グレン
グレン・マッカーサー、王国最強の剣士。
代々剣の名門と言われてきたマッカーサー家の長女である。幼少よりその才を遺憾なく発揮し、5つの頃には周りの大人たちでも敵うものはいなかった。
そんな才能に目を付けられ、今では王国の危機を救うべく、精鋭部隊・影のリーダーを任せられている。
20歳になった今も、その才におごることなく、剣を究めるため、修行を続けてきた。
そんな彼女の究極の剣、
「レッドソニック」
彼女は剣を振った。
剣は音速を超え、衝撃波を生み出す。近くにいるものは衝撃波で吹き飛ばし、刃にふれたものは、なにが起きたかわからずに、両断される。
空気との摩擦で赤くなる刀身をみた誰かが名付けた必殺の剣。
ブシッ
「ぐあ、いてえ!カスった!」
「!?」
周りがざわつく。
「団長の剣を、避けた?」
「あいつの動き、見えなかったぞ!」
「あり得ない。本当に魔法殺し、発動したのか?」
「ああ、念のため、確認してくる。」
影の一人がアジトをでて、確認しにいく。
ニヤり・・・、夜の一人が後を付けた。
ー黄金ジム内ー
「なんだか分からんが、俺は筋トレするだけだ。
今日は久々にバーベルベンチプレスにしよう。」
レオは独り言をいいながら、バーベルにおもりをつけていた。
「今日はバベルもいないし、夜の奴らもどこかへ行ってしまった。なんだか寂しいな。」
続けて独り言を言う。
筋トレ前にカフェインをとるのが日課だ。
カフェインは、筋トレの集中力を上げる効果がある。筋ボリュームへの影響は絶大である。
レオはスキル、ジェネレートでコーヒーを生成し、一気に飲み干した。
「さて。前回は500kg10回が3セットにドロップセット3回を2セット。今日は最終セットで4回目までいけるか。」
漸進的過負荷を意識しつつ、ベンチに寝そべる。
「・・・9,10!」
3セット目を終え、すかさず魔力によるドロップセットを始めようとしたそのときだった。
(!?魔力が使えない!)
レオはつぶれた。
バールで首が締まる。
「ンーー!」(誰か!助けてくれ!死ぬ!)
※安全バーは正しく使いましょう
冷たいバーベルがのどに食い込み、レオの視界は闇に染まってゆくーーー




