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タイトルは未定...考えられない  作者: スポンタクロース
9/11

9話-掃除と晩餐と告白

大変遅くなりました。リアルがなかなか忙しく書くことができませんでした。本当にすみませんでした。今後はちょいちょい更新をまた続ける予定です。それではお楽しみください。正直作者も何が書きたいのかわからない状況ですので話が混濁していますが温かい目で見てやってください。

 ダルク達と朝食を摂ることになり俺は寝室兼ダイニング(仮)の部屋で朝食を摂ることを決めるとダルク達に部屋の前で少し待ってもらうことにした。


 部屋に入るとまずアハリスにダルク達が来たことを伝えてそれから皿の準備等をしてもらった。朝食の準備が終わるとダルク達を部屋に招き入れた。


「入っていいぞー」


 俺がそういうとダルク達は部屋に入って来た。


「ここに来た時からすごいとは思っていたがこの部屋もまたすごいな。あのベッドなんて4人ぐらい余裕で寝れそうなぐらい大きいな」


 ダルクは部屋に入りながら感想を述べて席に着いた。ルイスさんとアニスちゃんも驚きながらもダルクにつづいて席に着いた。


「さあ、食べてくれ」


 俺がそういうとダルク達は飯を食べ始めた。今回の献立はトースト、スクランブルエッグ、サラダ、ミルクとこれまたありふれた感じの朝食だ。


 ダルクは最初にトーストに手をつけた。トーストにはシンプルにバターのみの味付けだ。

 ダルクがトーストを一口かじると「何だこれは!パンの甘味とこの黄色のやつがいい感じに絡まってすげぇうまいな」ダルクはそう言ってトーストを一瞬で食べた。


 ルイスさんはサラダを最初に食べた。ルイスさんはドレッシングの味に驚いていた。今回は俺のお気に入りのごまドレだ。あのコクは異世界でも受けたようで出したこちらも嬉しい。


 アニスちゃんはスクランブルエッグを最初に食べて、卵のフワフワ感と優しい甘みでとても嬉しそうに食べていた。


 3人ともすぐに食べ終わり満足そうにしていた。


 アハリスの方はというとゆっくり味わって食べてました。お前はもうなんか慣れてきてるな。


 全員が朝食を食べ終わり俺が片付けをしようと立ち上がるとルイスさんとアニスちゃんが片付けをやらせて欲しいと言ってきた。俺は家の掃除の手伝いのために来てもらっているので流石にこんなことまでやらせるのは悪いと断ろうとしたら、美味しい朝食のお礼をさせて欲しいのでやらせてくださいと頼まれてしまった。ここまで言われては断るのも悪いと思いありがたくお願いした。2人は俺の返事を聞くと仲良くキッチンの方へと向かって行った。


