第3話 進みだす
『次は借り物競争です!出場者は入場門前に集合してください』
「お、次はチハルが出る競技だな。敵だけど応援してやるか」
「そうだねー、頑張って欲しいよね」
チハルが出場する借り物競争は毎年毎年際どいお題が出たりしてうちの学校の名物競技になっている
「ゆーくんそろそろ始まるみたいだよ」
「おう、そうか」
『位置について…よーい』パンッ
合図と共にチハル達が数メートル先の司令書に向かって走り出した。
そして司令書を手にした瞬間、表情が凍りついた。
「なんの指示が出たんだ?」
「チハルちゃんどうしたんだろうね?」
それは隣にいたアオちゃんですら気づくほどの明らかな変化だった。
そしてチハルは顔を上げるとゆっくりと辺りを見渡し、こっちを見た途端走って向かってきた。
「アオちゃん、ちょっと私と来てくれない?」
「え?私?」
「お願い!」
「うんわかったゆーくん行ってくるね」
「お、おう行ってらっしゃい」
チハルが表情を曇らせるほどの指示にアオちゃんが関係してる?なんだ?
そしてチハルの手にあった指示書を見た瞬間アオちゃんが驚きの表情を見せた。
なんだ?なにがかいてあるんだ?
俺はそのまま競技をなんかよりもそっちに夢中になった。
そして競技が終わり、アオちゃんがチハルと一緒に戻ってきた。
「お、お疲れ様指示書はなんだったんだ?」
そう言うとチハルは少し考えてから何かを決意したように顔を上げた
「私の指示書には好きな人を連れてこいって書いてあったわつまり私はアンタと同じでアオちゃんが好き
これは私からのアンタへの宣戦布告よ!」
…は?言ってる意味がよくわからなかった。
体育祭編は終了です
少し短くなってしまったのでおまけパートを出します