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ユリア・ジークリンデ (1) ―遥かなる亡国姫―  作者: 水城ともえ
エピローグ
62/62

そして物語は、新たなる舞台へ ④

 そして一ヶ月が経った。

 時刻は未明。夜空にほんのりと陽の光の色が差しはじめ、星々が少しずつ隠れてきた頃。ユリアは、そんな時間帯にたったひとりでヴァルブルクに来ていた。

 この日、ユリアたちは任務先の国に入国し、極秘部隊としての活動を開始する。その前に、ユリアはどうしても故郷に行きたいという気持ちに駆られ、未明に起きて屋敷を出ていったのだった。

 ヴァルブルクの街に到着したユリアは、ヴァルブルク城の一番高い尖塔の屋根に登った。夜空に輝いた星のように、小さくとも強く輝く魂を持った星霊と人間がいた街を見渡す。あの時までの己は、この国に対して何も返せなかった。戦うだけしかできなかったのに、それすら果たせなかった。民たちと向き合うこともできなかった。

 だからこそ今、己の魂の声を、この地に眠る民たちに伝えようとユリアは思ったのだ。


「我が名はヴァルブルクの第一王女ユリア・ジークリンデ! この地に眠るヴァルブルクの民たちよ! そなたたちの気高き精神に、今一度、敬意を称したい! 我が国のために、命をかけてくれたことを深く感謝申し上げる! 我は、そなたたちの勇姿を決して忘れはしない!」


 あの時の自分は、精神的余裕がなかった。民たちは自分をどう思っていたのだろう。今となっては知る由もない。ただ、せめて礼を言いたかった。ずいぶん遅くなってしまったが、民の想いが眠る街に向って伝えたかった。どうか、この想いが天まで届いてほしい。


「我は新たな道を見つけ、今を生きる人々のために再び歩むことを決めた。まだ、そちらには行けぬが……いつか、そちらに向かう時が来たときは、皆と話がしたい。その時は、どうか──こんな私を迎え入れてほしいと思う」


 ユリア・ジークリンデ・フォン・ヒルデブラント・ヴァルブルクとして振る舞うのは、おそらくこれで最後だろう。

 今は、ただのユリア・ジークリンデ。

 現代では、命名法の決まり事に反する名前であるため『ユリア・ジークリンデ』と名乗ることはできない。『ユリア』という簡略した名前を名乗っていくことになる。

 ユリア自身は、『歴史に残されているユリア・ジークリンデ』ではないと思っている。その認識はこれからも変わらないだろう。

 歴史に残されていようが残されてなかろうが関係ない。ただ今は、自分ができることをしたい。ユリア・ジークリンデという本名を持つ女は、己が磨いてきた戦闘技術や魔力の知識を現代に生きる人々のために捧ぐ──。今の彼女には、『予言の子』として成せなかったことを現代でできる範囲で果たしたいという気持ちが強かった。

 ユリアは、街に向かって頭を深く下げた。最後にもう一度ヴァルブルクを見渡し、去っていく。

 その時、山からは陽の光が差し始めた。



◆◆◆



 ユリアが屋敷に帰ってくると、アイオーンたちはすでに起きて朝食をとっていた。ユリアも急いで朝食を食べ、数日前にカサンドラから貰った極秘部隊の特殊チームとしての制服に着替えはじめた。

 制服の意匠は、一見すると一般的な会社員が着るスーツに近かった。ズボンとジャケットは黒色で、そのジャケットの前を留めるボタンは金色。その襟と袖の(ふち)には、細い白の線がアクセントになっている。インナーのワイシャツは黒みのある灰色。手袋も黒色だ。唯一、ネクタイだけは濃紺か真紅の二種類が選べた。この色は、ヒルデブラント王国を象徴するもの──余談になるが、ヴァルブルク国王とユリアが戴冠式の際に羽織っていたマントにもそのふたつの色が使われていた。理由は、ヒルデブラント王国に倣っていたからだ。ヴァルブルク王国は、ヒルデブラント王国があったからこそ興った国である──でもあるからだ。そのネクタイには金糸が少しだけ入っている。ちなみに、ユリアは濃紺を選択している。

 そして、忘れてはならないのが金の指輪だ。現代の環境下でも魔力を含有する鉱石が素材に使われており、それは国の許可がないと採掘も加工もできないという特別なものらしい。指輪の内側には、ヒルデブラント古語の文章が刻まれている。それは、初代ヒルデブラント国王が残した言葉だという。

 その指輪を左手の人差し指にはめ、古語で指輪に刻まれた言葉を話すことが、ヒルデブラント王国極秘部隊の一員である証になる。普段は、その指輪を手袋で隠しておかねばならない。

