健康は、働かなくては、手に入りません!
朝の申し送りにて
21時、○○さんからコールあり
「足がむくんでいて、痛くて寝られません。病院に連れて行ってください、救急車、乗りますから」
今は、夜で、看護師さんいないことを伝え、明日の朝、相談することで、納得され、脚を高くして休んでもらいました。その後も、コール頻回。その度に、傾聴し、同じ対応をする。0時より、良眠。
○○さんに、昨夜のことを聞くと、
「何のことでしょうか?私は、静かに寝てます。いびきなんて、かきません」
「どこか痛い所、ありますか?」
「別に……」
で、脚を触ると、少しはへこむけれど、それほど浮腫んではいません。
でも、それは、朝だったからで、夕方には、パンパンになっていました。そりゃ、一日中車椅子に座って、全く脚を動かさなければ、浮腫むはずです。しかも、脱水予防と称して、かなりの水分を勧められる。足、動く人なのに……本当に、痛、だるかったのだと思います。
介護員さんより、
「最近、トイレ介助の時の立位が安定しません」
見に行くと、便座と車椅子を行き来する為の方向転換が、足の裏の位置を動かせないので、身体だけひねるようになっています。足首が象さんのように浮腫んでしまって、動かない!両脚に、「足」という重りが付いています。
介護員さんより、
「この人、靴、履けないんですけど~何とかならないんですか~」
介護用の上履き、6E……マジックテープが届きません。足はクリームパンのごとく、水風船状態。
「脚を動かさないからいけないのよ!」
と、足踏みをするように、言うと、出来ます。が、三回もやると
「疲れた~」
最近は、食べることにもやる気が無くなっているのですから、「動いて欲しい」は、無理難題……
で、「むくみ解消健康器具、高齢者バージョン」開発しました!
まずは、足の裏をしっかり固定します。負荷は、ご自分の足の重さで、十分。立つ必要は無し。と言うか、逃げ出す、いえ、立ち上がらないように、安全ベルト着用。
足首の返しの角度、歩幅、足上げの高さ、スピードは、段階をつけて、レベルアップ!それに合わせて、バックミュージックも、セレクト。
「え~もう、EXILEいってる~」
みたいな。
で、動きがスムーズになってきたらば、次の段階に進みます。
微量ながら、「自家発電」してもらいます!
発電量は、カードにポイントとして貯まり、お好み食や、お菓子、美容液なんかに、交換できます。
むくみ解消健康器具の前には、ポイント商品のポスターが貼られていて、その脇には、
「一日、三回。一回につき、20分以内を守りましょう」
なんて……
骨粗鬆症薬の薬、高いです。しかも、起床時薬飲んだ後、朝食までの間、座ってなければなりません。それが、大変な方も、多いです。まあ、ほとんど寝ている人に、骨粗鬆症薬?ん?オムツ交換の時、誤って骨折っちゃうといけないから?って、疑いたくなります。
こんな薬を飲むよりも、足の裏、骨に刺激を与えた方が、ずっと効果があると思うのですが……
そう、骨に刺激が来ないと、骨からのメッセージ
「この人、まだ働いていますので、骨を作りましょう」
が、出なくなるそうです。そして、もひとつ、
「この人、まだ働いていますので、新しい記憶必要ですよ」
も、出なくなるそうです。つまり、ボケる……
認知症薬も、とっても高い薬です。効果の程は???
脳に行く血流を増やしたとしても、ネットワーク再生するの?失われ行くシナプス、待ったをかけられるの?
「もう、この人、働いていませんので……」
って、決めつけられたら、おしまいかと……
「はあ~い、みなさん、順番を守って下さいね!」