 部屋に残った俺たちは今からの事を話すことにした。


「今更だがこんなに大きな屋敷とは思わなかったから正直今日だけで掃除を終わられせるのは難しいぞ」


 だよな。5人でやっても3分の1終わればいい程度だよな。そんなふうに考えているとアハリスが窓から外を見て何か騒いでいたのでアハリスの方へと向かうと。


「外にお客さん来てますよ」


 アハリスがそういうので俺も外を見ると見知った顔がそこにはいた。


 俺たちが上から見ていることに気づいたのかこちらへと声をかけて来た。


「おはようございます!スウォンさん」


 見知った顔....エミリーさんがそういうと残りの人たちも全員が下から挨拶して来た。俺はとりあえず下に降りて屋敷の扉を開けた。


「おはようございます。皆さんこんな朝早くにどうしたんですか」


 そう聞くと、エミリーさんが元気良く答えてくれた。


「スウォンさんがギルマスのカミラさんの別荘を譲っていただいたと聞いたのでちょっとした贈り物でもと思い来たんです」


 エミリーさんはそう答えが残りの人たちがここにいる理由がわからん。とりあえずエミリーさんに感謝の言葉を伝え中に入ってもらうと他の人たちにも話を聞いてみた。


「スウォン君数日ぶりだね。今日はパーティのみんなと遊びに来させてもらいに来たんだけど...何だか忙しそうだね」


 と、屋敷の中を見ながらアレクがそんな事を言った。俺はアレクと他3人にもとりあえず部屋の中に入ってもらった。


 最後にもう1人いたが何とそこにはギルドマスターのカミラさんがいたのだ。この人仕事とかないのかな?と思いつつも何でいるのか聞いて見た。


「別荘を譲ったはいいけど流石にあのままを渡したのはアレだなと思い掃除を手伝いに来てみたんだか必要かい?」


 カミラさんがそういうので俺は「是非ともお願いします」といい中に入ってもらった。


 全員が中に入ったとこでエミリーさんと【蒼穹の彼方】の人たちにも今は掃除中のだという事を伝えると。


 エミリーさんは「それぐらい手伝いますよ」と言った。


【蒼穹の彼方】のアレク、ミランダ、ガイン、プリムの全員も手伝ってくれるとのことで総勢俺とアハリス、ダルク一家、ギルド組の11人に人数が増えたのでもしかしたら全部行けるかもしれないと少し期待が高まった。


 とりあえずみんなの荷物とかは俺たちの寝室に置いといてもらうとして掃除の分担をしようということになった。


 とりあえず3つの班に分けることした。


 まず、男組の俺とダルク、アレク、ガインの4人。

 次に女組(1)のアハリス、アニスちゃん、ルイスさんの3人。

 最後に女組(2)のカミラさん、エミリーさん、ミランダ、プリムの4人の班分けにすることにした。


 班わけを決めるときアハリスが少しうるさかったが無視をしてめんどくさかったとだけ言っておこう。


 男組は屋敷の広い部分の掃除をすることになった。なので通路やエントランスなどを掃除する。女組(1)は二階の部屋掃除(2)はいい使いの部屋掃除に決定した。


 俺はみんなに掃除道具を用意すると言って二階に上がると人数分の箒と雑巾それに重曹スプレー、バケツまでを用意してみんなに渡した。俺から道具をもらったみんなは重曹のスプレーをどう使うのか聞いて来た。俺はこの世界は魔法とかはあるけどあまり科学とかそう言った技術は進んでないのかな?と思いながらも使い方の説明をした。


「この道具についているトリガーをひくことによって容器の中に入っている液体を霧状に出すことができるものです」


 俺がそういうとアニスちゃんがトリガーを引いた。そうすると、シュー、と音がなって液体が出てきた。アニスちゃんは本当に出たと驚いており周りの奴らも感心していた。


 道具の説明も終わりそのあと3つ班に別れての作業が始まり数時間後に全部の作業が終わった。作業が済んだみんなは今客間に集まっている。そんなみんなに俺はある提案をするために声をかけた。


「みんな今日はありがとう。それでだ。御礼の代わりに今日はここで晩飯を食べて行ってくれ。それなりのものは用意させてもう」


 俺がそういうとダルク一家は喜びからテンションが上がっていた。ダルクなんかはガッツポーズすらしている。そんなダルク達を他のみんなが見ていて不思議そうにしていたが俺は気にせず晩飯の用意してくるから待っていてくれと言いキッチンの方へと向かった。


 キッチンへと向かったは俺はとりあえず何を出すか創造スキルで選ぼうと思い創造スキルを開くと驚くことが起こっていた。何かと言うと創造スキルのレベルが上がっていたのだ。その上レベルがMAXになっていたのだ。そのことからスキルレベルは5までだとわかった。俺は創造スキルを一応調べれておくことにした。


 創造Lv.MAX:創造ポイントを使用することでものを作ることが可能。創造ポイントはレベルアップ時にレベル×1000ポイントもらえる。1日に5000ポイントずつ溜まっていく。

 創造ポイント残高ポイント30856

 現在可能な一覧

 何でも創造可能です


 何と何でも創造可能なスキルになってしまいました。なので一応動物など魔物も作ることが可能なようです。正直危ないスキルになりましたね。びっくりくりくりドンキーですよ。俺がそんなくだらない事を考えているとアハリスがこっちやって来たようで声をかけて来た。


「俊、どうしたの?何かありました?」


 アハリスは1人で変な顔をしていた俺を心配したようでそう言って来た。俺はスキルのことをとりあえずアハリスに話してみることした。


「....というわけで俺の持っていたものを作ることができるスキルが危険なものになってたんだよ。正直このスキルあれば何でもできるわ」


 俺がそういうとアハリスは「俊が使うなら危険なことにはならないと思うから大丈夫だよ」と言ってくれたので俺は照れながらも「そ、そうか?お前がそこまでいうなら大丈夫だと思うことにするわ」俺はとりあえずスキルことを置いて置いて晩飯のことをアハリスに話した。


