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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
第21章 魔法結社ダークブラドーゼン
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テランフルセリカ王国の龍装魔導兵 後編

マルスがキャス号に飛んで戻る

『マルス師匠、怪我大丈夫ですか?』

メトリシアがマルスの前に来て聞くと、みんな見ている

『エレーヌ、アイアンゴーレム2体であいつを封印するよ』

マルスが笑顔で言う

『え? アイアンゴーレムで? どうするのですか?』

エレーヌが笑顔で聞く

『あいつに抱き付いたら、モデリングで両腕を動けなくして、地面に埋めるよ、手伝えるかな?』

マルスが笑顔で説明する

『アイアンゴーレムちゃん・・・あいつが強いから仕方ないです・・・ゴーレムの結晶は回収するのですよね?』

『帰ったら新しい体を作り直す』

『アイアンゴーレムちゃんの実力を見せ付けます』

エレーヌが笑顔で言う

『マルス師匠ーーー! 私がやります』

メトリシアが大声で呼ぶ

『え? あのゴーレムは、エレーヌが一番扱えるよ』

『準備しますね』

エミールが微笑みながら、エレーヌを抱き抱えて飛んでいく

『あーーーーー! エミール御姉様!! ズルい』

メトリシアが大声で叫び、マルスも飛んでいく


ベアーズ号に乗り込むとアイアンゴーレムを起動する

『ベアーズ、着陸してゴーレムを降ろすよ』

マルスが言うと、ベアーズが現れる

『我が主様、体当たりして、吹き飛ばしますぞーーーー』

『体当たり? もし失敗したら頼むかも・・・龍装魔導兵破壊できるのかな?』

マルスが考えている

『何でも弾き飛ばしますぞーーー』

『この特攻馬鹿熊ーーー! 体当たりしか考えられないのか!』

シリウスがベアーズに怒鳴り、ベアーズがそっぽ向いて無視している

『この熊がーーーー!』

シリウスが文句を言い続けている


ベアーズ号が着陸すると、アイアンゴーレム2体を降ろして、龍装魔導兵に向けて歩かせていく

『エミール、エレーヌ、両腕を押さえたら、モデリングで固定するよ』

マルスが笑顔で言う

『その前に一撃与えますね、マルス師匠が殴られましたから・・・』

エミールが微笑みながら言うと、ベアーズ号が上昇していく

(マルス師匠に一撃与えたのですから、報いは受けて貰います)


キリシアが龍装魔導兵の拳を避け続けている

『キリシアお待たせ』

マルスが笑顔で言うと、アイアンゴーレムが歩いていく

『何? ゴーレムで勝てる訳無い』

キリシアがゴーレムを見て叫ぶ

『離れて下さいね』

エミールが微笑みながら言うと、魔力を集めている

『エミール!! 何するつもり!』

キリシアが慌てて闘気をまとった槍を龍装魔導兵の脚に叩き付けて、龍装魔導兵の体勢を崩して倒すが、龍装魔導兵は立ち上がろうとする

『ファイヤーバースト』

エミールが炎を収束して放ち、龍装魔導兵に当てる。龍装魔導兵は青白い炎の閃光の中で外装が赤くなって形を変え始めている


龍装魔導兵が輝きながら、ガクガクしている

『はーーーー! エミールやり過ぎ』

キリシアが大声で叫ぶ

『マルス師匠に一撃を与えた罰です!!』

エミールが大声で言う

『あのぐらいなら、自動修復されるけど、ギリギリになったね。エレーヌ任せた』

マルスが笑顔で言うと、龍装魔導兵の外装が元に戻っていく


アイアンゴーレム達が龍装魔導兵に近付いていくと、龍装魔導兵が腕を振る。アイアンゴーレムは、避けながら腕を掴まえて、もう1体が龍装魔導兵の顔面を殴り始めている

『ボコボコにしろーーーーーー!』

エレーヌが叫び、龍装魔導兵が殴りにくると、アイアンゴーレムは避けて、腕を掴まえている


マルスが近付いてモデリングを使い、アイアンゴーレムの形を変えて、龍装魔導兵の両腕を固定している

『エミール、穴掘って・・・こいつの半分埋まるぐらいにね』

マルスが笑顔で言うと、マルスは紋様魔法と紋章魔法の書き込みをしている

『キリシア頼んだ』

マルスが笑顔で言うと、キリシアが闘気をまとい、槍で叩き付けて、エミールの掘った穴に向けて龍装魔導兵を弾き飛ばす。龍装魔導兵は頭から穴に落ちて、脚をバタバタしている

『キリシア、穴に脚から入れて欲しかったのに』

マルスが笑いながら言う

『足バタバタしているの、面白い』

キリシアが笑っている

『頭からで良いです! 罰です』

エミールが微笑みながら言う

『ストーンハンマー!!!!!』

リリシャとミリアとメトリシアとエビリアとクレスタとリシリアが魔法を放ち、大きな岩が次々と龍装魔導兵に当たって岩の中に閉じ込めている。龍装魔導兵が埋まり、エミールとマルスがモデリングで固めている


岩山が出来上がり、マルスが紋様魔法と紋章魔法を書き込み終わらせる

『これで封印出来たかな?』

マルスが笑顔で言う

『この龍装魔導兵強かった・・・』

キリシアが満足そうに言う

『マルス師匠、次はどうしますか? 完全に見られましたけど』

エミールが微笑みながら町の方を見ている

『システィーナ様に押し付けます』

マルスが笑顔で言うと、エミールとエレーヌとキリシアが笑っている


町から見ている騎士達が飛空艇とマルス達を見て呆然と立ち尽くしている

『団長、何が起きたのですか?』

騎士が呟く

『は? はーーーーーーーー! 何が起きた! 何故だ何故だ何故だ! 何が起きたのか!』

騎士団長が叫び続けている。騎士達が呆然と団長を見て疲れたように、座り込んでいく

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