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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
第21章 魔法結社ダークブラドーゼン
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ホルギリス王国の王都へ

町の方に歩いていくと、キャス号が着陸する

『マルス、どうしますか?』

リリシャが微笑みながら降りてくる

『システィーナ様に任せます』

マルスが笑顔で言う

『良いですね。エミール、気持ち良さそうだったけど、次はみんなでやりましょう』

リリシャが笑顔で言う

『はい、リリシャ師匠、スッキリしました』

エミールが笑いながら言うと、システィーナとレオレトリスが降りてくると、メトリシア達も降りてくる


『レオレトリス様、システィーナ様、説明を御願いします』

マルスが笑顔で言うと、城門から走ってくる騎士達を見ている

『やっぱり・・・押し付けられるのか』

レオレトリスが苦笑いしていると、システィーナがキョロキョロしている


騎士達が警戒しながら近付き、団長が前に出てくる

『何者か知りませんが・・・国を救って貰った事だけは、感謝する』

団長が警戒しながら言う

『レオレトリス・オテリオスと申します。こちらのシスティーナ様から、この事態の原因に対して、説明が有ります』

レオレトリスが笑顔で言うと、システィーナが驚いている

『え! 私が説明を!!』

システィーナが思わず声を上げる

『オテリオス・・・オテリオス王国の方なのですか? あの空飛ぶ船は・・・』

『全て秘密にしてください。そうしないと国が滅ぼされます。 適当な女神が降臨したと、言い伝えて下さい。それに、今回の件は全て魔法結社ダーグブラドーゼンの所為です。 私達の訪問も国境を跨いでいるので、内密にしてください』

レオレトリスが考えながら説明をしている。システィーナが知っている事を説明している


『システィーナ王女様、本当ですか? あの魔法結社の所為であの巨大なゴーレムが暴走したのは・・・本当なら』

騎士団長が青ざめている

『本当です。この国にも魔法結社の拠点が有ったと思います』

システィーナが考えてから聞く

『国王陛下に伝えますが、魔法結社の拠点は、避難先の町に有りますが王都の拠点は既に潰しました・・・それで王都に向けて、あのゴーレムを誘導されていたのか・・・』

騎士団長が考え込んでいる

(本当なら全部納得が・・・魔法結社を取り調べなくては・・・証拠を何としても集める必要が有る)


『理解してくれたかな? じゃあ行くよ』

キリシアが笑顔で言うと、キャス号に乗っていく

『後始末よろしく』

マルスが笑顔で言うと、みんなキャス号に乗っていく

『え? 後始末・・・』

騎士団長が呟くと、みんなキャス号に乗り込み、上昇を始めている

『団長どうすれば・・・』

騎士達が唖然としている

『何を・・・これを何て説明を・・・女神が降臨したで納得してくれるのか?・・・はーーーー!どうしたら!』

騎士団長が叫びキョロキョロしている

『報告するにも・・・名前を聞いたのは、システィーナ王女様とレオレトリス様だけですが・・・王族の訪問を帰して良かったのですか?』

騎士が苦笑いしている

『町が救われても・・・救われてお礼もしてない! 国王陛下に何て言えば良いだーーーーー!』

騎士団長が叫んでいると、騎士達が諦めたように失笑している


キャス号がホルギリス王国王都に向けてゆっくり飛んでいる。王都が見えてくると、王都は軍勢に完全に囲まれている

『マルス師匠、どうしますか? 乗り込みますか?』

エビリアが微笑みながら聞く

『どうしようかな? 城壁に兵士も少しいるけど、王城にもかなり残っている?』

マルスが考え込んでいる

『全て氷漬けにしますか?』

リリシャが微笑みながら聞く

『城壁で守れないと、理解して貰おう・・・アーセルに押し付けよう』

マルスが笑顔で言うと、みんな顔を見合わせている


キャス号が着陸すると、マルスとアーセルが降りていく

『英雄様、もう1体封印出来ましたか?』

ウォーゼンが笑顔で出迎えてくれる

『後始末よろしく』

マルスが笑みを浮かべて言う

『え! もう1体は、国内ですか?』

『テランフルセリカ王国の王都付近だよ、システィーナさんに任せたから、後で追加で説明をよろしく』

マルスが興味無さそうに言うと、アーセルが説明をしている


『諸悪の根源として、国王を捕らえないと大問題になります・・・被害が出てもすぐに落とします』

ウォーゼンが考えてから言う

『軍勢が大きくなった?』

『降伏した軍勢に魔法結社の事を説明したら、全軍指揮下に入りました』

ウォーゼンが笑顔で説明をしている

『頑張ったね。住民に手を出さないようにね。手を出したら、全員お仕置きだからね』

マルスが笑顔で言うと、アーセルと門の方に歩いていく


軍勢の前まで出て歩いていく

『アーセル、魔法練習しようか? あの壁に穴を空けて遊ぼう』

マルスが笑顔で言うと、アーセルが苦笑いしている

『遊びですか? 城壁が役にたたないと教えるなら、穴だけで良いのですか? 全部崩しますか?』

アーセルが呆れ気味に言う

『アーセル任せた』

マルスが笑顔で言うと、アーセルが杖を構えて、魔力を溜めている

『・・・・ファイヤーキャノン』

アーセルが魔法を放つと、炎の玉が飛んでいき、城壁に当たり、大爆発して城壁に大きな穴が空き、城壁の上の兵士達が慌てて逃げている

『その調子で穴を沢山空けてね』

マルスが笑顔で言うと、アーセルが歩きながら、魔法を放っている


城門の両脇の城壁が崩れ去ると、兵士達は逃げ出して無人になっている

『アーセル、楽しかったかな?』

マルスが笑顔で聞く

『はい! スッキリしました』

アーセルが微笑みながら言うと、ウォーゼンの方に歩いていく

『ウォーゼンさん、アーセルの魔法練習終わりましたので、住民に迷惑をかけないように、王城の包囲よろしく』

マルスが笑顔で言うと、周囲の騎士達が青ざめて震えながら聞いている

『籠城が無駄だと解りました・・・国王が降伏を受け入れたら?』

ウォーゼンが苦笑いしている

『降伏はウォーゼンさんに対してだから、関係無いけどね。後は、魔法結社ダークブラドーゼンの拠点に案内をよろしくね』

マルスが笑顔で言うと、アーセルと英雄騎士隊4人とオルガーとイースを連れて門へ歩いていく

『全軍に伝えろ!! すぐに王城と魔法結社の拠点を包囲しろと!! 急げ! 不幸な人が増えないようにせよ・・・住民の保護は最優先だ! それを忘れるな!!』

ウォーゼンがマルス達の背中を見て言うと、騎士達が顔を見合わせてから、隊列を作り、進み始める


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