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タイトルは未定...考えられない  作者: スポンタクロース
8/11

8話-別荘

今回は短めです。

 報告の日の次の日俺とアハリスはカミラさんから譲ってもらった別荘へと来ていた。この別荘は首都の郊外にあり、周りに建物は見当たらず、とても静かな場所だった。


 カミラさんの話ではこの辺にある田畑も一応敷地の範囲なので自由に使ってくれてもいいとのことだった。俺はここでの農業をしてクラスメイト達が魔王を倒してくれるのを待つのもありかなと思っている。そう考えている横でアハリスは「ここが俊と私の愛の巣になる場所なのですね」とか「子どもは何人必要かしら」とかずっと独り言を言っているので放置しておいた。


 別荘の中に入ると使っていなかったわりにそこまでホコリはたまっていなかったがやはり掃除をする必要はあると思った。とりあえず今日は寝室を使える状態にしようと思っているので早速掃除をしようと創造のスキルで掃除道具等を揃えることにした。


【アイテム類一覧】

  薬類・道具類・玩具類・衣服類


 掃除道具だし、道具類の中を探せばいいな。


【道具類】

 箒:1p

 雑布:1p

 バケツ:1p

 ・

 ・

 ・

 ・


 掃除道具はいろいろあるけど全部1pだし気にせずじゃんじゃん使っていこうと思った。とりあえず最初に箒2本と雑布10枚、バケツ2つ

 、クリーナー床用、ガラス用で2個を用意して合計16pの消費をした。こんなけ用意しても全然減らないし便利なスキルだなこれわ。準備も終わりアハリスに掃除を始めようかとの声をかけようとしたら。


「俊、早く始めましょう」


 アハリスは準備がもう済んでおりこちらに早くしろと言って来た。この娘先ほどまで独り言を言ってて何も反応しなかったくせに。そんなことを思いながら自分も掃除をすることにした。


 掃除をやり始めてから2時間ぐらいがすぎると寝室はピカピカになり、まるで高級ホテルのような綺麗な部屋になった。俺はやりきった気持ちで床に寝転んだ。


「アー、疲れた。何もしたくない」


 俺がそうなことを言いながらゴロゴロしているとアハリスも横に寝転がりゴロゴロし始めた。


「俊これで今日からは2人の愛の巣の2人きりの寝室で眠ることができますね」


 そんなことを言い始めた。なんか妙に2人ということを強調してくるけど今は掃除をやりきった感でいっぱいなのでスルーしておいた。


■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■


 そろそろいい時間なので昼飯を食べようかということになったので創造スキルで昼飯を出してみることにした。


【食品類】

 肉料理・魚料理・野菜料理・ライス類・スープ・デザート・ドリンク・肉類・魚類・野菜


 食品類を見て見ると完成した料理の他に素材の方もあることがわかった。もし、これから自分で料理するときも困らないな。そう考えながらアハリスに何が食べたいか聞いてみることにした。


「アハリス昼飯何かリクエストあるか」


 アハリスはそれを聞いて「お肉が食べたい」と言ったので俺は生姜焼きとご飯、味噌汁、サラダ、お茶を出した。なんと料理も全部1pだったので正直俺働かなくても生きていけると気づきました。でも、働かないと今後の自分の人生に影響していくかもだから働きはしますけどね。


 アハリスは俺が出した料理を見て驚いていた。俺はてっきり塩酸とかの話の時こっちの世界にも同じものがあると言っていたからあっちの世界のことを知ってるかと思ったら、そうじゃないらしい。なんでも、こっちの世界と俺のいた世界に同じものは多少なりともあるってだけで俺のいた世界のことは全然知らないらしい。考えてみたら最初会ったときもドラ●ンボ●ルの話わからなかったしな。まあ今はそんなことはどうでもいいな。俺とアハリスは「「いただきます」」と言って食べ始めた。


 俺からしたら珍しくないがアハリスからしたらやはり珍しいのでどれから食べるか悩んでいるようだ。ちなみに俺は箸でアハリスはフォークで食べている。アハリスは俺が食べている姿を見て同じように生姜焼きを食べてから白いご飯口に入れた。そうするとアハリスは目を見開き驚いていた。お気に召したようだ。正直俺が作ったわけではないがなんか嬉しいな。今後は俺が料理作ろうかなと思えるほどだ。そんなこんなでアハリスは全てを食べ終え現在お茶を啜っております。


 俺がアハリスに「どうだった?」と聞くと。


「俊の世界にはこんなに美味しいものがあるんですね!?」


 興奮気味に行って来たので俺は少し引き気味に「あ、あるぞ」と答えた。アハリスはいつか自分も行ってみたいですと言ったので俺は「いけるといいな」と答えておいた。そのあとは2人揃って「「ご馳走様でした」」と言って俺は食べた後を片付けている。一応皿はこっちで用意してあるものを使ったので皿は洗う必要がある。俺が片付けをしているときアハリスは眠くなって来たのか目が開いたり閉じたりしていたので俺はアハリスを抱っこすると布団に寝かしてあげた。アハリスは「ありがとう、俊」と言って眠ってしまった。おやすみと言って俺はその場を離れると片付けを続けた。


