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反骨物語~逆ハーはいらない由里の日常~  作者: トキハ
1・日常の話
2/2

反骨1



今日も平和な市立竜胆中学に、珍しくも転校生がやって来た。

見るからに逆ハーヒロイン、といった感じで、彼女が微笑んだだけでクラスの殆どの生徒を虜にしている。

が、そんな彼女に靡かないのが数人・・・。

そのうちの1人、椎名由里は転校生の自己紹介などに耳を貸さず、教師に隠れてスマホをいじっていた。


(・・・後であいつ〆る)


由里が“誰”に対して怒っているかは後で分かるのでここでは置いておく。

自己紹介を終えた転校生は、早速逆ハーヒロインっぷりを発揮しようとしていた。


由里と同じクラスで、竜胆中でも多くのファンを擁するサッカー部レギュラー、鳥丸鴉(とりまるからす)の隣の席が、転校生の席となった。

転校生は“普通”なら一発で恋に落ちるような笑顔で挨拶をしていたが、鳥丸はそれに対して素っ気無い。



(うわぁ・・・ほんま勘弁してよ。後でアックスにも知らせんと)


一連の出来事を視界の端で認識しつつ、由里はラインを送った。



―――――アックス

あいつから迷惑メール来た(#^ω^)

アックスにも来て欲しいけん、都合のええ時間教えて


すぐに返信が来て、次の授業時間となった。

サボる事になってしまったが、仕方がない。

そうしたやり取りの間も、転校生は鳥丸と交流を図ろうと頑張っていた。

全く相手にされていなかったが。




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