夜明けの凱旋と団長の誓い
「ああ?何言ってる。今活動するなって言われたばっかりだろ?」
やれやれと、あきれを共有するように、グレンに目をやる。
しかし意外にも、グレンは興味を持ったような眼差しでダンブルを見つめている。
グレンは、レオの視線に気づくと慌ててた様子で口を開く。
「あ、ああ。そ、そうだ、あまり目立つ活動はしない方がいいだろう。」
「いえ、確かに目立つかもしれませんが、我々が行うのは悪事ではありません。目立ったところで、特に問題はないかと。それよりも、夜のメンバーはあれくれものも多い。このまま世に解き放ってしまうのはいささか問題かと。さらに、最近は皆熱心に筋トレを続けています。これは彼らに残された、更正のチャンスととらえます。そして何より、私が布教したいのです。神様に教わった筋トレのすばらしさを!」
ふむ、聞いてみると意外にも、一考の余地はある。考えなしの発言ではないようだ。
「それは、私も入れてもらえるのだろうか?」
グレンは頬を染めながら問うた。
「ええ、もちろんですとも。信徒は多い方がいい。」
「ええ!?何言ってるんですか!?」
レオは驚愕した。
「い、いやあ。私は今から国を欺くことになる。あなたたちがおかしなことを始めたら私の首も飛びかねない。監視しした方がいいだろう?」
グレンはなぜか慌てて答えるが、レオは納得した。
「なるほど、確かに心配ですよね。もちろん、僕は歓迎しますよ。これからよろしくお願いします。」
レオはニッと笑い、グレンに手を差し伸べる。
(うう、格好良すぎる・・・。だが、勇気を出してよかった。)
グレンはレオの手を取り握手を交わした。
「ああ、こちらこそよろしく。私にも、きんとれを教えてくれ。」
***
グレンは、連れてきた仲間とともに、誘拐された子供のリストを見ながらの点呼を終えた。
「リストの子供たちは全員無事だな。」
あとはリストに載っていない子たちが5名いた。
他に忘れられている子がいないか、仲間に建物内を捜索させている。
夜のメンバーはレオの命令で、影の仲間を連れて、建物内を案内していた。
「おまえら、何でそんな筋肉ついてるんだ?俺たちだって結構修行してるんだぞ?」
「俺たちとおまえたちとの違いは、神に教わったかどうかだけだ。神の教え無しにそこまで鍛えるとは、なかなかやるじゃないか。」
いつの間にか仲良くなっているようだ。
(わたしもこれから、レオ殿と。)
グレンは、これから始まるレオとの秘密の逢瀬に、胸をときめかせていたのだった。
黄金ジム編、終了です。
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