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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
第21章 魔法結社ダークブラドーゼン
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メリアとキャス号

キャス号に向かうと、男達の前にメリア達が立ち塞がっている

『小娘!! 魔法結社ダークブラドーゼンに逆らうのか!!』

ローブを着た男が怒鳴り、メリアを睨んでいる

『この飛空艇を徴収する事は出来ません。あなた達にその権限も力も有りません』

メリアが微笑みながら言う

『小娘も捕らえて、飛空艇を徴収する!!』

豪華な服を着た男が言うと、兵士達が剣を抜きメリアに近付くと、英雄騎士隊が立ち塞がる

『このような事は宣戦布告と受け取られます。よろしいのですね』

メリアが微笑みながら言う

『ホルギリス王国に楯突いてただで済むと思うなよ!! 早く捕らえて持ち帰るぞ!! 抵抗するなら容赦する必要は無い!!』

豪華な服を着た男が大声で言うと、オテリオス王国兵士が遠巻きに見ている

『ホルギリス王国が宣戦布告するのですね。本当に良いのですね・・・後に引けませんよ』

メリアが微笑みながら言うと、マルス達が近付いてくると、他にも多くの人が遠巻きに見ている

『無礼なこの小娘を殺せ!! 皆殺しにして良い!! オテリオス王国もすぐに属国になる』

ローブの男が怒鳴り、兵士達が武器を構えながら間合いを図っている

『完全な宣戦布告、ガベラス王国王女メリアとして、受け取りました』

メリアが微笑みながら言う

『それがどうした!! 我ら魔法結社の敵でない!殺れ』

ローブの男が言うと、兵士が斬り掛かると、英雄騎士隊隊員が腕をつかみ、投げ飛ばす

『早く蹴散らせ』

豪華な服の男が怒鳴り、兵士が斬り掛かろうとすると、英雄騎士隊隊員達が投げ飛ばして豪華な服の男とローブを着た男に投げつけている

『このーーーーー! 灰にしてやる』

ローブを着た男が怒鳴り杖をメリアに向ける

『・・・・・・ファイヤーアロー』

ローブを着た男が魔法を放ち、メリアの前で弾かれて爆発している

『暗殺未遂の現行犯ですね』

クレスタが微笑みながら睨んでいる

『ここからは任せてください』

エビリアが微笑みながら言う

『もう遅いですね』

メリアが微笑みながら呟く

『ギャーーーーーーーー』

男達が苦しみのたうち回っている

『え! あーーーーー! リリシャ師匠』

クレスタとエビリアが男達の後ろで微笑んでいる、リリシャを見て叫ぶ


リリシャが次々と魔法を使っていると、時々エミールとミリアが回復魔法を使い、回復させている

『折角の獲物だったのに』

エビリアとクレスタが呟く

『リリシャ様が出てくる前に仕留める必要が有りましたね』

メリアが微笑みながら言う

『メリアもわざわざガベラス王国の名前を使ってくれたのに、ごめんなさい』

エビリアが呟いて、リリシャを見ている


『リリシャ、少しこいつとこいつに聞き取りしたいな』

マルスがリリシャの横に行って聞く

『えーーーーー! ダメです、最後までやります』

リリシャが大声で言う

『聞き取りしたら、返すからね。誰に喧嘩を売ったか、理解させないとね』

マルスが笑顔で言う

『嫌です・・・ マルスがどうしてもと言うなら、少しだけ貸します』

リリシャが考えてから言うと、マルスが豪華な服を着た男を浮かして、メトリシアの前に転がして、メトリシアが回復魔法を使う


『貴様ら、こんな事をして、ただで済むと思うなよ!!』

豪華な服の男がマルスに怒鳴る

『お前達が何をしたか解ってる? 理解出来てないかな?』

マルスが見下しながら聞く

『貴様!! 皆殺しにするぞ!! 魔法結社も貴様らを許さないぞ!!』

『何をするのですか? 既に手遅れになりますよ』

メトリシアが微笑みながら言う

『小娘ごときがーーホルギリス王国が貴様らを許さん!! 小娘から八つ裂きにして、町に晒すぞ!』

豪華な服の男が怒鳴る

『ホルギリス王国からの宣戦布告、確かに受け取りました。 クライドルト王国第2王女メトリシアが確認しました』

メトリシアが微笑みながら言う

『それがどうした!! 貴様らもすぐに終わりだ! 巨人兵が貴様らも皆殺しにするのだからなーーわっハッハッハ』

豪華な服の男が笑い出す

『聞きましたね』

マルスがグレゼイドを見て聞く

『まさか・・・本気で宣戦布告を・・・クライドルト王国と関連国を全て敵に回すなんて』

グレゼイドが苦笑いしている

『理解してないのですね・・・』

ビレストが男を見ながら言う

『理解してないのは、貴様らだ!巨人兵を持つ魔法結社の実力を知るだろう』

豪華な服を着た男が笑っていると、マルスがレビテーションで浮かす

『何をーー』

豪華な服を着た男が慌てて手足をバタバタしている

『リリシャ、返す』

マルスが笑顔で言うと、蹴り飛ばしてリリシャの方に転がすと、のたうち回っている


『間違いでしたと、謝ったら少しは助けようとしたのに・・・自らお仕置きを受けたいなんて』

マルスが呟くと、みんなマルスを見て笑っている

『マルス師匠、巨人兵だけが気になります。魔法結社狩りしますか?』

エミールが微笑みながら聞く

『ホルギリス王国に向かう事になるなら、ミーヤ達を連れてくれば良かった』

マルスが考えている

『あ! マルス師匠がやる気を出しました!!』

メトリシアが嬉しそうに言う

『折角見逃してあげていたのに、人に迷惑をかけるから悪いんだよ』

マルスが笑顔で言う

『マルス、早く乗り込むよ! 私の獲物が居ないから!!』

キリシアが大声で言うと、グレゼイドとビレストとレオレトリスが苦笑いしている

(オテリオス王国は、静観で良いのか? リベリアの英雄様が怒ったからには、ホルギリス王国も滅びるか・・・)

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