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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
第21章 魔法結社ダークブラドーゼン
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龍装魔導兵との戦い

キャス号が上昇して進んで行くのをシスティーナと男が呆然と見ている

『獲物を取るな、か・・・やる気なのか?』

レオレトリスが苦笑いしている

『英雄様の本気が見れますが、先に約束させてください』

アーセルが微笑みながらレオレトリスに言う

『システィーナ様、今から起きる事を何かの女神が降臨して殲滅したと、伝承にしてください』

レオレトリスが苦笑いしながら説明を始める

『え! じゃあ先程の人がリベリアの英雄様? いくらリベリア英雄様でも巨大なゴーレムに勝てません』

システィーナが驚きながら言う

『約束だけ先にしてください。後は後始末も』

アーセルが微笑みながら言う

『ホルギリス王国第2王子ウォーゼンが約束します。民が救われるなら何でもします』

男が頭を下げながら言うと、システィーナが慌てて頭を下げている

『レオレトリス・オテリオスが約束します。アーセル様』

レオレトリスが微笑みながら言う

『周囲に人が少ないですから、どのぐらいの魔法が使われるか・・・手加減抜きの魔法が見られそうです』

アーセルが微笑みながら言うと、ウォーゼンとシスティーナが顔を見合わせている


キャス号が巨大なゴーレムに近付くとゴーレムが黒い靄を出しながら、歩いている

『何だか嫌な感じ』

キリシアがゴーレムを見ながら言う

『あれは・・・龍装魔導兵!! 何故闇に支配されている?』

マルスが巨大なゴーレムを見て言う

『龍装魔導兵? 強いの?』

キリシアが笑顔で聞く

『神の使いより、強いかも・・・魔法も効かないから』

マルスが苦笑いしている

『じゃあ最大威力で試しますね』

リリシャが嬉しそうに言う

『1度封印して、正気になって貰わないと』

マルスが呟く

『先に1度戦う』

キリシアが笑顔で言うと、マルスに抱き付く


リリシャ達が魔法の準備をする

『ファイヤーバースト!!!!!!!』

リリシャとエミールとミリアとメトリシアとエビリアとクレスタとリシリアが魔法を放ち、炎が閃光のように放たれ龍装魔導兵に当たり大爆発すると、熱気と熱風と衝撃波が周囲に伝わり、周囲の大地が吹き飛んで土煙に包まれている

『え!無傷?』

土煙から出てくる龍装魔導兵を見て呟くと、マルスとキリシアが飛び降りていく


キリシアとマルスが着陸すると、キリシアが笑顔で龍装魔導兵に突進していく


キリシアが闘気をまとった槍で突きを放ち、龍装魔導兵に当たる。龍装魔導兵が腕を振り上げてキリシアを目掛けて腕を振り下ろし、キリシアが飛び退き、キリシアがいた場所に龍装魔導兵の腕が当たり、クモの巣状にヒビが入る

『硬い!!』

キリシアが怒鳴り、嬉しそうに次々と槍を振っている


『龍装魔導兵壊したくないな・・・落とし穴でも作るかな?』

マルスがアースコントロールで穴を堀り始めている

『戦う気が無いのか?』

シリウスが呟く

『あの装甲壊しても無駄だから、封印の方が早く終わる。それに再起動してドリーに返したい』

マルスが笑顔で穴を掘っている

『あの黒い靄だけはどうにか出来るのか?』

シリウスが龍装魔導兵を見ながら言う

『浄化出来るかな? 魔族でも絡んだのかな?』

マルスがキリシアと戦う龍装魔導兵を見て呟く


キリシアが槍に闘気をまとわせて、巨大な槍の刃を作り、次々と龍装魔導兵に叩きつけて、周囲に衝撃波で地面に亀裂が入っていく

『これでも傷つかない!! マルス手伝え!!』

キリシアが大声で言うと、龍装魔導兵の拳をよけて、飛び退いている

『キリシア、一騎討ちもう良いの?』

マルスが笑顔で聞く

『一人では無理!! こいつ硬すぎるーーー』

キリシアが大声で怒鳴りながら、龍装魔導兵の拳を飛び退いてかわしている


『グオーーーーーーーー!!』

龍装魔導兵が気勢をあげて、首筋の後ろから黒い触手が伸びて、キリシアに向けて叩き付ける。キリシアは槍で斬り裂きながら、かわし始める

『このーーー反則!!』

キリシアが怒鳴り、飛び退き距離を取る。龍装魔導兵がキリシア目掛けて、突進してくると、マルスが闘気をまとった剣で足を切り付けて、龍装魔導兵の足を弾き、龍装魔導兵を頭から地面に倒す

