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優しい保守派について
因果応報じゃなく、
回答は見えないまま。
善は急げではなく、
怠惰の大罪人が報われるのはなんでさ?
結局なんのアテにもならない。
結果よりも結果に至る過程を大事にしようとかいう、
過程という結果を重んじる結果主義。
なんで死なないだけじゃダメなんだ?
なんで優しい保守派は殺されなきゃならないんだ?
優しい言葉を持った引っ込み思案の少年は革命のために殺された。
みんな自分が被害者だっていうから、
思考を停止して喧嘩両成敗。
どっちも同罪だって言って殺す。
冤罪を叫んだんだ。
ほんとはどちらも冤罪だったんだ。
物事がいい方向に進むから、
不安になってしょうがない。
ちょっと辛いぐらいの方が、
実はちょうど良かったんだ。
優しい保守派は時代の荒波に殺された。
優しい保守派は怠惰の罪人に殺された。
優しい保守派は革命の急進に殺された。
優しい保守派のまま。
因果応報じゃなく、
正しければ報われるってものでもない。
善は急げではなく、
悪に走るなら急いだ方がいいだろうが。
なんのアテにもならない。