「何かリクエストはあるか?」


 俺の質問に対してアハリスは「俊の作るものならなんでもOKだよ」となんとも困る返答が来た。俺はとりあえす適当に出すといいアハリスに帰ってもらった。


 あれから2.3時間ほどたち夕飯を運んだ。


 今回の飯は適当にいろいろ用意してみた。ラーメン、ご飯系、ステーキ、サラダ、スープ数種類、飲み物数種類、デザートとそれなりのものを人数分出した。それをワゴンに乗せて種類ごとに分けた。まあアレだ...あのビュッフェ?バイキング?とかいうやつみたいな形式で食べる感じをイメージした。


 俺はワゴンを全部食堂へと運び終わり、みんなを食堂に呼ぶために客間へと行くとみんながすごい勢いで近寄ってきた。


「スウォンやっと来たか!早く飯を食べようぜ」とダルクがいい。


「このいい匂いはなんですか!?スウォンさん」とエミリーさんがいい。


「スウォン君、ご飯の方はそろそろいただけるのかな?」とカミラさんがいい。


「スウォン早くご飯にしよう。他の3人がもう我慢できそうにないんだ」とアレクが言った。


 俺は皆さんの反応に驚きながらも飯の用意ができたことをいいみんなを食堂へと案内した。


 食堂に着きみんなに席についてもらうと俺はビュッフェ形式の食べ方の説明を始めた。


「今回の夕飯はビュッフェ形式での料理となります。なので、皆さんは自分の食べたいものを皿に乗せてもらってその後食べるといった感じの食べ方になります。それでは皆さん本日はお疲れ様でした。夕飯の方をお楽しみください。あと、わからないことがあればお聞きください」


 俺がそれだけ言うとみんなは席を立って自分の食べたいものの方へと向かった。みんなみたことのないものがあるのでどれにしようか迷っているようだった。アニスちゃんがラーメンの前で止まっていたので近寄るとアニスちゃんが俺に質問をして来た。


「お兄さん、これなんですか?」


 俺はこれがラーメンという麺類の食べ物だと教えて作り方を見せた。そうするとアニスちゃんは自分もやりたいと言い出したので俺が教えながら一緒にラーメンを作った。ラーメンをうまく作れたアニスちゃんは嬉しそうに自分の席へと帰って行った。


 ダルクとガインの大人2人は肉と酒をチョイスしていた。今更だがダルクの年齢は36でルイスさんは34でアニスちゃんは14だ。


 ダルクとガインはビールにハマったらしくすごい勢いで飲んでいた。まだ始まって10分そこらなのにもうジョッキで何杯か飲んでいた。2人の大人が俺を見つけると声をかけて来た。


