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とどけ!恋心!  作者: 藤輝
3/5

第2話 平和な日々

「今週末はいよいよ体育祭だねー」

「おう、そうだなー」

「ゆーくんは何の競技に出るの?」

「ん?俺は綱引きだよ」


そう、俺は綱引きに出るのである!!

綱引きというのは相手との力比べ、勝った方がより強い力を持っていることが証明される競技なのである!

俺の脳内計算では綱引きに勝った者の評価は2倍、いや3倍上がると思われる

ここで勝てばアオちゃんからの評価も上がりその他の女子からも…


「へー綱引きかー私はかけっこだよ」

「あー徒競走か、アオちゃん運動神経いいもんな」


アオちゃんはほんわかしてるわりには運動神経がとてもいい。

中学の頃はテニス部では1番活躍してたと言っても過言はないだろう。まあ、性格的に部長ではなくマスコットキャラクターとしても活躍してたが…


「そういえばゆーくんは何か自主練習とかしてるの?」

「ふん!今年の俺は今までとはちがーう!

なんてったって毎日走ってるからな!」


行き帰りだけだけど!行きは遅刻寸前だからだけど!帰りは普通に観たいアニメがあるからだけど!

毎日俺の脳内ではロッキーのテーマが鳴り響いているんだ!ワンフレーズだけだけどな!


「すごーい!じゃあ本番は1位間違いなしだね!」

「おう!もちろん!俺がいれば1位は間違いなしだろう!」


それからというもの朝と夕方は時間に追いかけられ走り続けた

毎日毎日…(でもないけど)走ったのである


-体育祭当日


「ゆーくーんおはよー」

「おう!おはよう」

「遂に当日だね!私の応援してね!」

「もちろんするけど、俺の応援も忘れんなよ?」

「うん!楽しみにしてる!ゆーくんがいれば優勝間違いなしだもんね!がんばってね〜」

「おう!」


俺達のチームは赤

それに対し、敵は黄色、青、そしてチハルがいる白だ、

まぁ最強の俺にかなう相手ではないけどな!

丁度昨日、チハルたちに「最強の俺に勝てるかな」と宣戦布告してきたところだ


「ゆーくん、開会式だよー」


おっと行かなくては


それからまあクソつまらん選手宣誓とか準備体操だとか色々とあって適当にやり過ごし遂に俺の番である綱引きが始まろうとしていた…


「ゆーくん!がんばってね」

「おうよ、行ってくるわ」


よっしゃ来たぞ来たぞ、ついに俺の時代だ

俺の作戦としては

其ノ壱、しっかりにぎる

其ノ弍、全体重を後ろにかける

其の参、爽やかな笑顔

である

これで色々な戦いに勝てるはずだ

声?そんなダセーことしねーよ

まあいいや始めるぞ


『位置について、よーい』パンッ


おっしゃいくぜ

って相手の力つえー

なんだこの馬鹿力もっと体重をかけなくては…

そのときだったアイツが現れたのは表れるわけがないアイツが…


「ガッ」


右足に激痛が走ったのである、そう右足が吊ったのである


待て待て待て何故だ!ってか痛い

あれか準備体操を怠ったからか!ちょー痛い

立ってられない


『おいお前大丈夫か!』

「先生、ありがとうございます…少し足が吊っただけです…」

『お、おうそうかお大事にな…』


恥ずかしー!生き恥!生きるは恥だし役立たず!

あ、もうダメだ…



「ゆーくんおかえりー残念だったね〜」

「うん…」

「ていうかなんで蹲ってたの?お腹痛かったの?」

「そんなような感じだな…」

「じゃあ勝てなくてもしょうがないね」


今はその優しさが心にくる…


「あ、私の番だ!行ってくるね!」

「うん…」

「気にしちゃダメだよ!ゆーくんは出来ることは全てやったんだから!結果が全てじゃないんだよ!じゃあ行ってくるね」


はぁ…もう、そんなこと言われたら全力で応援するしかないじゃん


「アオちゃーん!頑張れー!!」


-パンッ


こっちに向けて微笑んだと思った瞬間一気に加速した

あぁ本当に運動神経がいいやつってもうスタートから違うんだなってどうでもいいことが頭に浮かんだ


結果というとアオちゃんは1位でゴールした


「ゆーくんただいまー応援してくれてありがとう」

「凄かったな!興奮したぜ」

「ふふ、ありがとう」


『次は借り物競走です!出場者は応援門前に集合してください』


俺はまだ知らなかった…アイツが隠していた想いを

そしてこれから訪れる戦いを…

投稿遅くてすみませんm(_ _)m

今回はビックリマーク多めでしたね反省

最後のバトルもの感wお許しください

ちなみに私は今年の体育祭にて綱引きをやらせていただきましたが楽そうだなという不純な動機によるものなのでユウトの考え=作者の脳内ではありません

次回は少し話が進みます

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