さて何を伝えようか?考えてもらおうか?
うちの施設に、初めて看護学校からオファーが来ました!
二年生の10月…特養、老健、グループホームなどに、4日間の研修だそうです。学んでほしいのは、病院以外の看護師の働き方とか、多職種との連携、看護師の役割…もちろん、病院でも増えている認知症高齢者のことなどなど…
さ~て、何を見せちゃおうかな?
私はもう10年以上前ですけれど、「老年看護学」習いましたよ。でもね、実際はそんな無臭じゃないわけ、高齢者の扱われ方とか、えぐい…
「姥捨て山!」とか「家に帰りたい~~~~」とか「食介や胃瘻で生かされているだけ」とかとか、いろいろあるけれど、それでも、病院よりも良いと思うんです。お好み食が食べられたり、好きなおやつを購入したり、少なくとも侵襲的な医療行為は頻回ではない…
私は病院勤務を経験して、骨折や消化器で治るものならば入院、でも、もう食べれないというのならば、お看取りとして戻って来て欲しい。病院のベッドは寂しいです。ここならば、最期まで、お風呂に入れるし、痛いことされずに済みます。なじみの声を聞いていられます。吸引器をスタンバイして「お食いじめ」をした人や、胃瘻だけれどジュースなどで口腔ケアをした人、ご家族が泊り込んでお看取りしてくれた人…いろいろな物語があります。
認知症と言っても色々な方がいて、その時々でいろいろな反応をしてくる。なんとかレコード、誰でやってもらおうかしら?今から楽しみです。
病院では、認知症の患者さんについて「医療の対象じゃないわよね!治療を受けているということを理解できないんですもの、点滴は抜くし、折れているっているのにベッドから降りようとするし、他の患者さんもうるさいって迷惑がっているしね」
その人のキャラを掴もうとする時間がないから、ただの「きち○い」
その点、施設では、かなりの認知症の方にも「推し」と言っているスタッフがいます。
「え~どこが可愛いのさ?」
なんですけれども…ニコッと笑った時に見える味噌っ歯とか~ひらひらとした手の動きとか、時々しか開かないちっちゃな目とか、こちらの言うことにやたらと塩対応の受け答えとか…
病院では大きな声で笑うことはありませんでしたけど、ここでは毎日笑っています。こちらが笑うと、入居者さん達もつられて笑ってくれる…話をしてもらうことで、嚥下にも効果があるし、何よりも話しやすい雰囲気を作っておくと、いざ体調不良になった時、対処が速くできます。そういう関係性を、ずっと見守ることで作ることが出来ます。
ついつい病院では一人の患者さんとしか見れなくなってしまい、その方の子供の頃とか、子育ての頃、仕事をしていた頃など、こうなる前に感心を向けることが出来ません。初めっからこういう人じゃないのにね…
今入所している方の事も学んでもらいたいですが、ここに入所を希望されている方(ご家族だったり、行政)の事も知ってもらいたいかしら。どんな方々がこういう施設に入ることを待っているのか?なぜここに入ることを希望されるのか?
独居の方が多いことやご家族の都合とか、生活保護とか…ここに来る前に使っていた多くのサービスについて、ホントびっくりなんですもの。一人一人の家にこれだけのスタッフが訪問しているのかと思うと…無駄!そりゃあ、施設に入れたいのもわかります。
多職種との関わり…インタビューしていくそうです。今~介護員さん達とちょっともめておりまして、始まりは排泄委員会…下剤のことで…ケアカルテに
「背中まで便もれ、、更衣、シーツ交換」
それが夜中…一人で何人もの排泄介助なのですから、大変なのはよ~くよ~くわかります。でもね-4日とかなると、下剤…それでも、なるべく夜中に出ないようにと内服の時間をこまめに調整しているんです。でも、出物腫れ物所嫌わず…そもそも、4日分の便がきつきつのオムツの中に納まるはずがないんですもの。お風呂介助の時に付着があると「どうせお湯に入れないんだから」と、摘便して出しています。「緩い」という記載があれば、定時の軟便剤を抜いたりしています。それでも
「看護師が盛った(下剤を)」とか言われて…オムツの中に自力で排便なんて、無理なのよ。トイレに座れれば…車いすに座れるんだからさ~そうすれば、いきめるんだと思うんだけど…
「見守りが必要なので出来ません」だそうです…どうしたものか…
介護員さん達と協力というか話しやすい雰囲気を作っておかないと、入居者さん達の変化を教えてもらえなくなってしまいます。褥瘡の成りかけとか、蜂窩織炎、帯状疱疹、骨折、脳梗塞…介護員さん達の気付きが頼りです。
看護学生さんが来るまでに、ちょっとぎくしゃくした関係が改善できますように願います。




