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王都に寄り道

翌朝、マルス達は、キャス号に荷物を伸せて準備をしている

『マルス、魔法のランプ全部積み込みましたよ』

リリシャが箱を運び終えて呼びに来る

『こんなに多かったのか』

マルスが積み上げられた、箱を見て言う

『リリシャ師匠とマルス師匠が毎日楽しそうに作っていたからです。アーメルド分が2000個と王都分が2000個になります』

エミールが笑顔で言う

『アルクオドールに管理任せられるから良いけど・・・担当者達は?』

『先にアーメルドに向かって出発しました。護衛達も一緒です』

メリアが微笑みながら言う

『大丈夫かな? まだ20層越えられないから』

マルスが心配そうに言う

『マルス師匠、20層越えられたのは、マルス師匠の指導がある人たちだけです。ケニス様とキリシア様が鍛えたのですから、遅れは取りません』

メリアが微笑みながらマルスを見ている

『ルキアが居るから大丈夫かな?』

マルスが少し心配そうに呟くと、リリシャが笑っている


『あ! お兄ちゃーん、準備できました』

レティナとイリアとナディアとラーザが歩いてくる

『あれ? ナセリは?』

マルスが見渡して言う

『リシリアさんとフローネ先生と御一緒しています』

ナディアが微笑みながら言う

『王都に着いたら、魔法学院に乗り込んで貰うかな? 夏休み中、リーベル様に預けないと』

マルスが笑みを浮かべて言う

『やっぱり・・・本人が知ったら、騒ぎますよ』

ナディアが笑いながら言う

『ヘルトに頼めば良いだけだから、簡単だよ』

マルスが笑いながら言う

『ふふふ、能無しの指導が全部間違っていた証拠ですからーー どんな反応が有るのか楽しみです』

ナディアが笑いながら言う

『マルス師匠の嫌みは良いですけど、夏休みだと意味が無いですよね? 夏休み中に鍛えて、後期に特別枠で学びに出したら良いと思います』

エミールが考えながら言う

『何処かで来年入学出来る人を探そうかな?』

『マルスの企みは良いですね』

リリシャが笑いながら言うと、ティーニス達がそれぞれの肩に乗って、笑いながら聞いている


王都が見えてくると、キャス号は降下して城門に近付く

『屋敷にどうぞ』

門番が手を振りながら言うと、キャス号が屋敷に着陸する


『マルス様、お帰りなさい』

ソリナが微笑みながら出迎えてくれる

『ソリナさん、だだいま。何か有ったかな?』

『マルス様、毎日カミラがミーヤ達を鍛えています。シーリスちゃんは、ポーション職人になってます』

ソリナが微笑みながら説明をしている


マルス達が屋敷の前まで行くと、屋敷からアリシアが出てくる

『メトリシア、お帰りなさいですわ』

アリシアが嬉しそうに全員を見ている

『アリシア御姉様、暇なのですか?』

メトリシアが笑顔で聞く

『え! ひひひひ暇・・・えーと、メトリシアが居ないから暇ですの・・・』

アリシアが慌てて言う

『転ばないで下さいね』

メトリシアが笑顔で言うと、ソリナが爆笑している

『メメメメッメッメっメトリシア! 言わないのですわ』

アリシアが真っ赤になって抗議している


リビングで寛いでいる

『マルス殿、今回は何の用か?』

ヘルトが入ってきて全員を見てから聞く

『夏休みだから、みんなで旅行かな?』

マルスが笑顔で言う

『そうか・・・海か?』

『カーレストの視察です』

リリシャが微笑みながら言う

『それだけなら、良いが・・・』

ヘルトが苦笑いしている

『ルキアとアルクオドールの式も予定しているからね』

『その件だが、メトリシア、明日王城に来て欲しい。御父様が手紙と祝いの品を持っていって欲しいそうだ・・・クレシアは旅に出れないから』

『仕方無いですね。宮廷魔術師をアーメルドに派遣しておいてくださいね』

メトリシアが笑いながら言う

『既に行く者達は出発している・・・ルキアの生徒だから、早く行って準備するそうだ・・・』

ヘルトが苦笑いして言う

『ハルドとアーセルは?』

『同行したいと言っていた』

『出発時に間に合うように来てと、言っておいてくださいね』

メトリシアが笑顔で言う

『ヘルト、クレシア様に魔法のランプの追加分持ってきたから、後で商会に取りに来るように言っておいて下さい』

マルスが笑顔で言う

『魔法のランプなら、まだまだ借りたい人が居るから良いが・・・盗難が増えてきている』

『マルス師匠、盗賊相手なら、門にゲートを作りましょう』

メトリシアが笑顔で言う

『早速作るかな? 騎士団に貸し出しかな? 王家かな?』

マルスが笑みを浮かべている

『あ! マルス師匠がやる気です!!』

メトリシアが嬉しそうに言うと、マルスが部屋を出ていく

『すぐに作るのか・・・すぐに騎士団長に伝えるか』

ヘルトがマルスの出て行った扉を見ている

『手伝いに行きますよ』

リリシャ達も出ていく

『今日中に作り上げるつもりですね』

フローネが微笑みながら見ている



マルス達は、ゲートを作り始めて、魔導具を次々と組み込んでいる。日が暮れる頃、王妃とクレシアが見に来る

『マルス様、これがゲートですか?』

王妃が大きな門を見ている

『あ! 御母様、テストしてください』

メトリシアが笑顔で言うと、魔法のランプや鍋を持って、感知出来るか確認をして、笑っている


『良いですね・・・これなら持ち出せませんね』

王妃が微笑みながら言うと、侍女達も試している

『魔力補充が必要だから、宮廷魔術師達に毎日補充させてくださいね・・・魔力全部で足りるかな? 修行して貰わないとね』

マルスが笑みを浮かべて言う

『え? 魔力が足りるか? 魔力量が足りないなら、修行を・・・努力を止めさせないのですね』

王妃が考えてから笑っていると、クレシアの護衛達が魔力補充をしている

(え! 全く足らない・・・どのぐらい必要なの? どのぐらい持つの? マルス様・・・努力をしろと言う事ですね! 頑張って修行します!!)

『王妃様、ナセリを夏休み中魔法学院に預けたいのだけど』

マルスが笑みを浮かべて言う

『え? 魔法学院に? 何故ですか?』

王妃が驚いている

『マルス師匠の嫌みです! ナセリさんは、今年魔法学院を受けて、落ちて行く宛も無くなり、マルス師匠が引き取りました。 ナディアさんの弟子です』

メトリシアが笑顔で言うと、クレシアが微笑みながら説明をしている

『ふふふ、良いですね・・・講師に嫌味ならいくらでも協力しますね・・・面白い事を考えていますね』

王妃が笑みを浮かべている

『あ!! 御母様も悪い顔を!!』

『メトリシアも嬉しそうな顔をしてますね・・・楽しみにしましょうね』

王妃が笑みを浮かべている

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