『キリシア、先にあの黒い触手を何とかするよ』

マルスが笑顔で言うと飛び退いている

『マルスも反則!! 何で弾き飛ばせる』

キリシアが怒鳴りながら槍に闘気をまとわせて、振り下ろし、龍装魔導兵の首筋の後ろの黒い触手が出ている付近に叩き付ける


砕けた場所から、黒い結晶が見えている

『ホーリー』

マルスが魔法を放つと、光に黒い触手がかき消されていく。龍装魔導兵が立ち上がり、マルス目掛けて突進してくる。マルスは龍装魔導兵をかわしながら、闘気をまとった剣を龍装魔導兵の足に打ち付けて弾くと、龍装魔導兵が転ぶ

『くらえ!!』

キリシアが闘気をまとった槍を叩き付けるが、黒い結晶の前に見えない壁が出来て、槍を弾いている

『ホーリー!!!!!!!』

リリシャとエミールとミリアとメトリシアとエビリアとクレスタとリシリアが魔法を放つと、龍装魔導兵の黒い結晶周辺に当たるが、龍装魔導兵は魔法を弾いている


あ! そうか・・・剥がさないと無理か・・・面倒だな


立ち上がろうとしている龍装魔導兵に高速で接近して剣を振り抜き、龍装魔導兵に当たると、龍装魔導兵が弾け飛び、地面に転がる。マルスはすぐに魔力で身体強化して高速で接近し、黒い結晶の結合部を闘気の刃で切り、結晶を打ち上げる

『ホーリー!!!!!!!!』

リリシャとエミールとミリアとメトリシアとエビリアとクレスタとリシリアが魔法を放ち、黒い結晶が光に包まれる

『ホーリーレイ』

マルスが黒い結晶目掛けて魔法を放つと、黒い結晶に当たり、甲高い音と共に砕け散る。マルスの放った魔法は一筋の閃光となって空に延びていく


『に・んげ・んせんめつ・・・する』

龍装魔導兵が立ち上がり始める

『ホーリー』

エレーヌが魔法を放ち、龍装魔導兵の首筋の後ろに当たっている。キリシア目掛けて龍装魔導兵が突進していくと、キリシアがかわしながら槍で叩きつけている

『キリシア、こっち!!』

マルスが大声で言うと、キリシアがマルスの方に走ってくる。龍装魔導兵がキリシアを追いかけてくる


ズドンと大きな音がすると、龍装魔導兵の腕まで穴に落ちて、暴れている

『アースコントロール』

マルスが魔法を使い、龍装魔導兵の下半身を身動き出来ないようにすると、暴れている腕も動けないようにしようとしている。エミールが飛び降りてくる

『マルス師匠、何を手伝いますか?』

エミールがマルスの横に着地する

『石が足りない』

マルスが言う

『ストーンハンマー』

エミールが大きな岩を作り上げて、龍装魔導兵に向けてぶつけると、岩が砕ける

『ストーンハンマー!!!!!!』

リリシャとミリアとメトリシアとエビリアとクレスタとリシリアが魔法を放ち次々と龍装魔導兵に当たっている

モデリングを使い、龍装魔導兵に岩に閉じ込めていくと、龍装魔導兵は動こうとしているが動けず、地鳴りのように聞こえている。マルスは岩を全部龍装魔導兵の上に固めると、紋章魔法と紋様魔法を書き込み始める


『マルス、何しているの?』

キリシアが槍を担ぎながら聞く

『面倒だから、取り敢えず活動停止するまで閉じ込めただけ、龍装魔導兵硬いからね』

マルスが笑顔で言う

『龍装魔導兵? あれが何か知っていたの?』

キリシアが驚いている

『ドリーを守護する為の龍装魔導兵だよ』

『マルス・・・壊せるの?』

『どうだろう? いつかは壊せるよ』

『マルス!! 先に言いなさい!! 全力で戦ったのに!!』

キリシアが大声で怒鳴ると、エミールが笑っている


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