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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
第21章 魔法結社ダークブラドーゼン
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リュースの捜索 後編

マルスが龍装魔導兵を調べている

『マルス、どうですか?』

リリシャがマルスを見上げながら聞く

『完全に眠っているけど、魔力が無いから動けなくなったみたい』

マルスが龍装魔導兵の外装を調べながら言う

『動きそうですか?』

『叩き起こしたら、暴走するかな? 離れた方が良いかも』

マルスが考えながら言う

『暴走するなら、ぶった斬る』

キリシアが嬉しそうに言う

『壊したくないな・・・直すのに数年掛かりそうだから』

マルスが苦笑いして言う

『マルス、直すのに数年で済むのですか? ホルギリス王国が2000年掛けて全く直せないのに?』

リリシャが微笑みながら聞く

『ドリーが何とかするよ』

マルスが笑顔で言う

『やっぱりマルス師匠の押し付けです』

エミールが笑いながら言うと、みんな笑っている


リリシャ達が離れて、マルスが袋から緑色の珠を出して、龍装魔導兵の外装を外した所の結晶に当てている

『古の契約と偉大なる妖精の王の契約により我が名マルスの名の元に、今ここに目覚めよ、リュース』

マルスが唱えながら緑の珠を付けていると、光輝き、龍装魔導兵に光が満ちていく

『これは・・・人間の死体確認・・・人間の脅威、選定・・・排除行動に・・・』

龍装魔導兵が動き始めて、マルスを見る

『脅威確定・・・』

龍装魔導兵がマルス目掛けて腕を振り、マルスが飛び退いている

『マルス!!』

キリシアが飛び出そうとする

『リュース!! 何している!! いつまで寝ぼけている!! 自我を取り戻せ!』

マルスが大声で怒鳴り、龍装魔導兵がマルスを見ている

『・・・脅威排除・・・欠損を確認・・・』

龍装魔導兵が、立ち上がろうとして倒れ込む

『お前が寝ぼけているから・・・龍装魔導兵達がどうなったか、確認しろ!』

『全龍装魔導兵、脅威殲滅・・・反応無し? 広範囲・・・四騎全部戦闘不能? リンク・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』

『理解したか!! この寝惚け』

『うぁーーーーーー 何故何故何故? 魔族に操られた? これは許されない』

龍装魔導兵から別の声がすると、頭を抱えている

『この寝坊リュース』

『あなたは誰? 何故名前を・・・マルス様!!』

リュースがマルスを見て叫ぶ

『ドリーが寂しがっているぞ!! 何でここにいる! それも乗っ取られなんて』

『ドリーーーーーー! どこ? 帰れなくなった! 反応を便りに帰れない! うぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーー』

リュースが大声で叫んでいる

『リュース、四騎の初期化と回収したら、ドリーの元に帰るように』

『帰り方を教えてください!! ドリーーーー』

リュースが大声で叫ぶ

『情けない・・・強いのに、絶対に言うことを聞け』

『ドリーーーーーー 早く帰りたいよ! 帰り方教えてくださいーー! 帰れるなら何でもしますーーーーー』

リュースが大声で叫んでいる


『マルス、終わったの?』

リリシャが微笑みながら聞く

『終わったね。最上級龍装魔導兵リュースの命令が最優先だから、全部回収してから、ドリーの所に帰そう』

マルスが笑顔で言う

『私の訓練相手は?』

キリシアが笑顔で聞く

『キリシア、壊さないでよ』

マルスが笑顔で言うと、エミール達がキリシアを見て笑っている

『思いっきりやり合う』

キリシアが笑顔で言う


エミールとエレーヌとルメイルがフローネ達を迎えに向かい、フローネ達がやって来る

『龍装魔導兵ですか? 大丈夫ですか?』

フローネがリュースを見ながら聞く

『約束しましたから、ドリーの所に帰す約束もしました』

マルスが笑顔で言う

『マルス様の言うことに従います』

リュースから声がする

『えーーーーーーー! ゴゴゴゴゴーレムが喋った』

レオレトレスとシスティーナが叫び、目を見開いている

『何から始めますか?』

アーセルがリュースを気にしながらマルスを見ている

『取り敢えず、死体の処理から始めるから、英雄騎士隊は、頑張ってね』

マルスが笑顔で言う

『マルス様・・・この数ですか?』

英雄騎士隊隊員が苦笑いしている

『エビリアとクレスタが穴を掘るから、片っ端から穴に入れて、埋めるよ』

『え! 了解しました』

英雄騎士隊隊員達が慌ててエビリアとクレスタの元に集まり、作業を始める。システィーナとレオレトレスは、死体の確認を始めている


マルス達は、部屋を見付けて、書物や宝物庫から荷物を運び出している

『マルス、有りました! ここに魔族の本拠地が書いてあります! 書き残すなんて、愚かですね』

リリシャが微笑みながら言う

『これだけの書物全部確認するには、人手が必要ですね』

フローネが微笑みながら本を読んでいる

『喧嘩売りに行くよ』

キリシアが満面の笑顔で言うと、みんなキリシアを見て笑っている

『売りませんよ、買ったのですから』

リリシャが微笑みながら言う

『いつ買った?』

キリシアが考えている

『ホルギリス王国の黒幕ですよ・・・マルスが1人で倒した奴』

リリシャが微笑みながらマルスを睨んでいる

『あーーーーー! マルス喧嘩買ったな』

キリシアが叫んでいる

『買ってないよ。買う前に倒したから』

マルスが笑顔で言う

『買いましたよね?』

リリシャが微笑みながら睨んでいる

『買ったのは、カミラとしておこう』

マルスが笑顔で言う

『魔法結社ダークブラドーゼンですね。カミラの買った喧嘩の後始末は、師匠の役目ですね』

リリシャが微笑みながら言う

『潰しに行くよ』

キリシアが満面の笑顔で言う

『その前に魔空石欲しいな・・・リュースの本当の力使いたいから』

マルスが笑顔で言う

『迷宮に行くよ!! 魔族共覚悟してろ』

キリシアが嬉しそうに叫んでいる

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