表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。
この連載作品は未完結のまま約3年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。

あの曲を奏でし君へ

作者:kenji
 春一番。
 立春から春分までの間に初めて吹く、暖かく、強い南よりの風のこと。
 即ち、漫画や小説などのサービスショットとして都合良く吹く風のことであり、スカートを着用する女子中学生の敵である。

 閑話休題。

 春。
 横断歩道を渡り、コンビニエンスストアの先のT字路を右折すれば、左手に見えてくるのが私たちの学びや。
 県立繚乱中学校。
 正門をくぐれば、左手には青々としたイチョウの葉が木陰を作り、右手には体育館が見える。その体育館の隣。駐車場の中央に設置された巨大な一本桜。
 その一本桜の下で結ばれた二人は永遠に離れることはない。
 という、どこの学園にでもあるような、よくある都市伝説を持つ一本桜。
 春の暖かな風が吹き抜け、その伝説の一本桜の花びらが華麗に舞う。
 ふいに強めの風がふき、平山秋子は思わず目を瞑り、風に靡く、長い髪とスカートを軽く抑える。
 風がおさまり、瞳を開けた次の瞬間。
「あっ―――」
 平山秋子は恋をした。

※この物語では、異世界に転生することはありません。予めご了承ください。
1
2022/07/01 21:00
2022/07/08 21:00
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