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交易と客船で団欒

翌日、港に荷馬車と商人が笑みを浮かべて待っている

『ホセ、オルファン、監視だけしておいてね』

マルスが笑顔で言うと、ホセとオルファンが頷く

『海兵任せた』

マルスが笑顔で言う

『キリシア様は?』

海兵がキリシアを周囲を見て探している

『あそこの出店で食べてますね』

リリシャが出店を見て微笑んでいる

『キリシア、先に一言よろしく』

マルスが大声で呼ぶと、キリシアがモグモグしながら歩いてくると、商人達が微笑みながら見ている


『商人、信用するから、物々交換しろ!! 交易品は持ってきたか!!』

キリシアが大声で言う

『もちろん!!』

商人達が笑顔で言う

『商人の意地を見せろ!! 海兵、後は任せた!!』

キリシアが笑顔で大声で言うと、海兵達に商人達が交渉を始めている。海兵達はすぐに交易品を降ろして、交換を始めている


『これが交易・・・豪快です』

レセナが驚きながら言う

『交易ですか? 交渉が無いので・・・言い値? 交易では無いです』

サトメルが驚きながら見ている

『儲ける気が無いからね・・・商品を持って帰れれば良いからね』

マルスが笑顔で言うと、みんな笑っている



マルス達は氷漬けのクラーケンをアクアコントロールで浮かす

『マルス、斬って下さい』

リリシャがマルスを見て言うと、マルスが闘気をまとい、巨大な触手の根元目掛けて剣を降り、触手と傘の部分を分離すると、なるべく綺麗に触手の根元を削り取っていく

『アニー、傘の部分は、乾燥させるのかな?』

リリシャが微笑みながら聞く

『はい! 乾燥させます』

アニーが笑顔で言うと、傘の部分を陸にあげて、干し始める。兵士達が触手の部分の解体を始める


『英雄様、これがクラーケンの水結晶です』

兵士が大きな結晶を持ってくる

『これなら、海流砲作れるけど、何に使おうかな? 水結晶と魔力・・・アクアの魔導具なら・・・』

マルスが笑みを浮かべながら考えている

『マルス師匠の悪巧みです』

メトリシアが嬉しそうにマルスを見ている

『ただ、水を流せるなら、水の少ない地域なら喜ぶかなって思っていただけだよ』

マルスが笑みを浮かべながら言う

『マルスだから仕方ないですよ、キリシアは食べ物の事を考えていますけど』

リリシャがクラーケンの近くで見ているキリシアを見て微笑む


買い物をしながら、町中を歩いて、ウンディーネ号に戻ってくる

『クリス様、御母様から許可貰いました。今日はウンディーネ号で食事をしたいと思ってます』

セレメトが笑顔で言う

『マルス様、あの船は新しい船ですか?』

ルメリアが客船を見ながら聞くと、セレメトとクリスが話し始めている

『今回の船旅は、あの船の試し航行もしています。周辺諸国に旅をする為の船です。護衛は海軍がやると思いますけど』

マルスが笑顔で言う

『マルス師匠の暇潰しで作られた船です。暇が有って、材料が有ると船が出来上がります』

メトリシアが笑顔で言う

『遊びだからね』

マルスが笑顔で言うと、ルメリアが驚きの余り口を開けている


客船の食堂に入ると、セレメトとルメリアが興奮しながらキョロキョロしている

『凄い・・・これは王宮より凄い』

ルメリアが呟くと、クリスがセレメトを連れて、席に着いて、話し始めている

『クリスちゃん楽しそう・・・』

レティナが少し嬉しそうに言う

『レティナ、ルメリア様を案内して仲良くして』

マルスが笑顔でレティナを見ている

『はい、お兄ちゃん』

レティナが笑顔で言うと、手を差し出して、ルメリアが手を取ると、一緒にテーブルに向かい、イリアとシーリスとリリアとミーレスとサトメルとラーザとテシウスと一緒に話し始めている


サメリアがやってくると、仲良く話しているセレメトとルメリアを見て微笑んでいる

『年の近い友達は必要ですね・・・楽しそうに』

サメリアが呟く

『女王様、身分が違っても仲良くなります』

フォルメリアが微笑みながら見ている

『身分ですか? リベリアの英雄の弟子と妹・・・王女様・・・同じような身分ですね』

サメリアが呟く

『これだけの王族が仲良く友達なのは良い事です』

フォルメリアが微笑みながら言う

『クライドルト王国に留学を増やした方が良いのでしょうか? 留学した者達の成長も気になりますが・・・平和が1番ですね』

サメリアが微笑みながら呟く

『伯母様、こちらですわ』

アリシアが笑顔で言うと、席に着いて、レセナ達と話し始める


『伯母様、迷宮にも潜りたいですけど』

メトリシアが笑顔で聞く

『迷宮に? 無茶は・・・無茶より本気を出し過ぎないように』

サメリアが考えながら言う

『まだまだ45層までしか潜れませんから、無茶は出来ないです』

メトリシアが笑顔で言う

『そう・・・・はーーーーーーーよよよよ45層! 何を言っているの!』

サメリアが驚いて叫ぶ

『マルス師達はこの前51層まで行ってきました』

メトリシアが笑顔で言う

『人が入れる階層は25層が限界だったはず』

サメリアが助けを求めるようにフローネを見る

『リベリアの英雄は、40層は雑魚呼ばわりしてますね・・・魔石よりモンスターを殲滅する事を目的にしてますね・・・』

フローネが微笑みながら言う

『違います! 鉱石集めです』

メトリシアが笑顔で言う

『魔石はどうでも良いね』

マルスが笑顔で言う

『魔石持って帰るのも重たくなりましたから・・・必要なくなってます』

リリシャが考えながら言う

『確認しますが・・・何の為に迷宮に入るのですか?』

サメリアが苦笑いしながら聞く

『鍛練です! 迷宮じゃないと強力な魔法を使えません!! 一撃で消えてつまらないですけど』

メトリシアが笑顔で言う

『殲滅するだけ』

キリシアが笑顔で言うと、サメリアが助けを求めるようにフローネを見ている

『常識を教えられなかったのが、失敗です。この数年ケガ1つしない冒険者ですね』

フローネが微笑みながら言う

『リベリアの英雄様が常識に疎いのは・・・強すぎて敵がいないからですね』

サメリアが呟く

『化物早く現れろ!! 次こそ一騎討ちで倒してやる』

キリシアが大声で言う

『反則化物今度こそ一撃で消し飛ばします』

リリシャが微笑みながら言う

『リリシャ師匠手伝います! 大穴を空けます』

エミールが笑顔で言うと、サメリアが青ざめている

(常識外すぎる・・・クラーケンを余裕で倒したのだから、当たり前ですが・・・今更ながら、敵に回したら終わりですね・・・瞬殺されそう)


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