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幸せとは

作者: haL.

 小石で躓き 膝を擦りむき 


 あまりの痛みに 目に涙を溜め 


 初めて気づいた 


 怪我無き日々は 幸せだったと



 風邪を引き 昼夜も分からず うなされて 


 気だるさの中


 初めて気づいた 


 健康な体は 幸せだったと



 共に泣き 共に笑った人達と 


 離ればなれになった時 痛む心を押さえつけ 


 初めて気づいた


 人に恵まれ 幸せだったと



 辛いこと 悲しいことに 苛まれ


 心に残る 消えぬ傷 


 初めて気づいた 


 傷無き心は 幸せだったと



 年を取り 消えゆく過去と 消えた人


 ふと思いを馳せてみて


 初めて気づいた 


 あの頃の私は 幸せだったと



 ならばきっと 気づくだろう 


 いつか必ず訪れる 命が尽きるその瞬間


 生まれたことは 幸せだったと

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