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95 エルフ19


 真価を発揮し、エルフを統合するためには恥辱を尽くす覚悟がいる。


 しかしながら、おっさんが穢れなき美少女に触れる事は許されるのか?

 加えて、森を逃げまどう量産型エルフの足はダストより速い。鬼ごっこの勝率は残念ながら低いだろう。



 そんな目の前に立ち塞がる諸問題を、あっさりと実に簡単に解決する方法が1つある。


 主人公だけに許された方法が。

 それは、邪神の寵愛



 豚野郎は、キリリと覚悟を決めて己の頬を叩く。


 パチン!


「ふふふ、ダストちゃん参上!俺からは、いや私からは逃げられないよ。」


 この異世界に、美少女の頂点が帰ってきた。流れる黒髪に美しき肌。鈴のような御声は天使達が羨望する。

 その美しき姿を見た者は、必ず恋に落ち失恋を知る。しかし失恋してもそれは敗戦では無い、そもそもこの御方とは戦う資格すら無いからだ。甘い記憶を持ち帰り明日を生きる糧とせよ。

 異性すらも魅了してしまう恋の化身にて幸せを与える者。

 天使では無く、親しみやすい駄女神でも無い。比べるまでもなく、さらに上の存在。対峙すれば思わず舌を噛んでしまう程の圧倒的な女神様。


 最強の美少女ぉぉ ダストちゃん!



 手をワキワキと動かすが、その姿すら天空の調律を奏でるが如く美しい。


「女の子同士なら、スキンシップだよね?」


 道徳観という壁をすり抜け、赤の森を席巻すべく黒の魔王。失言だった、黒の女神様による生まれたばかりのエルフ狩りが幕を開けた。

 残党どもを狩り尽くせ

 私からは逃げられないと



 すたすたと軽やかに赤の森を歩く黒髪の女神ダストちゃんに、量産型エルフは逃げまどう事を忘れ、その神々しい御姿に釘付けになる。


 生まれた時から美しい種族だという自負がある彼女達だが、女としての格がまるで違う存在に釘付けになる。


 茫然自失になり立ち止まる一人のエルフに、そっと黒髪の女神は手を伸ばした。


 

 宇宙を閉じ込めたような綺麗な瞳をした女神様は、戸惑うエルフに握手を求めるかのように手を差し伸べる。

 しかしながら女神様の伸びた手は、握手に応じようとした無垢な少女をすり抜け、さらに前に。


「あっあのっ!」


 美少女エルフは慌てるが、ダストちゃんの美しき魔の手が伸びる。


 デジャヴュのような光景だが、童貞野郎ダストと女神ダストちゃんと比べると、似ているようで違う点がある。


 この女は本物。

 攻撃力が違う。


 同じ経験値ゼロでも

 童貞と処女では価値が違うのだ!

 

 だから、女神の攻撃はガード無効っ

 防御をすり抜ける

 服の上から触るなんてヘタレた事はしない!


「エルフちゃん、私に任せてね。」


 伸びた魔の手は、するりと肌着の中に潜り込む。すべすべとした女神様の手はエルフの肌を駆け上がる。


「め、女神さま?」


 ついには捉える正確に。押してはイケない2つの発射ボタンを。

 2人の間に、布地なんて不粋な物はいらないっ


 さぁ・・嬌声を奏でよ。


 くりくりと、ボタンをねじるように。

 ペカらせたるっ。


「鳴いていいよ。女同士だから、恥ずかしがらずに全てを見せて。量産型から喜びを知って、豊かに豊かになって。私の寵愛を受け取って!」


 スロットのリールが揃えば、じゃんじゃか下皿からコインを水のように吐き出すのは自然の摂理。

 フィーバーじゃい。


 発射せよ!!

 下半身から溢れる液体。



 羞恥に真っ赤に染まる白い肌のエルフが覚醒する。


「お、お姉さまっぁぁーーー。」


 女神様の右手から、ブラックホールが現れた。次々と量産型エルフEシリーズを吸い込んでいく。嬌声も液体も無垢な身体も何もかも吸い込み。


 一つになれ。 


 女として目覚めよ。私が教えてあげる。



 真価発揮ーーーー


 『絶対美少女化(ハーレム)!!』


進化前:エルフE✕12

大成功

名前:ナタリー



 異世界に、また一人エルフが生まれ堕ちた。


 卑猥では無い。

 これは女子同士のスキンシップ。

 

 潤んだ瞳の美少女エルフが、女神ダストちゃんを上気した顔で見つめる。

 甘いくらくらするようなメスの香りが漂う。


 勘違いしてはいけない。

 健全だ!


 2人のスキンシップを見ていた森守の男2人が、うっと悲しそうな声を上げて下半身を押さえて跪く。

 女神達の神々しさを前に信仰心が目覚めたに違いない。


 それを見た女神ダストちゃんは、唾棄するような目付きでパチンと指を鳴らした。


「ハクレン。記憶喪失のギフトを。」

「御主人様、了解っす。」


 女神の使徒ハクレンの美脚が、信仰心に目覚めた男信徒の意識を刈り取った。天国へ行くのです。


 


 残りは何人だ?

 ここから一方的な狩りが始まるかと思われたが、黒髪の女神様ダストちゃんの御力の前ではそのような必要すらなかった。


 ぞろぞろと、瘴気にあてられ量産型エルフ達がひょこひょこと帰ってきたのだ。



「さて、どの娘から遊んで欲しい?」


 ダストちゃんは妖艶に笑う。


「あ、あの。」


 おずおずと手を上げたエルフCに、黒髪の女神は微笑む。


「いいよ、並んで。蕩けるようなゴッドハンドで一人前の女にしてあげる。」



 滑らかな指先で、穢れなき供物を食らう。これは神としての役目。故に健全。


 赤の森にエルフの嬌声が響いた。

 木霊する若い少女の声。


「あっあはっぁぁ。」

「お、お姉さまっぁぁーーー。」

「んんん。。」



 このくそつまらない異世界にエルフが誕生した。

 黒き髪の女神が、神聖なる赤の森に、新たなる風を巻き起こす。


 豊かに、豊かになるのです。

 真価発揮の副効果により赤の森が改変されて、次々と生息する植物が増えてくる。

 新緑キノコ、聖なる枝、魔滅の実、世界樹、不滅の岩苔、、、


 美しき死の森は、豊かな自然と森人エルフという新たなるパートナーを獲得した。


 宣言どおり一日で《赤の森》は、ここに完成した。錬金術の少女レイと着ぐるみおじさんゼルが、この森で物語を紡ぐのはずっと後のお話。




「あっ、やべ。揉みすぎちゃった。」


「あひゅう。お姉さましゅごい。」


 偶然にも胸が豊かになったエルフHは、真っ赤に上気した後、ボンっと爆発して白い肌が黒ずんでしまった。




 真価発揮ーーーー


 『絶対美少女化(ハーレム)!!』


進化前:エルフH✕12

大成功

名前:ディアナ

種族:ダークエルフ(美少女)

胸囲:D


「シークレット来たぁあ!」


 ダストちゃんは満足げに胸を張った。



 

エルフ編は完結


予想外に、だらだらと引っ張ってしまいました。お付き合い頂きサンクス。


ダストちゃんは、希望の3票にお応えして少し登場。

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