うとみんな笑っている


『マルス!! 面倒! 何とかしろ』

キリシアが大声で怒鳴る

『キリシア、一人で突進したからだよ! ルメイルとケニスとオルガー達にも別けてよ』

『わかった! ルメイル、早く殲滅しろーーー』

キリシアが大声で言う

『仕方無いですね。準備運動してきます』

ケニスが微笑みながら言うと、闘気をまとい黒い鎧に向かって歩いていく

『マルス師匠、頑張ってきます』

オルガーが笑顔で言うと、オリスとイースが微笑みながら見ている

『連携して、油断はしないように』

『はい! マルス師匠』

オルガーが笑顔で言うと、黒い鎧に向かって突進していく


ルメイルはキリシアの方に走っていくと、近くの黒い鎧を両断している

『ルメイル任せた! 全部倒せ! あの大物は貰うからね』

キリシアが笑顔で言う

『キリシア師匠、少しは手伝ってください』

『仕方無いなー 討ち漏らしたら倒してあげる』

キリシアが笑顔で言うと、近くの黒い鎧を凪払っている


黒い鎧が次々と地面に転がると、リリシャ達が次々と浄化している。大きな馬に乗った鎧がキリシア目掛けて突進してくる。キリシアは嬉しそうに槍を構えている


デュラハンがキリシア目掛けて剣を振ると、キリシアはかわしながら槍を振り、デュラハンは盾で防いでいる。ルメイルが近付き、デュラハンの馬目掛けて剣を振り、馬を両断すると、黒い霧になって消えていく

『グワーーーーーー!』

デュラハンが奇声をあげて周囲に黒いオーラのようなものが出ている。ルメイルに目掛けて剣を振り、ルメイルが飛び退く

『相手はこっちだ!!』

キリシアが怒鳴り、槍を振り、デュラハンが盾でキリシアの槍を受け止め、デュラハンが剣をキリシア目掛けて振り抜き、キリシアは避けながら槍で突きを放ち、デュラハンの肩の辺りを貫く


デュラハンは怒ったように剣を次々と、キリシアに向けて振っているが、キリシアは避けながら槍で応戦している

『グォーーーーーーーーーーーーー!』

上空に大きな黒いドラゴンが現れ、マルス達の方に飛んでくる

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