プロローグ
僕は小さな田舎の村で生まれ村から出ることなく普通に育ち、普通に結婚して、普通に幸せに生きて行くのだと思っていたし両親はそう生きて欲しいと思ってるだろう、僕だったらそう願うから。
だけどお父さん、お母さん、親不孝ものでごめんなさい。
だけど後悔は今はしていません、自分の中にある憧れを止められないし、止めるつもりもない冒険者になるために。
始まりは、僕が子供のころに村が魔物の襲撃を受けたときにたまたま村に来ていた冒険者がその魔物を一撃で退治した、その姿に憧れ僕は冒険者なりたいとおもったからだ。
そこからは早かった僕は村で一番の剣の達人に、剣の稽古をつけてもらい、毎日剣を振り続け15歳の成人を迎えるころには村で一二を争うくらいに強くなった、魔法に関しては村で使える人があまりおらず基本的なことしか覚えれなかった、できればあの人みたいなすごい魔法を使えるようになりたかったけどしょうがない。
いつからだろ一人称が僕から俺に変わり憧れが目標になったのは。
そして俺が冒険者になるために村を出るときがきた。
いろいろな人に見送られ俺は村をでた、最後まで引き留めてくれた宿屋の幼なじみのクレア、笑いながら送り出してくれた悪友のダイン、今は無き両親に変わって今まで育ててくれたクレアの両親、その他沢山の人に見送られて村をでた。
そして二年の月日がたった