凡人ニートと魔法使い
こんにちは!
第二章です!
…さて、異世界に転移した訳だがどうしようか。
俺は辺りを見渡すと、見たことも無い文字が沢山あった。…だが何か分からないが読める。これも転移の影響だろうか。
…とりあえずギルドを探すか。
人は腐るほど居るのだが、人見知りに道を聞くのは厳い…。店の店員などに話しかけるのはいけるのだが、
日本に居たときも話しかけるのも不可。話しかけられても、え、とか何回も言ってしまってたし。
…この世界では第二の人生として、生きよう。昔の自分は日本に置いてきたのだ。
ふぅ…。
俺は大きく深呼吸をした。
勇気を出せ、陸!!
「すいません・・・ギルドの場所をお聞きしたいのですが。」
俺は近くの優しそうなお婆さんに話しかけた。
「私の家、ギルドの前通るから案内してあげるよ。」
優しそうなお婆さんは予想通り優しい顔で答えてくれた。
「あ、ありがとうございます!」
今のお婆さんと話したことにより少し、勇気が持てた。
ーーギルド
「ようこそ!ギルドへ!!」
赤髪のの若くて巨乳の大人っぽい女の人が笑顔で迎えてくれた。
「冒険者になりに来ました・・・」
「冒険者ですね、それでは冒険者手帳を見せてください。」
「あ、はい」
さっきの優しいお婆さんの話によると、冒険者手帳は生まれつき皆持っているらしい。
どうやら生まれた時に少ない魔力で生成されるとか。
日本で言うマイナンバー的なやつか…。
ギルドでこの手帳を見せるとステータスなどを見て親切に自分に合った役職を教えてくれるらしい。
そして、もし【剣士】を選んだ場合でも魔法は覚えられるらしい。
でも、その代わり【魔法使い(まほうつかい)】より威力は弱くなるらしい。
折角の異世界だし魔法も使いたいよな。
「はい。ステータスが出ましたよ」
俺がそんなことを考えている間にステータスが出たらしい。
「はい!ありがとうございました。タナカ…リクさんですね。珍しい名前ですね。…陸さんに合う役職は【剣士】【盗賊】ですね。」
魔法使いは無理だったか。まあ、男が魔法使いってのもな。
んー…。盗賊は合わないよな…と、なると剣士だな…。
「剣士でお願いします。」
俺は少しだけ悩んだ末、剣士を選んだ。
「分かりました!…はい!登録が完了しました。」
そう言って冒険者手帳を俺に差し出し笑顔で言った。
ーー登録も完了したし。冒険者行きたいが…初心者の俺には初クエスト一人は身が重すぎる。
仲間が要るな…。
俺はギルドの掲示板に【魔法使い】と【プリースト】【騎士】を募集した。
これが一般的なパーティーだ。
そして一日が過ぎた。そしてまた一日。そしてまた一日が過ぎた。
仲間が来ない。 冒険に行きたいな…。只今四日目が過ぎようとしている。やっぱり誰も初心者のパーティーには来ないかな…。
「辛い…。食費の為にバイトをしていたが、それは
日本でも出来る。異世界ならでは体験をしたい」
俺がギルドのテーブルで絶望で突っ伏していると誰かが声を掛けてきた。
「あそこの掲示板の募集パーティー リーダー。
タナカ リクさんはあなたでよろしいですか?」
俺の名前を呼んだのは、帽子を被ってマント着て、杖を持ち、いかにも魔法使い。の女性だった。
「こんにちは、え、えっと、魔法使いでいいのか?」
「はい!私は魔法使いの夢弓です」
夢弓と言う女の子は笑顔で言った。
「取り合えず使えるスキルを教えてくれるか?」
その俺の言葉に夢弓は困った表情になった。
「私は冒険者になったばかりで、生まれつき魔力値は高いのですが、使える魔法が少なくて…」
そう頰をかきながら言う夢弓。
「大丈夫だよ。俺も初心者だし。」
そんな俺の言葉に夢弓は安心した表情になり
「実はもう一つ私だけにしか使えないユニーク魔法があるのですよ」
そう自信満々に言う夢弓
「私には【ワールドエンド】と言う一撃必殺。使えば魔力切れで長時間倒れこむ、爆弾のようなスキルがあるのです」
ほう、ワールドエンドは切り札として使えるな。
「これからも、仲良くしようぜ」
「はい!!」
ーー魔法使いが仲間になった。
そして、時は過ぎ、翌朝
「ここね!」
金髪の胸に青い球体を付けたプリーストが来た。
「よっろしく!・・・ごほん。。まずは自己紹介。 私は触った物を強制的に再生するユニークスキルを持っているプリーストです!あらためてよっろしく!!」
何か色々と凄いプリーストが来た。
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