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「これは夢の中ですか?」「いいえ、現実ですよ?」

「一鷹君だっけ?いやーくるの遅かったからてっきりおねーさん迷子になってたかと思ってたよ」

そうコーヒーを飲みながら話す彼女は佐藤美智子(サトウミチコ)さんという

あの後扉から出てきたこの女性に「入っておいで」と中に入ると木製の壁と床でできた内装で

入った右側の壁には何も書かれていない額縁のようなもの

左側にはテーブルとイスが四つありテーブルの上にはコーヒーメーカーと二つのカップ

そして部屋の中心には大きな円形の台がある


しかし、この人が課長とのことだがずいぶんとフランクな方である

赤い髪の毛が特徴的ではあるが恰好は普通の事務職で着ていそうなピンクのスーツだし何とも不思議な感じがするがそれでもここまで起きたことに驚きすぎたのか普通に受け入れている自分がいた

「いやはやここまで何とか無事に来れましたが、佐藤課長、ここはいったい何処なんですか?」

「ミチコでいーよ一鷹君。そうだねぇ社長から何も聞いてないみたいだしゆっくり順を追って説明していくね」

そうゆうと佐藤課長は腕につけていたブレスレットをいじりだしはじめる

「とりあえず今一鷹君がここまで来るときどんな感じだったか説明してみてくれる?」

「はい。ええっと...」

朝社長から異動の話を聞き旧館に向かったこと

お借りした鍵が光ったと思ったら来た道がなくなりひとまず鍵を使うと見たこともない場所にいたこと

看板を見つけて進むと謎の巨大建築物に耳の長く尖った鎧兵士(?)

そんな彼らに連れられた中は現実ではありえないような店や品物がたくさんありと普通に話したら夢物語のような内容を真面目に話した

佐藤課長はそんな私の話を「ふむふむ」「なるなる」「ほほー」とブレスレットをいじりながらも話を聞いていた


「...と、こんな感じです課長」

「んんー?」

と言いながら少し不機嫌な顔をする佐藤課長はブレスレットをいじる手を止める

何か怒らせるようなことをしたのか?と考えると

「課長じゃなくてミ・チ・コ!ちゃんと名前で呼んでよ一鷹君!!」

と怒った顔で言い放つ

いやいや、さすがに上司相手にそんな友達みたいな風に呼ぶわけにも...

「わ、わかりました。美智子かちょ」「ミチコ!!!」

「わかりました!ミチコさん!」

「ふふー。よしよしそれでよしですよ。一鷹君。」

にこにこと上機嫌になる佐藤課長

なぜそこまでこだわるのかこの人は...


「ふむふむなるほどね。とりあえず飛ばされた場所が近くでよかったねー」

「?とばされた?」

「そう。"飛ばされた”まず結論から言いますとね、ここは日本じゃなくて"異世界"です」

「...はい?」

いせかい?異世界っていうとファンタジーなお話しとかゲームの世界みたいなのかここは?

やっぱり夢?

「ここは異世界の土地。正式名称は"ヴェプリーラ"っていうところです」

「冗談、ではない」

「ホントの話ですよ。信じられないでしょうけど」

とにこにこ話す佐藤課長

にわかには信じがたいことではあるがこれは信じるほかないことだ

一度眼鏡を外しハンカチでレンズを拭いてひとまずは落ち着かせる

きれいになった眼鏡をかけなおして一息つく

「続き話していーい?」

「はい。みちこか、...ミチコさん」

「ん。よろしーよろしー」

危なかった...

すると佐藤課長は腕を突き出してブレスレットを見せる

「とりあえず気になってるだろうし準備できたからみせるね」

そうゆうとブレスレットを外しテーブルに置くと

ブレスレットが光を放つ

「うわっ!?」

驚く私をしり目にブレスレットは何か地図のようなものを映し出す

「このブレスレットは"デバイス"っていってねこの世界の必需品なの。いわゆるスマホみたいなやつなんだよ。そして、いま映しているものはこの世界の地図ね」

映写された映像には四つの大陸が映っている

そのうちの左下の大陸を佐藤課長は指で示す

すると、指した場所に「ヴェプリーラ」と文字が浮かぶ

「ここがいまいるヴェプリーラ。その上が"エーテスター"」

すっと指を移動させ同じように大陸に「エーテスター」と文字が浮かびつつ順に説明し、その指はそのまま左の大陸へと移動する

「そしてこっちが"トゥントート""イヴェールン"ね」

空中の世界地図の大陸にそれぞれの文字が浮かぶ

「は、はぁ」

何が何だかよくわからないのだがそのまま話を聞くと地図の中央に指をタップさせると「ジョーネスタ」と文字が浮かぶ

「そしてこれらが存在するこの世界は"ジョーネスタ"といいまーす」

そう言い終えるとデバイスと呼ばれた物に触れる

映写されていた世界地図がふっと消えそのまま腕に付け直した

「何か質問はあるかなー?」

と聞かれても聞きたいことなと沢山あるわけですが

ええっとそのとまごまごしているとにこにこしながら

「まーこんな風に話してもなんだし、とりあえずは」

と言いながら手を握ってくる佐藤課長

「えっ?」と思わず声をもらすと

「外でいろいろ見ながらのほうがわかると思うんだー」

そうにこにこと自信ありげにいうと動揺している私を強引に引っ張りながら外へと連れ出されるのであった





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