 極秘部隊の一員が関わる人物は、主に国の要人たちだ。なので、制服の形はオーソドックスなスーツに近いものなのだろう。それでも、極秘部隊の制服も騎士団の制服と同じく、動きやすさと頑丈さが両立する特殊な素材で作られている。このことで激しい戦闘が可能であり、靴も騎士団が規定するものと同じタイプだ。

 制服を着終えると、ユリアは続いてダグラスから貰った騎士団の拳銃と、両親の遺品である鞘に収められた片手剣を帯びるためのベルトを装着した。左側の太ももに拳銃、背面側の腰あたりに右手で抜き取れるように片手剣の位置を調整した。カバンや袋に入れて持っていくよりも、身体に身に着けていたほうがなんだか安心するからだ。剣を持っていくことは、カサンドラから了承を得ている。極秘部隊は、国のトップから絶大な信頼がなければ就くことができない。なので、これから向かう国からも剣を所持することが例外的に認められた。

 着替えや日用品などが入った大きな旅行鞄を持つと、ユリアは自室を見回した。しばらくは帰ってこれない。いつ頃に帰ってこられるのかもわからない。今までは、自室を長く空けることがあっても二、三日だけだった。だから、少し寂しいというのが本音だが──そろそろ行かないといけない。


「……拳銃に本物の剣を装備って……まるで、これからどっか殴り込みにいく輩だな」


 玄関先に行くと、ユリアにいち早く気づいたクレイグが、少し引き気味に笑いながら軽口を叩いてユリアの重装備を指摘する。クレイグ以外の六人もすでに制服に身を包んでおり、足元に荷物を置いて今後のことを話し合っていた。彼らの他に、ラウレンティウスたちの両親も見送りに来てくれている。


「あら、ずいぶんな言葉ね。身を守るための、念のための装備よ。治安がいいから技を振るう機会なんて無いとは思うけれど」


「ちょっと気になるんだけどさ、姫さん。まさかその剣、建物でも切り刻めますとか言わねえよな……?」


 ダグラスが不安そうに問う。


「言いませんよ。これはただの剣です」


 何もしなければ、素材が特殊なだけのただの剣であることには間違いない。だが、ユリアほどの魔力生成量を誇る人間が、高濃度の魔力を剣にまとわせて振るうとなると話は別となる。大きな建物だろうが簡単に切り刻める力を発揮する。

 さすがにそんな技を披露する機会はないと思いたいので、ユリアはあえて言わないでおいた。


「──そういえば、総長と私たちは同僚という立場になったんですよね」


「そうだぜ。チームメイトってやつだ。まっ、もう総長じゃねえから気楽に呼んでくれ」


「チームメイトですけど、『総長』のほうが呼びやすいので、私は『総長』と呼び続けますね」


「うん。姫さん。俺にはダグラスって名前があること覚えてる?」


 ダグラスは微笑みながら初歩的なことを聞くが、ユリアはにこにこと笑みを返すだけだった。おそらく、その名前が頭から出てくるのに時間がかかった可能性がある。すると、この話題が謎のノリの連鎖を生む。始まりはクレイグの軽いノリだった。


「知ってますって。けど『総長』のほうが言いやすいんで、オレもそっちでいきますわ」


「パッと頭に出てくるのが『総長』なので、あたしも『総長』でいきますね!」


「ここまで言われたら、もう『総長』っていうあだ名でいきましょーよ」


「ですので、総長。これからもよろしくお願いいたします」


「なんなのこいつら」


 イヴェット、アシュリー、ラウレンティウスまでが滑らかに流れるノリで呼び名を決めた。若者たちの気の緩さにダグラスは呆れる。


「案ずるな。わたしはこれからもダグラスと呼んでやる」


「なんで地味に上から目線ムーブかますの? 俺らチームメイトだよな?」


 唯一、名前で呼んでくれる人がいたと思えばこの扱いである。ダグラスの妙な受難はまだ続いた。


「総長~。さっそくで悪いですけど、王室の血を詳しく調べる一環として血ぃ貰ってもいいですかね~?」


 治安の悪そうな物言いと不気味な笑みを浮かべ、アシュリーは断りもなくダグラスの腕を掴み、袖を一気にまくりあげた。その腕には、四十代にしてはなかなか鍛えられた筋肉があった。


