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第一章・沖縄編5

 精鋭兵訓練施設教養書。戦術機の項。操作方法と搭乗時起動手順。


 戦術機に搭乗する際の注意事項。

 第一に訓練施設生制服であること。この服でない場合、RSは使用不可能である。(それとは別として精鋭兵標準装備強化服がある)

 第二に体調は万全であること。

 第三に二人乗りはしないこと。(初期型の戦術機が副座型ではあるが、現在のものはその形式のもはない)教官(又は上官)は操縦席に取り付けられたカメラを見て状況を見るため、心配は無し。

 この三つの事を守らなければ、厳重注意。または単独房へ移送をさせることがある。


 搭乗後、操縦席に着席。その後、四点式シートベルトで体を固定する。へその辺り(または鳩尾(みぞおち))のあたりに留め金が来ることが望ましい。

 固定したら、操縦席上部に掛けられているアイゴーグルを外れないように取り付ける。

 アイゴーグルは強烈な光が発せられたとき、自動的に保護膜となり操縦者の目を守る。それ以外のときでも、右耳側につけられているボタンを押すことで頭の動きと戦術機の頭を同調させて動かすことも可能である。

 左側パネルのふたを開け、全ての電源を起動させる。主電源、予備電源、通信機、RS、VC、ABS、FBSがある。

 電源を入れた後、プロジェクターの起動が確認されれば正常に作動している証拠である。(操縦者から見て正面のモニターが真っ白く映し出されていれば良い)

 その後、起動の状態を管制室に(又はドックメイト)通信し、本体へと接続をする。

 日ノ本製の戦術機の最新型の殆どのコックピットは、CB=COCKPIT BLOCK(コックピットブロック)形式を採用しているため、接続の必要がある。背中側から差し込む場合が殆どである。


 注釈・CBとは?

 上記のとおり、コックピットブロックの英字での略称である。前代の戦術機・天叢(あめのむら)以降はこの形式を採用している。CBは戦術機の装甲よりも五倍丈夫に出来ており、間違った搭乗方法をしなければ生還率は高くなる。本体が全壊しようとも、CBだけは壊れない設計をされている。それについては、搭乗者の保護も含め、二台目、三台目の戦術機への即時換装を可能とするためである。それを可能にすることにより、連続出撃が可能となる。


 戦術機は基本は電力で動いており、爆発するような燃料は使われていない。武器弾薬による爆発はあるが、全て外部からの爆発であり、内部から爆発することはまず、無い。

 CB接続後、プロジェクターより映し出される画像が、白から背景画像に変われば接続完了である。画面が切り変わるまで一分から二分ほどかかる場合があるが、自動補正をしているだけで心配は要らない。


 以上が戦術機の搭乗方法である。


 以下に、操縦方法を記載する。


 戦術機の操縦方法。(この項に記載するのは戦術機・円空以降のものである。これ以前のものは若干ではあるが操作方法が違ってくる)

 操縦席の両脇にはボールとスティックが存在する。これは戦術機の上半身及び固定動作時の方向転換に必要不可欠なものである。ボールは手の動き、指の動きを。スティックは腕の動きを操作する。基本的には片方固定時に片方操作と言う形で動かす。

 音声認識でRS=REACTION(リアクション) SYSTEM(システム)を起動することにより、その操作を操縦者の動きに同調させ、省くことが可能である。

 行動については、足元につけられている複数基のペダルを踏む事によって「固定動作」が起動する。固定動作は、歩く、走る、とまる、しゃがむ等の固定された動きをする動作である。出来る動作は決まってはいるが、複数基のペダルを踏む事により、匍匐(ホフク)全身も可能である。(しゃがむ+歩く の固定動作ペダルをしゃがむー歩くの順で踏む。どちらかのペダルを放してしまうと、踏んだままのペダルの動作をしてしまうので注意する)このペダルにも固定用スイッチが存在する。


 以上が、戦術機の搭乗、操作方法である。機内設備については別記記載の事である。

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