凡人パーティーの調査
こんにちは!
ロエムです!
「あれが旦那です。」
ドールが指さした先には一人の頼りなさそうな体格の男が居た。 見た目的に職業は盗賊だろうか。
腰には小さなナイフが装備されていて、動きやすそうな服装をしている。
そして…
「あれが浮気相手の可能性のある方ですか?」
「はい…」
夢弓の言葉にドールはしょんぼりとして返事をする。
落ち込むのも仕方ない。 新婚だというのに性処理ができないからといって嫁を置いて、他の女と遊んでいる疑いがあるのだから。
浮気の疑いのかかっている男の隣には大人びた女性が男の腕を自らの腕でホールドし、男の腕を女の豊潤な胸に押し付けている。 男も嫌ではないような顔をしているようだ。 猿みたいな顔をしている。
「……ッッ」
ドールは隣で女を睨みつけている。 そして、その視線は男にも向かっていた。
(新婚なのに可哀想だな…)
どこか他人事のような、自分の事のような事を考えている陸一同は男と女の後を慎重に追っていく。
「…入っていきましたね…。」
呆れながらいう夢弓。
「は、はい…」
疲れながらいうドール。
『宿屋 ラブラ』つまりラブホテルだ。
この世界にも一応ラブホテル的な場所はある。
とは言っても見た目はただの宿屋なのだが、部屋は防音が施されているのだ。
つまりあの二人は…
「殺しましょう」
「待て待て!!」
宿屋に殺気を放ちながら、ゆらゆらと歩いていく。そしてそれを本気の力で止めようとする陸。
(こいつ…馬鹿力だ…!!)
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