第1話 最悪の事態
だいぶ空いてすいません第一話です。
おい ちょっと待った。
現在 月城和冴 5歳。
なんだこれ。
「なんなんだ!この画面!」
そこには、ゲームのような...
いや、まさにゲームの画面がそこにあった。
「ステータスとかって書かれてるが........ん?」
ちなみに俺の今のステータスはこうなってる。
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名前 月城和冴
レベル 1
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ステータス
力 10
守 10
知 100
速 15
体 5
運 −2500
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称号
『転生者』
『世界一の頭脳』
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スキル
『言語理解』
『絶対理解』
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『転生者』
一度死んで転生した者が得る称号
『世界一の頭脳』
世界一の頭脳を持つ人間
『言語理解』
会話ができる
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そこには、チートがあった。
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先ほど俺は『自分』としての意識を取り戻した。
「いや...待て...ふざけてるよな?」
5歳児とは思えないような言葉使いで俺は言った。
「てかなんだよこの『運 −2500』って」
その瞬間俺は、とあることに気づいた。
「なんか煙臭いな...窓開けるか」
と思って開けるとそこには人だかりがあった。
「ん?なんだ?やけに騒がしいな...」
よく聞いてみると、何人か泣きそうになっていた人がいた。
そして俺は理解した。
「待って、火事起きてね?」
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待て待て待て待て
意識取り戻した瞬間これか、ってこういう事件が意識を取り戻す条件じゃね?
それはさておき、
「どうすんのこれ?やばいやん。てかオワタ」
早い人生だったなと諦めかけた時、俺はふと思い出した。
『絶対理解』
「そういやスキルとかあったな?見てみるか、どうせ最期だし」
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『絶対理解』
何が起きてるかと、ヒントがあればなんでも理解し、解決できるスキル
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チートキタコレ
「いやあのねそんなご都合主義発動するわけ...」
刹那、俺の脳内に意識を取り戻す前の記憶が蘇った
そして...
俺は理解した。
「煙の匂いがするが熱はまだ感じない」
火事は上で起こっている、家族4人、ベランダ、アパート
「よし、いける」
俺は瞬時に妹、父、母、そして俺の部屋に行った。
「よし!終わりっと。」
俺はベランダから布団を投げた。
「匂いやばくなってきてる」
俺は4つ繋げた布団をロープ替わりとして使用した。
そして下の階に行き、さらに布団を取り、繋げ、放り出した。
それを繰り返してると、消防車がやってきて俺のことを下まで降ろしてくれた。
「火事なんて過去の人生でも一度もなかったぞ」
ふぅ...とため息を付きそう呟いたのだった。