ぎりぎりの職員数で集団を看ているのですから…
先日ショートステイで入所された方(長期入所希望でしたが、あちこちショートステイを使いながらの方だったので、、面接に行かず、お試しでうちを使ってもらうことにした方です)無理でした。
申込書に書かれているご様子と全然違う!ここに来る前に居たショートステイ先からも、情報をもらえていなくて、え~~~~ってことが、入所時に発覚…
前のショートステイ先では、転落防止のため低床ベッドにして、個室にマットを引き詰め食事以外はそこに居てもらっていたと…そんなこと聞いていないので、低床ベッドの用意はしていません。なんとか個室の方に多床室へ移ってもらい、個室は確保しましたが…
ショートステイの受けをした看護師曰く
「娘さんは一緒に暮らしていない。介護していた旦那さんが入院したため、ショートステイを転々と…なので、最近のお母さんの様子わかってないんじゃないかな?先ず病院にレスパイト入院して、その時かなり薬を飲まされたようで…退院後、かかりつけ医がぐてんぐてんになっているのを診て、血圧の薬以外ぜ~んぶ切っちゃった。で、また過活動?になってきて~この仕上がり。娘さんからは「夜寝なかったらば、弱い眠前薬でも飲ませてください」…「ここは病院ではないので、ご持参された薬以外は飲んでいただくことは出来ません」って言ったけれど、なんかぽか~んとしているわけ。ここを退所した後も他のショートステイに行くことになっているけれど、初回に一週間なんておかしいよね」
ご飯は自分で食べます。視力が弱く、輪郭しか見えないと書いてありましたが、かなり見えているようです。介護していた職員に対して
「この禿、うるさいんだよ、触るな!」
まあ、確かにその方はそうなので…
車椅子の自走はせずに、立ち上がって移動しようとします。テーブルの端を伝いながらなのですが、かなり不安定、どこに行こうとしているのかを聞いても、答えずに
「うるさいんだよ!触るな!あっちへ行け!」
と、支えようとする職員に殴る蹴る…それでも転ばせちゃってはいけないと、職員一人ひとり付きっきり、それが、夜通し…
夜勤だったベテランの介護員さんが
「この人が入所してくるならば、私ここを辞めます!」
とまで言わしめたつわものでした。もう、他の方のオンコール対応はもちろん、早番が来るまで、オムツ交換さえも無理だったそうです。
日曜日、ケアマネと連絡がつかないので、とにかく月曜日に出て行ってもらおう、ここでは安全を保てないからということになりました。
とりあえず、その旨を入所時に付き添ってきた娘さんに伝えてと、相談員さんにお願いしました。
私が用事で事務所に行くと、ちょうどその電話を切る寸前でした。
「はい、こちらも見守りを強化していきますので、はい、それでは…」
切ったとたんに、事務所でそのやり取りを聞いていた施設長が
「○○さん、優しいのはよいことだけれど、これじゃあ介護員さん達を守れないよ!それに、もし骨折でもしたらばあなたが責任とれるわけじゃあないんだし!もっと、現実をしっかりと伝えないと。このまま拘束のできないこういう施設に居たのでは、安全を確保できないって、はっきりと言っていいと思う」
です…
とにかく今夜少しでも寝てもらうためにと、歩行器を使いました。車椅子から立ち上がるたびに、歩行器を使って廊下を歩いてもらう。これならば一人が付き合うだけでなんとか見守れます。少し歩くと
「疲れた、座りたい」
と言ってきます。そしたらば、車椅子に移乗して、元の場所に。ものの数分でまた立ち上がるので、また歩行器でお散歩。この繰り返し。その効果か、その夜は少し眠ってくれたそうです。
翌朝早くからケアマネに連絡して、レスパイトで受けてくれる病院探し…精神科は予約でいっぱいなので、総合病院を…なかなか見つかりません。そうこうしていたらば、あの薬を切っちゃった主治医から連絡があり
「夜9時頃、往診に行きます」
はあ~そんな時間に来られても迷惑なだけなのに、何考えちゃっているのか?丁重にお断りしたそうです。
結局、月曜日は無理だけれど、火曜ならばという所が見つかり、もう、帰ってくれることがわかったので、みんなで頑張りました。
送る車の中で大暴れしたそうですが…
精神疾患の既往がなかったので、認知症の周辺症状なのでしょうか…もう少し時間を掛けてじっくりと関わっていけば、暴れずに済んだのでしょうか…本人も辛いのだろうな~とは思います。
特別養護老人ホームには、いろいろな方が入所しています。全くの寝たきり状態、食事も全介助や胃瘻という方々から、歩ける、又は車椅子でトイレに自分で行ける人まで。とにかく、独居や家族との同居が難しい方々です。入所の優先順位的には、独居・生保でしょうか…
この方とほぼ同時期に入所された方も、寝てくれません。歩ける方で、夜中に他の方のカーテンを開けてしまい、苦情が出ています。こちらの言っていることが上手く伝わりません。
「塗り絵は座って塗った方がきれいに描けますよ」
と、立って塗っていたので着席を促すと
「はい、そこから~ここをぐるっと回って…」
とか何とか言って、座ってくれません。それが
「○○さん、目薬の時間ですよ」
と言ったらば、すんなり座って顔をあげてくれます。難しい…
この方も介護員さんにとって大変な方なのですが、まあ、もう入所しちゃったからなのか、あまり騒がれていません。嘱託医と家族と相談の上、軽い眠剤をということになりました。家族には夜間転倒するリスクを伝え、了承してもらったそうです。
人の部屋に入って物色しては、いろいろと持ち出してしまう人、ご家族と精神科のクリニックに受診してもらいました。少しずつ薬を増やして、落ち着いてホールに座っている時間が増えました。
怒りんぼさんになってきた人には、とりあえず抑肝散を処方してもらっています。なるべく声掛けをして、話を聞いてあげる…イライラする気持ちもわからないではないですから…
あの問題児も、精神科に連れていきたいのですが、たとえ処方してもらったところで飲んでくれなければどうしようもないから、行っても無駄ということで、…毎日のように相談員さんを呼び出しては、文句を言っています。こちらも専属の心理療法士?がきめ細かく対応すれば、扱いやすい人になるのかしら?
嘱託医は「認知症による問題行動、もっと進めば落ち着くよ」と…いつの事やら…
在宅で訪問介護や訪問入浴などを入れるよりも、施設に集めた方が効率的で費用も少なく済むんかもしれません。でもな~何でもかんでもと言うのは違うと思う。拘束してはいけないというのならば、しなくても大丈夫な人だけにして欲しいかな…本人だって辛いと思うし…
介護員さん達が安心して働けるように、無理な人を入れてくれるような施設。それって認知症対応の精神科病院になってしまうのかしら?残念だけど、訳が分からなくなってしまっている状態ならば、Y字帯で車椅子に拘束されて、日中過ごす…仕方がないのかな?独居でほっておかれたらばそもそも生きていられない…でも、生きているのだから、楽しみのある穏やかな生活を送って欲しい…難しい…
自分的に
「こうなったらば、もう、ほっといてください」
そう言いたい事例が、目の前に多すぎです…