「ふへへっ。ええ身体してますねぇ」


 完全に不審者か変質者な言葉をかけられ、ダグラスは背筋を凍らせた。すると、テオドルスが何かを調べるようにダグラスの上半身をベタベタと触れていく。


「うーん。けれど、このあたりに少しだけ贅肉があるな……。総長という役職は、あまり現場に行くことはありませんでしたか? ですが、これからはそうはいきません。あちらに着いたら、私と一緒に特訓をしましょうか。総長」


 テオドルスは満面の笑顔でダグラスの肩にポンと手を置いた。肩に手を置かれた瞬間、ダグラスの背には悪寒が走り、未来の自分を予感した。

 テオドルスはユリアの元側近。つまりはヴァルブルクの戦士。ラウレンティウスたち曰く、ユリアからは殺されかけるレベルの稽古を受けていた──つまりはそういうことだ。


「……のっけから不安しかねぇわこのチーム……」


 ダグラスは、冷や汗をかきながら呟く。それと同時のことだった。ユリアの携帯端末のバイブが連続で作動し始めたのだ。これはメッセージが届いたことを知らせるものだが、それが止まらない。まさかこんなときに壊れたか。ユリアは慌てて端末を取り出して画面を見た。


「──な、何なのこのメッセージの数は!?」


 デスクトップ画面のあるアプリケーションアイコンの右上には、九十九という数字とその隣に小さくプラスの表記があった。百以上のメッセージが届いていることになるが、いったいどういうことなのか。アプリケーションを開き、直近に届いたメッセージの内容を見る。すると、ユリアは固まった。そして、畳み掛けるように電話までかかってきた。それは、メッセージを大量に送ってきたであろう犯人のひとりからだった。


「もしもし……? 何なのこれ……?」


『それはこっちのセリフよッ! 今日からもう研究所に来ないとか聞いてないんですけどー!!?』


 同僚の女性から怒涛の勢いで言われ、ユリアは「うわぁ……」と嫌そうに顔を引き攣らせて短い言葉をこぼした。


『ユリアくん! もうキミやアイオーンくんの講義が受けられないというのかね!? それでは我々のモチベーションが低下し、ひいては研究成果にも関わる事態を引き起こしてしまう! なんたる由々しきことだ! よって、君には定期的に講義をするために研究所へ戻ってくることを要請するっ!』


 突如、声の主が個性的な話し方と言葉を使う同僚の男性に変わった。おそらく、職員全員がユリアと電話ができようハンズフリー設定にしているのだろう。


「無理ですよ。いつ終われるか判らない仕事ですから」


『なんならさ、電話で講義しない? それかテレビ電話で』


『いつでも見れるように講義のビデオ撮って、それ送ってくれてもいいよ〜』


 また別の同僚たちが口々に要望を言っていく。


「なんでそこまでしないといけないの!?」


『ケチー! なんならアイオーンだけでも置いてってくれよー!』


「絶対に嫌!」


『これでも自分たちは頑張って世界を救ったんだぞ! よくわからないうちに終わったけど!』


「すごく感謝してます! けれど! それとこれとは話が別です!」


 ふと、ユリアはアイオーンとアシュリーを見た。ふたりにも同僚からの面倒な行動に巻き込まれてもおかしくないはずなのに、とても平和な時間を過ごしていた。


「……どうしてアイオーンとアシュリーには何も届いていないのよ……」


『姐さーん!! アイオーンさんとアシュリーさんが、メッセージアプリのアカウント全員分ブロックしてるしメールしても返事がないし電話しても留守電の音声が流れるだけでまったく連絡つかないんすよー!!』


「え」


 耳が痛くなるほどの音量で同僚の男性が悔しそうに訴えた。その声はアシュリーにも聞こえたらしく、彼女は地味に腹が立つ笑みがあるしてやったり顔でダブルピースをした。アイオーンは、わたわたと同僚の文句に対応するユリアを見てため息をつくと、彼女から携帯端末をひょいと奪い、端末の端にあるスピーカー部分に耳を当てた。


「当たり前だ。こうなることは目に見えていたゆえ、事前に対策しておいたのだ。きみたちのしつこさに慈悲などない」


『ひでーっすよ!!』


「──ユリアよ。中途半端な優しさなど見せるな。ゆえにこうなるのだぞ」


 アイオーンは同僚の訴えを無視した。そして、ユリアに携帯端末の画面を向ける。するべき行動はひとつ。ユリアは、アイオーンに向かって真顔で頷くと、端末に向けて言葉を発した。


