世界に参加します。
「ぉん…つまり主人公になりに来た…と?」
「おういえ!」
「馬鹿ですか?」
「え?作者脅せばなんとかなるもんじゃないの?」
「これっておいらは脅されてるなうなんですか?」
「えっ」
「本気で主人公をこの会話で決めるならだいぶイメージ悪いですよ」
「『貝模様の兎耳つけた貧乳に話すれば主人公になれる』って嘘?!」
「ひんぬ…その噂の出所やらなにやらは後で調べるとして貴方が主人公になれるかですが、望みは薄いとだけいっておきますよ」
「なんでっ?!」
「そもそもおいらは選んで主人公決めるひとじゃないんです」
決して相手がぼんきゅぱーんなおねーさんだったからではないです。
おいらは主人公を決めるひとじゃないんです。
冷静におねーさんと対話していましたが正直怖いです。逃げます。おねーさん、剣ちらつかせるのやめて下さい。
別に神サマになりたかった訳じゃないです。
まず世界を作って色々な生き物を配置して、物語を付けて。
破滅と救済も、異種間の大恋愛も、革命と新生も、ただ見て記録をつけるだけ。
物語をキャラ達が作り替えて、その物語の観察日記をお話しにするだけです。
だから、活躍するひとが自然と主人公になります。
ぁあ。つまらないですよね。
どんなに面白いゲームだって自分が参加できなければつまらない。自分は見ているだけ、なんて嫌です。
おいらはそういう風に考える人種のようです。
だから今回は、傍観者とか潜入モブとかではなくキャラクターとして堂々と話に出てしまいます。決めました。
しかし先程のように絡まれるのもアレです。
「ぉん…護衛兼補佐官、とかいればいいのですが…」
「いるじゃねェか。ここに」
ゆるい銀髪、腰までの長髪、赤目、眼帯、長身痩躯。
口調と声からして男です。きっと。
破壊力の有りそうな中性的な笑顔ですがおいらにダメージは入りません、残念ですね。
「合格です」
記憶違いでなければ昔愛したおいらのキャラそのものです。
いきなり現れたことに驚きはないです。そういうひとだったはずですから。
というよりここは森を切り開いた街道なので隠れる場所くらいどこにでもあったということを思い出します。気配に気が付かなかっただけかもしれません、不安です。
「よっしゃァ!また宜しくな!」
「…ぉん!」
"また"。やっぱり正解です。
そういえばいつこの人と別れたのか思い出せないです。
名前は確か
「ドレアだよ、Dreamからmを抜いてドレア」
ドレアにはおいらの心が読めるようです。
「そりゃ嫁だからなァ」
「…おいらがですか?ドレアが嫁ですよね?」
「お前変わらねェな」
露骨に目も話も逸らされました。尖った耳が赤くなっていて可愛いです。さすが嫁です。
なんだかいくつかの記憶が欠落している気がします。よし。
「今回の目的は世界を攻略しつつ記憶を集めるとかです。」
「うァまた抽象的な…」
「まぁまぁ」
こうして僕達の旅はぱしま
「誤字ひでェ」
「どやぁ」
こうしておいら達の旅ははじまった、らしいです。
雲が途切れて光が流れ込みます。
「綺麗だな」
「ドレア、天使の梯子ですよ祝福ですよっ!わぁー!」
-------to be continue?
ぉん!しぇるくです!
本文中でテンションが低い?そんなことないです!
初の公開小説でgdgdです、罵倒お待ちしてm
「おィ。Mじゃねェだろお前」
「罵倒が来る=ひとがみてくれてる=成長できる!ですよ!」
「罵倒って時点でネガティブなのにポジティブ?!」