 アハリスが寝てから数時間が経ち俺はあれから食器の片付けのついでにキッチンと今日使うお風呂も掃除して現在はこの別荘の中を探索中です。この別荘は使ってなかったということもあるのでとりあえずどの部屋を何に使うのかを決めるにしても部屋を全部確認しておこうと思ったのだ。数十分かけて一通り確認し終えて、とりあえずの間取りが頭に入ったし、安全確認も済んだのでアハリスのもとへと帰ることにした。


 俺が帰るとアハリスはまだ眠っており、寝言で「俊のエッチ...どこ触ってるの...」と嬉しそうに言っている。夢の中の俺ウラヤマけしからんな。と思いながら昼飯の時に見た時に食品関連できになることがあったので見てみることにした。


【食品類】

 肉料理・魚料理・野菜料理・ライス類・麺類・スープ・デザート・ドリンク・肉類・魚類・野菜


 とりあえず野菜類を見てみることにした。


 きゅうり:1p

 きゅうりの種:10p

 トマト:1p

 トマトの種:10p

 ・

 ・

 ・


 思っていた通りだ。やはり野菜は種の方も用意できる。だが種の方がポイントが高いな。出来上がりが安い代わりにその元が高くなっているのか。それで10pぐらいなら問題ないなと思った。俺はこれを確認すると作成のウィンドウを閉じた。


 窓から外を見るとだいぶ暗くなっておりそろそろ腹も減って来たし晩飯でも用意するかと思い、今回は麺類にしようと思った。その中でも俺が一番好きなきしめんに決めた。


 俺がきしめんの用意をしていると匂いにつられてかアハリスが起きた。


「ん〜。俊〜おはよ〜」


 アハリスはそう言ってベッドから出ると椅子に座った。


「今回の晩飯はきしめんにしてみました」


 それを聞いてアハリスはきしめんを見た。今回も初めてのものなので驚いている様子だ。俺が食べ方を見せるとアハリスも真似るように食べ始めた。


 全て食べ終わり今回も満足そうにしていたのでこちらも出した甲斐があって良かった。そのあとアハリスに風呂入っておいでと言って俺は皿を片付けにキッチンへと向かった。


 皿洗いが終わりのんびりしているとアハリスが大きな声でお風呂空きましたよと言って来たので俺はお風呂へと向かった。


 脱衣所で服を脱ぎ、手ぬぐいを持って浴場へと行ってまず体を洗おうと風呂椅子に座ってシャワーを出すと後ろから「きゃあ」と可愛らしい声が聞こえたので恐る恐る見て見るとそこには生まれた時の姿のアハリスが転んでいるところでした。俺はとりあえずシャワーを止めると腰に手ぬぐいを巻きアハリスの体をあまり見ないように起き上がらせると、アハリスになんでここにいるのかを聞いた。


「だって、俊とお風呂入りたかったんだもん」


 そんなことを可愛らしく言って来たのでこちらも怒る気は失せてしまったが流石に一緒に入るのはこちらの理性が持ちそうにないので帰ってもらおうとしたら意地でも動かないとその場に座り込んでしまった。俺はどうしようもなく諦めて体を洗い始めた。


 俺が体を洗っているとアハリスが後ろから「それはなんですか」と言って来たので俺は「ボディーソープだよ」と答えるとアハリスは羨ましそうにしているので「使うか?」というと「いいんですか!?」と嬉しそうに使い始めた。その後も結局シャンプーにリンスも使いアハリスの髪は洗う前よりもっとサラサラになり大変なことになっていた。アハリスは髪のことを何か言って欲しそうに見てくるので俺は「綺麗だよ」というと顔を真っ赤にして俯いてしまった。正直裸で俺と風呂に入れるのにこれで赤面する理由がわからんと思いながら俺たちは寝室に戻った。


 寝室に戻るとアハリスはすぐベッドにダイブした。俺も今日は疲れたのですぐベッドに入ると2人で少し雑談して今日は疲れたので寝ることになった。アハリスは昼寝過ぎたのかあまり眠くないようでゴソゴソしているが俺の腕に抱きついたらなぜか静かになったので俺は気にせず寝た。


 ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■


 次の日の朝俺は体が重いと思い目を開けると裸のアハリスが俺の体の上に乗って寝ていた。俺は前にも似たようなことがあったような気がしたのでもう気にせずアハリスをどかすと服を着替えた。


 俺が着替えを終えるとアハリスも起きて着替え始めた。この娘目の前に俺いるのに本当に気にせず着替えたりするよね。そんなことを思っているとブザーが鳴った。俺はこんな朝早くに誰がきたんだと思って玄関へと行き扉を開けるとそこにはダルクとルイスさんとアニスちゃんがいた。そしてダルクは俺を見るとこう言った。


「スウォン朝早くに悪いな。前掃除を手伝うって言ったろ?だから手伝いに来たぜ」


 彼はそう言って来た。俺はとりあえず3人に中に入ってもらい朝飯でもどうだと言ってみんなでご飯を食べることにした。

今後ともよろしくお願いします。

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