「おぉい、スウォン!こっちへ来い!」


 早くも酔っ払いっているダルクがそう言って来たが酒臭かったので俺は無視をした。


「スウォン、お前ものめぇよ!」


 ガインも軽く酔っ払っているのか俺に飲めと言って来たが正直酒など飲めないので俺はそれも無視してさっさと逃げた。2人そんな俺を気にすることなくまた飲み始めた。


 俺が酔っ払い2人から逃げて来て一息ついているとカミラさんとエミリーさん、ルイスさんが3人でサラダとスープとご飯系を食べていた。


「スウォンさん、このご飯の上に卵がのっているのすごく美味しいです」


 エミリーさんは親子丼を気に入ってくれたようだ。俺がそうですか、それは良かったですというと、また、親子丼を食べ始めた。


 カミラさんは麻婆丼が気に入ったようだ。確かに麻婆のあのピリッとしたの味とご飯の甘みがよく合うよな。


 ルイスさんはというとカレーを食べていた。そして、独り言で「うちの店でもこれ出そうかしらと言っていた」なので俺がレシピあげましょうかというととても喜んでいた。


 アレクとミランダさん、プリムの三人は味噌汁、ご飯、野菜炒めとなんとも普通のものを食べていた。しかし、美味しいのかとてもいい顔をして食べていたので良かった。


 俺も自分の分を皿に盛って席に着くと大量の飯を持ってアハリスが来た。


「おいおい、アハリスさんよ。これはナンデスカ?」


 俺がそう聞くとアハリスが自慢気に言って来た。


「俊が用意してくれたものなのですから全種類食べないでどうするんですか!?」


 と、まるで当たり前のごとくに言ってきたので俺は「そ、そうですか」と適当に返事をして気にしないことにした。


 その後もみんなそれぞれが食べたいものを食べて最後にデザートを食べるとみんながすごい幸せそうに食べていたので出した方としても嬉しかった。


 全ての料理を食べ終わり、そろそろお開きにしようと思い俺が席を立つとアハリスが横から俺に言ってきた。


「俊、皆さんに私のことを言わなくていいのですか?」


 アハリスの突然の言葉に俺は驚きつつも、俺も話そうか話さないか悩んでいるとアハリスがこう言った。


「ここに皆さんになら話してもいいのではないでしょうか。知ってる人もいるでしょうが知らない人は俊に隠し事されていて悲しいと思いますよ」


 アハリスがそう言ってきたので俺は話すことを決意した。


「みんな今日は本当にありがとうございました。皆さんのおかげで掃除が1日で思えることができました。ここで皆さんに報告しておきたいことがあります」


 俺がそういうとカミラさんは俺が何を言うのか気づいたらしく本当に良いのかい?と言った感じで見てきたが俺が頷くと、何も言わず黙っていてくれた。もう1人の子のことを知っている奴は絶賛爆睡中なので他って置いて俺は深呼吸をすると話し始めた。


「ここにいる人はこの世界の女神であったアハリスです」


 俺はアハリスを指差しながらみんなにそう告げ説明を続けた。


「俺は本当はゴブリンキングでの戦闘で死にかけていました。そして、ゴブリンキングを奇跡的に倒すと自分も気を失ってしまいました。気を失ってから目を覚ますとそこは真っ白な世界でそこでアハリスと会いました。俺はそこでこの女神に助けてもらいなんとか生きることができました。そこでは色々なことがありアハリスは下界に降りてきて今共に行動をしています」


 俺が話を終えるとアレクが納得した様子で話し出した。


「スウォン…だからあの時君はボロボロな格好をしているのに元気に動いていたんだね」


 俺が「そうだ」と言うと、アレクは「話してくれてありがとう」と言った。


 俺は他にも質問があるか聞いてみると誰も無いのか静かな間ができた。


 俺はみんなが何を考えているのかはわからないので下を向いているとエミリーさんが話し始めた。


「えーと...その方がアハリス様だとして、なんでスウォンさんと共に行動をしているですか?」


 エミリーさんが答えずらい質問をしてきた。俺が正直に話すべきか悩んでいるとアハリスが待ってましたと言わんばかりにテンションアゲアゲで話し始めた。


「その質問にはわたしが答えましょう。まず、なぜ俊が神の世界に来てそこで何をしていたのか説明しましょう」


 アハリスはそう話し始めた。


 それから30分が経過しアハリスが説明を終えると静寂が訪れた。俺は全てがバレてしまったのでもうなんとも言えない感じになっているとエミリーさんが俺に質問をして来た。


「スウォンさん、質問させていただきますが、俊とはなんですか?」


 エミリーさんの質問にみんなが頷いているので俺は包み隠さず話すことにした。


「えーとですね。つい先日此の国で勇者紹介されたことはご存知ですよね?俺は一応その勇者の奴らと同じ世界ものなんですよ。城でステータスの確認が行われている時俺だけが勇者ではなくただの異世界人という結果になってしまいました。俺はみんなに迷惑がかかると思い、王様にお願いをして魔王討伐の任務から外していただきました。その後城から出ると俺は自分のスキルを使ってステータスの名前を改変し、大沼俊という名前からスウォン・エクセレスという名前に変えました。この世界からいつもとの世界に変えられるかわからない状況でしたので一からこの世界で生きてみようと思ったんです。そこからエミリーさんたちにあって今に至ります」


 俺が長々と説明するとエミリーさんが言ってきた。


「それではスウォンさんは本当は大沼俊という名前だったということですね」


 俺はそう言われて頷いた。


「とりあえずは正直に話していただけたので良しとしましょう。名前の偽装くらいよくあることですしね。それよりも勇者の件についてです。勇者の1人が魔王討伐から外れたという噂がありましたがそれがスウォンさんだったとは驚きです。スウォンさんはただの異世界人ということですがそれほどまでに弱いのですか?」


