時評 ネットの意味 情報の意味
ネットが登場して以来、世の中は便利になり、あらゆる情報を知り尽くし、新たな娯楽が次々と生まれた。しかしそれでも争いは絶えなかった。世界を知り、統制するはずのネットが、新たな脅威へとなった。
人を精神的に傷つき、物事を制御され、ネットは、人、物自身を操られてしまう。いわば制御・洗脳兵器の材料となってしまった。
荒らし、迷惑行為、情報漏洩、殺害予告、誹謗中傷、そしてテロ・・・
全てはネットから生まれた。
情報管理社会は一体どこへと向かっているのか?
監視すべきか?ネットそのものを規制すべきか?
人の情報は、文字と音、映像によって動かしている。
ネットは決してパソコンやスマホのみの世界ではない。
テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、本、映画、思想に宗教・・・
映像と音と文字が分かれば、簡単に情報が伝わり、精神・文化的遺伝子をコントロールすることが出来る。
つまり、娯楽的快楽が生まれても、どっちみちミーム汚染を回避する逃げ場はないのだ。
そして人はそれを信じ込んでしまい、簡単に裏切り、騙され、追い詰め、操ることが出来るのだ。
もう一度、何のためにネットがあるのか、何のために情報があるのか、考えてほしい。
ネットとは未来に残すためでもあり、過去を語るものでもあり、今を伝えるものである。
そして共にそれを分かち合う空間でもある。
それを使って面白いと思ったものを世に送り出し、世の中を面白くしようではないか。
ただ単に批判する肯定するだけではなく、利点と欠点双方を語らなくてはならない。
それがネットの在り方ではないだろうか。
ネットによるかく乱の暴走で、被害に遭われた方、傷つけられた方にこの短文を捧げます。
もちろん、ネットは無くてはいけない存在です。
そのためにどうか、ネットを暴走に扱わないでほしいのと、それに加え、自由を奪わないでほしい。
ネットで人々を、世界を分かち合える世の中になることを祈る。
一部文章はゲーム「メタルギアソリッド」と一部ネットから引用したものである。
メタルギアソリッドにおける名言
「正しいかどうかではない。正しいと信じる、その想いこそが、未来へと創る」
「いいか、言葉を信じるな。言葉の持つ意味を信じるんだ」