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久しぶりに週間ランキングを見たらとんでもないことになっていた件

作者: theta

 最近ランキングのページを開いていないなと思い、どんなことになっているんだろうという怖いものみたさもあり見てみました。

 

 週刊の総合ランキングを見て思いました。


 これ総合だよな、間違って異世恋のジャンル別見てるわけじゃないよな。


 そう錯覚するくらい異世恋作品がランキングを埋め尽くしていました。


 実際どのくらいの割合を占めているんだろうと思い、数えてみることにしました。


 異世恋の割合だけでなく、ざまあタグ含有率など他の要素も見てみたかったし、軽く調べるだけなのに母数を増やし過ぎても大変なので、週間ランキングの上位20作品を対象としました。


 20という数字は小説検索画面の1ページに表示される作品数なので、いろいろ比較をする上で使いやすいかと思い選びました。


 週間ランキングを対象にしたのは、小説検索の週間ユニークアクセス順と比較しやすいかと思ったからです。

 

 調べたのは2022年2月13日の14:00ぐらいのデータです。


 それでは結果を言います。


 17作品が異世界恋愛ジャンルでした。


 20作品のうち17作品が異世恋で、ざまあタグ付きハイファンが2作品、残りの1つが現代陰陽師でした。


 ざまあ系タグがついていたのはハイファンの2作品を含めて11作品でした。


 85%が異世界恋愛ジャンルというとんでもない数字が出てきました。


 ハイファンが2作品で10%しかなく、非ざまあ系にいたっては0というとんでもない結果です。


 この環境で唯一入っている現代陰陽師もとんでもないです。

 

 ハイファンが10%しかないのやばいですよね。数年前なら到底考えられないような状況です。


 20作品じゃ少ないかもと思いジャンル別は50作品までで数え直してみましたがハイファンは11作品でした。Top50でもほぼ2割……


 ちなみに異世恋は33作品。トリプルスコア……


 軽い気持ちでランキングの分布を数値化したら、ハイファンが1、2割しかないという予想以上にやばい数字が出てきました。


 やばいしか言ってない気がするので、少し分析していきたいと思います。


 注目する点はざまあ系タグがTop20のうち11作品についている点だと思います。


 ちゃんと記録を取っていたわけではないのですが、追放ざまあ環境の終わりあたりに調べた時は7割ぐらいだったと思います。


 その時のランキングでは半分以上はハイファンが占めていたと思います。


 ハイファンがものすごく減っているのにに対し、ざまあ系はあまり減っていないといえます。

 

 異世界恋愛ジャンルでざまあ系タグがついているものが9作品もあったため、ざまあ系作品はメインジャンルをハイファンから異世界恋愛に移行しただけで、ランキングにおいては追放ざまあ系が流行っていた時と変わらない強さを持っているとみるべきでしょう。

 

 ざまあ系のメインジャンルがハイファンから異世恋に移行したのが、ハイファンの割合が減り異世界恋愛の割合が増えた主な原因かと思います。 


 そう考えるとざまあ系は独自のジャンルとして考えて、ランキングのTop20のうち、ざまあ系が11作品、異世恋が8作品と見るのがよいのかもしれません。


 非ざまあ系ハイファンが消えましたが……




 ざまあ系のメインジャンルの移行はハイファンタジージャンルの週間ランキングにも表れています。


 ハイファンタジーの週間ランキングでも同様にざまあ系タグを数えたところ、20作品中11作品でした。


 半分超えてるじゃんと思うかもしれませんが、追放ざまあ全盛期にはハイファンでの割合は8割近くまでいってました。


 よってハイファンランキングでのざまあ系作品の割合は減っています。


 総合ランキングでハイファンジャンルが減り、異世恋ざまあ系の割合が増えたのも合わせると、ハイファンざまあを見ていた層が異世界恋愛に移動したように見えます。




 ランキングだけで見ると、ハイファンタジーはもはや1,2割の人しかみないマイナージャンルになったように思えますが実際はどうなのでしょう?


 私のようなハイファンタジーを読みたくてなろうを見ている人は少数派になったのでしょうか?


 この疑問を解決するため、小説検索の週間ユニークアクセスが多い順を調べることにしました。

 

 ユニークアクセスについては説明を省きますが、ざっくり言うとその小説を見た人数に対応する数字です。これを同様に調べれば見ている人の多い分野が分かると思ったからです。


 結果はTop20のうちハイファンタジー12作品で異世恋3作品、ざまあ系タグ付きが4作品でした。

 

 ハイファンタジーが過半数を占め、まだまだ読む人が多いジャンルであることが分かりました。

 

 なろうにおいてハイファンタジーがマイナージャンルになっているということはぜんぜんありませんでした。


 私の心配は杞憂であったようです。


 いやーよかったよかった。


 ユニークアクセスを調べてハイファンはまだまだ人気なんだなと一安心したところで、ふと思いました。


 総合ランキングの意味って何なんだろう……


 ランキングが期間内に評価した人数とブクマを基準にしているのは分かります。


 そのため短期間にポイントを集中できる異世界恋愛やざまあ系のような短めの作品が強いのも分かりますが、それを長期的な連載を狙う従来のハイファンのような作品と一律に比べることにどれほど意味があるのでしょうか。


 短距離走者と長距離走者の速さを比べるようなものになっているのではないのでしょうか。




 以上が私が久しぶりにランキングを見て思ったことでした。

 

 つたない文章を読んでいただきありがとうございました。

 

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― 新着の感想 ―
[一言] ざまあ展開と異世界(恋愛)の相性がすこぶる良い結果でしょうね。 ランキング入りしている物の大半は読み切りか連載物でも5万文字と中短編です。 一番の違いはざまあが始まるまでの速さですね。 ハ…
[一言] ハイファンは追放ざまあは飽きられて読者が飛んだ結果かと。 ひと頃はランキングに追放ざまあが独占状態でしたから、それに飽きた読者から離れていって、今のランキングは追放ざまあ焼き畑が終わった後の…
[一言] 異世界恋愛のランキングを良く見てみると、ほとんどの作品が完結or短編になっています。 ハイファンはエタる作品も多く、ざまぁを読んでもエタってすっきりしないことも多いので、読者が流れたのだと思…
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