 エミリーさんがそういうので俺はみんなにステータスを見せた。


 ------------------------------------------

【大沼俊 】 17歳 レベル30

 種族:人間

 職業:クリエイター

 HP:60/60

 MP:53/53

 筋力:40

 物耐:43

 魔力: 38

 魔耐:38

 敏捷:75

 スキル:気配隠蔽・臆病・鑑定極・創造Lv.MAX・全言語理解 ・偽装・女神アハリスの結婚指輪

 称号:異世界の来訪者・ボッチを極めるもの

 輝きのある人生・卑怯者・マッドサイエンティスト・女神アハリスの伴侶

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 俺のステータスを見るとみんながあからさまに気の毒そうにしていた。


「確かにこのステータスでは魔王に挑むなんてただの自殺行為ですね。でも、この創造というスキルはなんですか?」


 エミリーさんがそう言うので俺は最大の俺の秘密であるこのスキルについて話すことにした。


「このスキルはものを作ることができるスキルです。なので皆さんが今日食べたものはこのスキルによるものです。そして先ほどレベルがMAXになりなんでも作ることが可能になりました。なので生物も作ることが可能です」


 俺がそう言うとアハリス以外のみんなが驚いていた。


「スウォンさんそれが本当なら魔物も作ることができると言うことですよね?」


「はい、そう言うことです。しかし、生物を作るには条件があり自分が見たことのあるものしか作れません」


 そうですかと反応したエミリーさんは次の質問をしてきた。


「アハリス様と結婚をしたとのことですがどう言うことかスウォンさんの口から教えてください」


 少し暗い表情のエミリーさんがそう言ってきたので俺は素直に答えることにした。


「先ほどアハリスの方から説明がありましたがあれは少し違うので説明をさせていただきます。アハリスと会ったあと俺はアハリスに告白されました。正直初めて会ったのにいきなり付き合うなんてことはできないのでお友達からと俺が言うとアハリスは承諾をしてくれました。その後アハリスが俺に友達の証として指輪を受け取ってほしいと言うので俺がそれを受け取ろうとするとアハリスが私がはめたいと言ってきたので了承をすると薬指に指輪をつけらました。その後は自分にもつけてほしいと言われつけてあげました。この時俺は初めて女の人に告白をされたので動揺をしていて頭が回っておらず自分が罠に嵌っていることに気づきませんでした。気づいた頃には時すでに遅くアハリスが神様権限で勝手に結婚を承諾し、夫婦にされました」


 俺が説明をし終えるとエミリーさんは少しの間固まりまた話してきました。


「そ、それでは本当に夫婦なってしまったんですね....」


 俺はただ頷くことしかできませんでした。


 エミリーさんは再起不能状態になり白くなっていました。正直何を悪いことしたのかわかりませんがとりあえず謝っておこう。すみませんでした。俺が心の内で謝っているとカミラさんが質問してきた。


「アハリス様...」


 カミラさんがそう言うとアハリスが。


「皆さん私のことを先ほどから様付けで呼んでいますが気にせずアハリスとお呼びください」


 アハリスがそう言うとみんなが頷きソラさんが話を続けた。


「それではアハリス。あなたは神様なのになぜこの下界に降りてきている。あなたは魔王に力を封印されているのではなかったのか」


 アハリスはそれのことですか的な適当な感じに答えた。


「魔王に確かに神として下界にもしくは下界のものに関与するのはほとんどできないようにされています。しかし私は神様をやめて後任にこの世界を任せたので今はただの俊の奥さんです。あと、私はこんなでも神の中でも一番すごい力持ってました。そんな私の力を封印されているので後任がどうにかしようにも干渉ができないので状況は私が神をやっていた頃と何も変わりません」


 カミラさんは納得がいったのかありがとうといって下がった。


 みんなも今の所は納得をしてくれたようで他に質問がないようなので俺はみんなに一言だけ言ってこの会を締めることにした。


「みんなに黙っていたのは悪いと思っているがこれからもよろしく頼む。そしてこれからもスウォンと呼んでくれて構わないからな。それでは本当に今日はありがとう」


 俺がそう言うとみんなもこれからもよろしくと言ってくれたので良かった。


 そのあとはみんなが家に帰って行った。


 みんなが帰って2人きりなった俺とアハリスは片付けをしてその後は風呂を交互に入り寝る準備をすると布団に横になった。正直これからどうなるかはわからないけど頑張って生きていこうと思う。俺には仲間がいるしどうにかなるだろう。そんなことを考えて俺は眠りについた。

次はそろそろ勇者たち一行の話でも書こうかと思います。それではまた後日。

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