「それじゃ、いってきまーす」


『あ、待っ──!』


 ユリアは、人差し指で端末の画面をスライドさせて電話を切った。同僚の声が消えると、アイオーンから端末を受け取り、端末の電源も切った。同僚たちの生態を知るアシュリーとクレイグの両親は、呆れた顔をしてため息をつく。嵐が去り、ローヴァイン邸の玄関はようやく落ち着いた空間に戻った。発つ直前にぐだぐだしてしまう案件が起こるとは。しかし、ある意味では『らしい』かもしれない。時々なんだか締まらなくて残念なのがユリアたちなのだ。


「……さて。そろそろ行きましょうか。エドガーさんが、屋敷の門前で待ってくださっているでしょうし」


 今日、車で目的地まで送ってくれるのはエドガーだ。ユリアたちが極秘部隊として他国に行くことが決定すると、彼は国境までの送迎役として名乗り出てくれたという。

 ラウレンティウスたちは、床に置いていた大きな荷物を手に持っていく。すると、ラウレンティウスの父エゼルベルトが、ユリアとアイオーンに近づいた。


「ユリア。アイオーン」


 ふたりはエゼルベルトのほうを振り返ると、頭に彼の手が置かれた。


「なるべく無理せず、怪我しないようにな。自分の命を優先しなさい。英雄だからとか、星霊だからとか、そんなの関係ない。絶対に無事に戻ってきなさい」


 ふたりに向けたエゼルベルトの言葉は、子を案ずる親の言葉そのものだった。


「はい。エゼルベルトおじさん」


 ユリアが笑顔で答えると、エゼルベルトはユリアの頭を撫でた。ユリアは嬉しそうだ。撫でられた経験がほとんどないため、新鮮なのだろう。そして、返事も無くポカンとしつづけているアイオーンの頭もわしわしと撫でる。アイオーンは、じょじょに困った笑みを浮かべた。


「……エゼルベルトよ。わたしは、子どもではないのだぞ」


 そう言うが、まったく嫌そうではない。どう反応すればいいのか解らないのだろう。


「私から見れば、アイオーンもうちの子どもみたいなもんさ」


 と、エゼルベルトは屈託のない笑顔で笑った。そして、エゼルベルトはふたりの頭から手を離し、続けて肩を叩く。


「……まったく」


 そう言って呆れながらもアイオーンは嬉しそうに笑った。


「テオドルスさんも気をつけてね。罪悪感で勝手に動いちゃ駄目よ? おばさんたちとの約束」


 エゼルベルトの妻ミルドレッドも、テオドルスを案じる言葉をかける。


「はい」


 テオドルスは微笑み、力強く頷いた。


「お前たちも気をつけてな!」


 エゼルベルトは、息子と甥、姪たちにも声をかけると、四人はそれに笑顔で応えた。


「ついでにダグラスもな」


「ついではさすがに酷くないか?」


 ダグラスが文句を言うと、エゼルベルトは喝を入れるように笑いながら背中を強く叩いた。その衝撃でダグラスは咳き込む。


「──では、行ってきます!」


 ユリアは玄関を開け、住み慣れた屋敷から足を踏み出した。仲間たちも彼女の後に続く。



 今は亡きヴァルブルク王国の王女であり、英雄でもあるユリア・ジークリンデには、このような数奇な運命があった。

 歴史に残されることのない彼女の物語は、これからも続いていく──。

 『ユリア・ジークリンデ 〜遥かなる亡国姫〜』完結です!


 この物語は、主人公ユリアの再起の物語にしたかったので、あえて恋愛要素は濃くならないようにしていました。一時期、恋愛要素をうっかり強くしすぎてしまい、慌てて軌道修正したことが懐かしいです……(笑)


 再起前のユリアは、まだ思い詰めていて、自分は『悪』だと思っていました。そのため、恋というものがどういうものかを知ってみたいと思えるような精神的エネルギーもありませんでした。

 さらに、約千年前の初めての友だちであるテオドルスとの関わりによって、恋よりも先に『愛』という感情に触れます。このことにより、それがあったからこそ今の自分があると感じ、『愛』をとても大切に思うようになりました。なので、『ユリアは恋愛音痴』という設定が自分の中から消えなかったのです。


 そんな恋愛音痴なユリアとは逆に、ラルスとアイオーンが抱く想いの度合いが重めとなっています。ふたりともユリアが初恋という設定なので、そのぶん心に深くぶっささって抜けなくなってるイメージです。


 初めての小説執筆かつ無謀にも長編に挑んだので、いろいろと不自然なところ、描写不足など、至らない箇所はたくさんあったかと思います。それでも、すべてのキャラたちやストーリーに拙いがらも愛をたくさん込めました。

 拙作を読んでくださった皆様、本当にありがとうございました!


 第二部の『星の聲 薄明の瞳』もよろしくお願いいたします!

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