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王都に帰還と報告 後編

レトリアル・クレトリア王国からの親書をメトリシアが出して、国王とヘルトが読み始めて、苦笑いしている

『今度はクラーケンか?』

国王が呟くと、王妃と前国王が親書を読んで、笑っている

『マルス師匠が海を走って、氷漬けです! 酷いです! エビリアさんとクレスタさんと3人で遊んでいたんです』

メトリシアが大声で言う

『客船に近付けさせる訳にいかなかったからね』

マルスが笑顔で言う

『国を救って貰ったのに褒美を受け取ってくれないから、サメリアがルメリアを側室として娶って欲しいと言っているみたいだが』

前国王が笑いながら言う

『もうーー 伯母様ーー 許さないです! 私のマルス師匠に近付けません』

メトリシアが大声で怒鳴る

『誰のマルス師匠ですの』

アリシアが笑いながら言うと、みんな爆笑している

『え? 私の・・・えーーーーーー!!』

メトリシアが大声をあげて真っ赤になっている

『メトリシア可愛いですの』

アリシアが微笑みながら見ていると、もう1通の親書を国王が読んで、王妃に渡している


『クリス様、おめでとうございます』

王妃が微笑みながら言うと、親書をクレシアに手渡している

『え? 何?』

クリスが疑問そうに見ている

『クリス、セレメト様と婚約を・・・』

クレシアが少し心配そうに呟く

『はい、セレメト様と一緒にいて楽しかったです。一緒に国民は守ります』

クリスが笑顔で言う

『御父様がなんて言うか・・・』

クレシアが考え込んでいる

『覚悟はさせてありますね・・・愚痴は聞いてあげます』

フローネが微笑みながら言う

『フローネ様から説明して貰えれば、大丈夫ですね』

クレシアが微笑みながら言う

『非常にめでたい事だな』

国王が言うと、みんなで祝いの言葉を伝えている


『リベリアに寄ったら、レセナ様を連れてオテリオス王国に遊びに行ってきます』

メトリシアが笑顔で言う

『次はオテリオスか・・・アーセル、すまないが同行して欲しい』

国王がアーセルを見て言う

『畏まりました』

アーセルが考えながら言う

『ハルドと離ればなれは辛いと思うが、判断が出来る権力者が必要だ! 副団長が不在だと、頼めるのは、宮廷魔術師しかいない』

国王が言うと、騎士団長が苦笑いしている

『騎士団が不甲斐ないから、アーセルさんの幸せを奪うなんて・・・』

メトリシアが騎士団長を見て言う

『そうですのー マルス様が外交官では無いですのーー あ! マルス様が全ての外交に関係してますの』

アリシアが笑いながら言う

『ヘルト御兄様、何故マルス師匠に押し付けているのですか!! サトメル様も気が付いたらウルシナ公国まで連れて行ってました』

メトリシアが笑いながら言う

『え? 何故?』

ヘルトがサトメルを見ている

『マルス殿に預けているから、自由で良いが・・・マルス殿の周囲が一番安全だからな・・・』

国王が苦笑いして言う

『サトメル様、楽しかったのですか?』

王妃が微笑みながら聞くと、サトメルが嬉しそうに説明をしている


『あ! 御父様、偽ヒリア姫がウルシナ公国にいました! ガベラス王国に伝えておいてください!』

メトリシアが思い出して言う

『偽ヒリア姫? 何故?』

国王が苦笑いしている

『伯爵家の後ろ楯になってます。メリアから偽者と断言して貰い、レトリアル・クレトリア王国ルメリア王女様も証人になってくれています』

『親書は出しておこう・・・この程度平和だな・・・マルス殿が一言ガベラス王国に文句を言えば、終わりだろうが・・・』

国王が苦笑いしている

『メリアに任せる。家族の事だから』

マルスが興味なさそうに言う

『ガベラス王国から、リベリアの英雄様が来訪しないで欲しいと、親書が来ている。もし必要なら、ヒリアとメリアが話し合いで決めた内容を伝えて欲しいそうだ』

国王が苦笑いして言う

『ヒリア様の偽者について手紙を出して貰おう』

マルスが興味なさそうに言うと、王妃が微笑みながら見ている


マルス達が屋敷に戻ると、カミラが微笑みながら出迎えてくれる

『カミラ、何か有ったかな?』

マルスが笑顔で聞く

『平和です。ナセリを連れて帰りますか? その子達は?』

カミラが微笑みながら見ている

『2人はアリシア様の側付きにする為に鍛えてね』

『え! 良いのですか?』

『頼んだ!』

マルスが笑顔で言うと、屋敷に歩いていく


屋敷の前に来ると、ルシアナとウテリアとステリアが青ざめて立ち尽くしている

『何をしているのですか? 早く入りなさい』

ソリナが微笑みながら言う

『ソソソソ・・・ソリナ様、この屋敷は・・・貴族様の屋敷・・・・』

ウテリアが泣きそうな顔でソリナを見ている

『マルス様の屋敷です・・・ウテリアとステリアは、ここでしつけます』

ソリナが微笑みながら言う

『マママっマルス様は・・・貴族様なのですか?』

『マルス様は、魔法使いです。この屋敷の魔導具は自分で作られました』

ソリナが考えてから言う

(冒険者とか、英雄様なんて、信用もしませんから・・・嘘では無いから良いでしょう)

『魔法使い様・・・』

ウテリアとステリアが震えながら屋敷に入ると、クエリスが出迎えてくれる

『マルス様、あの子達は?』

クエリスがウテリア達を見ている

『アリシア様の側付きにしようと思って、孤児院から引き取ったよ、ルシアナは、魔法の才能が有りそうだから、リベリアに連れて帰るよ』

『マルス様・・・それなら躾ます。どのぐらいの勉強させますか?』

『徹底的に鍛えてください』

マルスが笑顔で言うと、クエリスが微笑みながら見ている

(マルス様の考えは、王家がやることです。先にやるのは・・・嫌みですね、マルス様の門下なら誰も文句は言えないでしょう・・・)

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