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凡人ニートと異世界能力 ~ユニークな仲間達~  作者: 紅・ロエム
凡人ニートとユニーク生活
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凡人ニートと異世界生活

こんにちは!

以前は魔王喜ばせ講座と言う小説を書いていたのですが人気がないので

新しい作品を書かせて貰いました。

2056年ーー

アニメや漫画とかである話だ。

主人公が死んでしまって女神に魔王討伐を頼まれ異世界転生(いせかいてんせい)

だが、実際には異世界転生などはこの技術が進んだ世界では科学的にはあり得ないとされている。しかし過去や現在では次元の(ゆが)みで未来に行ったり。

地球外生命体を見たりと様々な不思議体験(ふしぎたいけん)がある。

科学では証明できない事もあるのだ。

この進んだ世の中でも異世界転生などは夢では無いのかもしれない。

俺はそんなことを呆然と考えながらゲームをしていた。…異世界転生…夢かな。

「ふぁぁ…」

ゲームに飽きた俺は大きなあくびをしながら、ゲームの電源を落とした。暇つぶしに動画でも見るか…


俺は先程までしていたゲームの攻略動画を見ていた。

「へぇー、そこが弱点なのか」

パソコンの画面と俺の鼻先が当たりそうな距離まで近づいて、動画を見ていた。

…さて、次の動画を見るか。

俺は『ビーストクエスト攻略』と検索して、一つの動画をクリックした。

すると画面に現れたのは、相変わらずの広告だ。五秒後というスキップまでが待てない。

『新作ゲーム!あらゆるスキルを駆使して…』

いつものコマーシャル風では無い、珍しい広告。

『異世界を攻略して姫を救い出せ!』

なんともありきたりな設定。

だが…。面白そうだ。ユニークスキルを駆使して魔王討伐を目指すRPG…

「俺好み!」

明日発売・・・よし!買いに行こう!!






翌日

今日は雲一つ無い快晴だ。

何日前だろう…外に出たのは。太陽が猛烈に眩しい。いつもはカーテンを閉め切った暗い部屋でパソコンとにらめっこをしていた俺だが、日光は自宅警備員の宿敵みたいなものだ。

俺は仕方なく日光と戦いながら、スマホで音楽を聴きながら、近くのゲーム専門店(せんもんてん)に向かった。



…普通なら家でネット注文するが、発売を知ったのが昨日だから早くプレイしたかったという理由と初回限定版を手に入れるためだ。


…初回限定版には可愛いヒロインの白ワンピースフィギアが貰える。フィギュアは絶対いるよな…さっき動画を見ていたらヒロイン可愛かったし。

俺は少しニヤニヤしながら、日光によってクラクラしながら歩きようやく店に着いた。



…まあ。なんと言うか、行くのが遅れたせいで既に長蛇の列が出来ていた。当然と言えば当然か…。並んでいる人は外人やおっさんばっかりだ。今日は平日だから当然、学生は来れないしな。何で休日にしなかったんだろう。売り上げが悪くなるだろうに…

まあ俺には関係ない事だが。…と言うか長蛇の列を目の前にして既に帰りたくなったが…フィギュアとゲームの為だ。


俺は覚悟を決めて大行列の最後尾に並んだ。






近くの飲食店が会社員で賑やかになった頃、ようやく俺の順番がきた。

「凡人ニートと異世界能力の購入はこちらです!」

そう店員が手を上げて大きな声で言うと、俺は言われるがままに店員の方は向かった。



そして俺は無事に初回限定版を購入する事に成功して帰ることにした。




疲れた…やはり失敗だ。ゲーム機は充電が切れてずっと立っていて疲れたし、変な男に絡まれたし順番抜かす外人も居たし…。

…まぁ何はともあれゲーム機は手に入れし結界オーライか…。

俺はゲームの入った袋を持ちながらワクワクして歩いた。

「ゲーム買ってからのこのワクワク感が良いんだよな。」

早く帰ってやりたいぜ。

俺はまた、日光と戦いながら急いで家に戻った。





ーー誰も居ない家に帰って来た。

親は共働き、妹は学校だ。俺は高校で友達も出来なく

学校に飽きたから引き籠っている訳だが…

そろそろ行かないと、出席日数とかがな、

俺はそんな事を考えながら、玄関扉を開き手を洗わずに真っ直ぐ自分の部屋に戻った。


袋からゲームの箱を取り出し、箱を開けフィギュアを取り出しスカートの中を覗き飾った。

黒パンという珍しいタイプのフィギュアだった。

そしてゲームソフトを取り出して、ゲーム機に慎重に挿して開始ボタンを押した。

…だが、一向にゲームは始まらずに、黒い画面の状態のままだった。

何だ、いきなりバグか?俺はソフトを抜こうとしたら画面が白くなり、会社名が書かれたテロップが出てきた。

戻ったか…。俺は名前を『リク』に決めて、ストーリーを進めた。

そして、画面に現れたのは真っ暗な部屋で一人、椅子に(しば)られた女の子がだった。

この子はヒロインっぽいけど、あのフィギュアの子がヒロインなんだろうな。

「この世界は今、突如現れた魔王によって侵略(しんりゃく)されてしまいました。…この世界には勇者が必要です。」

どうやら、予想通りありきたりな設定だ。

だが面白ければ何も問題ない。

「さぁ選ばれし勇者。魔王を倒して私を救い出してください!」

やっと冒険が始まる!

俺はワクワクしながら、テロップを読んでいると画面から突如眩い光を差し込んだ。

「うおっ!」

気が付くと目の前は真っ暗になった。



ーー初心者の(ハップ)

目を開けると何とも平和そうな街に居た。子供達が楽しそうに川で水遊びをして、革装備で身を包んだ男と女が楽しそうに話をしていた。

どこだここ、異世界か…?明らかに日本では無い。ゲーマーの感がそう言っている。俺は試しに自分の頬をつねってみた。

…痛い。夢じゃ無いのか…と言うことは本当に異世界か。

これからどうしよう…。俺は腕を組んでこの先の事を考えているとポケットに何か入っていることに気付いた。 冒険者手帳(ぼうけんしゃてちょう)と書いているのか?


なんだこれ。俺は冒険者手帳のページを読み進めるとスキル一覧と言うページがあった。ユニークスキル【創造者(そうぞうしゃ)

創造者?名前から察するに想像して物を作る能力っぽいが…。あ、詳細があった。『自分が触った事のあるものを創造して生み出す事が出来ます。しかし(エネミー)や食料は作れません。そして作った物は封印が(ほどこ)され貴方しか使用することが出来ないようになっています。』

創造神みたいだな。 強いが使いこなすのは時間がかかりそうだ。

俺はこの先のことに不安を覚えながらも胸を躍らせていた。

読んでくださりありがとうございます。

これからも頑張っていきたいと思います。

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