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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
第21章 魔法結社ダークブラドーゼン
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システィーナと雑談?

キャス号に乗った、システィーナは食堂に案内されて、立ち尽くしている

『初めて見たら、驚きます・・・システィーナ様、正気を保ってください』

レオレトリスが苦笑いして言う

『え! ここは船の中ですか? あの灯の魔導具』

システィーナがシャンデリアを見て震えている

『システィーナ王女様、レオレトリス様、こちらへ』

メリアが微笑みながら言い、窓際のテーブルに案内すると、みんな集まってくる

『改めて、伺いますが、魔法結社の情報は無いですか?』

マルスが笑顔で聞く

『魔法結社ダークブラドーゼンですか? 現国王も魔法結社と繋がっています。王妃様が魔法結社ダークブラドーゼンの教主の一族です。1年前に即位しましたが、それから王宮に魔法結社ダークブラドーゼンの魔法使いが出入りしてました・・・御父様は現国王陛下を諌めようとして幽閉され、御兄様と私は国境付近の警備の任を与えられました』

システィーナが知っている事を伝えていく


『マルス、これは内紛ですね。前国王は、暗殺でしたか?』

リリシャが考えながら言う

『それは・・・病死となっています』

システィーナが言葉を選びながら言う

『魔法結社ダークブラドーゼンの本拠地は何処ですか?』

マルスが考えながら聞く

『不明です。王都にも大きな拠点が有りますが、リーガイアトベリス王国との国境付近と思っています』

システィーナが考えながら言うと、詳細に説明をしている


『龍装魔導兵が現れた付近か・・・最終目的地はここかな?』

マルスが笑顔で言うと、みんな微笑みながらマルスを見ている

『システィーナ様、王家の人のみ読める文字が伝わってませんか?』

フローネが微笑みながら聞く

『え! 何故!! それは言えません』

システィーナが警戒して言う

『この本は読めますか? 重大な事です』

フローネが魔導書を差し出して、システィーナが開き、目を見開いて驚いている

『これを何処で!!』

システィーナが立ち上がり叫ぶ

『読めるなら、教えてくださいね。北の賢者様が残した遺言を』

フローネが微笑みながら言う

『申し訳ありません・・・文字は多少見た事が有りますが、男子のみ習う事になってます。 この本は何処で手に入れたのですか?』

システィーナが考えながら言う

『光の賢者ウォーレルから受け取りました。 ウォーレル様も文字の解読をしてないので、内容が読めないと言ってましたけど』

マルスが笑顔で言う

『はーーーーーーー! ででででで伝説の大賢者ウォーレル様から!! まさかお目覚めなのですか!!』

システィーナが大声で叫ぶ

『魔法結社ダークブラドーゼンがクライドルト王国から誘拐しようとした人の一人です。 おっちょこちょいだから仕方無いですが』

マルスが笑顔で言うと、システィーナが頭を抱えている

(ウォーレル様の弟子なのですか!! それよりも真実? 初代の残した魔導書がここに・・・本物ならば王家は、とんでもない失礼な事を・・・御兄様どうしたら・・・)

『私は聞かなかった事にします』

レオレトリスが苦笑いしている

『信用してますから、裏切ったら大穴を開けます』

メトリシアが満面の笑顔で言う

『良いですね。魔法結社の本拠地は消し飛ばしますね』

リリシャが微笑みながら言う

『はい、久々に最大威力の魔法を制御して放ちます』

ミリアが笑顔で言う

『ミリア、制御したら最大威力で無いですよ、制御無しで、消し飛ばしましょうね』

エミールが微笑みながら言う

『はい!エミール御姉様』

ミリアが嬉しそうに言う


『そろそろレオレトリス様の奥様と息子の救出の作戦でも考えようか?』

マルスが笑顔で言う

『捕まっているなら、先に解放しますか?』

メトリシアが笑顔で言う

『後で良いかな? 魔法結社の拠点はリリシャ達に任せるから、王宮はキリシアに任せるね』

マルスが笑顔で言う

『マルスはどうするのですか?』

リリシャが笑顔で聞く

『邪魔者が出てきたら、対処するね』

マルスが笑顔で言う

『今回はマルスには何もさせません』

リリシャが微笑みながら言う

『エミール、援護頼んだ』

キリシアが笑顔で言う

『はい、キリシア師匠』

エミールが微笑みながら言うと、レオレトリスとシスティーナが顔を見合わせている

(本気なのか?この人数でメクレトルフ王城に乗り込むのか?)


翌朝、メクレトルフ王国王城が見えてくると、キャス号が降下していき、門番達が唖然と見上げている

『メクレトルフ王国国王に伝えろ!! 喧嘩は買った!! 覚悟しろ!!』

キリシアが大声で怒鳴ると、そのまま進んでいき、門番達は慌てて鐘を鳴らしている


マルスはシルフィード号に乗り、王都の城壁沿いを飛んでいる

『ミリア始めるよ。人を凍らせないように気を付けようね』

マルスが笑顔で言う

『はい!マルス師匠、完全に凍らせます』

ミリアが笑顔で言う

『ブリザード』

マルスとミリアが城壁を氷漬けにして進んでいる


キャス号は、王城の門に近付くと、キリシアとルメイルとエミールとエレーヌが飛び降りて、英雄騎士隊隊員4人が飛び降りる

『パンシーフィールド』

リシリアが門周辺の兵士を眠らせると、エミールとエレーヌが次々と魔法を使って、兵士を行動不能にしている

『あ! 獲物が・・・』

キリシアが倒れた人達を見ている

『キリシア師匠、黒幕を捕まえましょう』

エミールがアースコントロールで門を開けれなくしてから微笑みながら言うと、キリシアを先頭に王城へと入っていく


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