4話-ゴブリン王との戦い
すみません!パスドラとかスパロボとかブレイブルーやったり仕事で疲れたりと更新遅くなりまし。
ここまで書いて思うことはやはり自分には文才はなく下手くそってことですね。
ただ書くのは暇つぶしになるんでやりますけどね。
それでは4話をお楽しみください。
ダルクが倒れているの見つけたは俺はゴブリン達にバレないように気配隠蔽を使ってゴブリンのふりをしてダルクに近づいた。
近くで見てみるとダルクの傷はひどく骨が何本かいってしまっていた。とりあえずはダルクを安全な場所まで運ぶ必要があったのでダルクには悪いが引きづって運ばせてもらった。
俺はとりあえずダルクの治療をする必要があると思い。創造のスキルのアイテム欄を見てみる事にした。
今回は回復薬とかが必要だからアイテム類から探せばいいよな。そんなふうに思ってアイテム類の欄を選択すると色々出てきた。
【アイテム類一覧】
薬類・道具類・玩具類・衣服類・・・
まだ他にもたくさんあったが今回は回復薬類でいいのでそれを選択した。
【薬類】
回復薬(粗悪)1p
回復薬(普通)5p
回復薬(上質)10p
回復薬(特上)50p
回復薬(最高級)100p
回復薬(幻想級)500p
回復薬(神話級)1000p
なんかすごいのまで出てきたけどどれにすればいいかわからんのでとりあえず調べて見た。
回復薬(粗悪):擦り傷程度なら直せる。
回復薬(普通):刺し傷切り傷でも直せる。
回復薬(上質):打撲程度までなら直せる。
回復薬(特上):骨折程度までなら直せる。
回復薬(最高級):病気も直せる。
回復薬(幻想級):呪い以外ならなんでも直せる。
回復薬(神話級):直せないものはない。
今回必要なのは骨折とかを直せるレベルだから特上の回復薬を作る必要があるのか・・・
現在残りの創造ポイントは700あるからまだ余裕があるな。よし、特上のやつを作ろう。
特上の回復薬ができると俺はすぐダルクに飲ませた。そうするとまるで何ごともなかったかのようにダルクの体の傷がなくなっていき変な方向へと曲がっていた足の骨も綺麗になった。
少しするとダルクが目を覚ました。
「ルイス!アニス!」
目を覚まして早々家族の名前を叫んだ。
てか、お前の宿屋の名前奥さんの名前だったんだな。そんなどうでもいいことは置いておいてダルクに声をかけた。
「ダルク大丈夫か?」
ダルクは驚いた顔をして返事をした。
「ああ大丈夫だ。しかし、なぜお前がここにいる?てか、俺の体治してくれたのはお前か?」
ダルクがそう言ってきたので頷いた。
「すまねえ。勝手に飛び出して勝手にボコられて傷をなおしてもらうことになっちまったとわ」
ダルクは申し訳なそうに言ってきた。
「気にするな。理由が理由だししょうがねぇーよ」
俺はダルクにそう言うと話を続けた。
「一応ここに来る前にギルドに報告だけしたからおそらく援軍が来ると思う。だけど、お前のことだから家族を自分で助けに行きたいだろ?」
俺がそういうとダルクは頷いた。
「やっぱりそうだよな・・・よし、俺もお前に協力する。これからおまえにある魔法をかけるこれをかけると少しの間ゴブリン達に襲われることなく中に侵入することができる。お前はそのうちに家族を見つけ出せ。それまで俺は囮としてゴブリンの相手をする」
俺がそういうと、ダルクが言ってきた。
「それじゃお前があぶねぇじゃねーか!
俺たち家族のためにそこまでしてもらう義理はねぇーぞ!」
ダルクが俺を心配して怒鳴ってきた。俺はそれに対して・・・
「ダルク!家族が危ない目に遭ってんだぞ!こんな時にあーだこーだ言ってる暇があったら藁にもすがる気持ちで何をしてでも家族を助け出せ!俺だって冒険者の端くれだ。命を落とす覚悟の1つや2つぐらいできてる。だから俺のことは気にせずお前は家族を助け出せ!」
俺がそこまでいうとダルクは
「はは、俺ってばダセェーな。自分より年下の下手したら自分の娘ぐらいのガキに説教されてらー。そうだよな。家族の危機だもんな。何に縋ってでもやらなきゃダメだよな!わかった!お前の気持ちありがたくいただくことにする。だけどお前も俺にとってもう大切な友人だ。絶対死ぬなよ?」
ダルクがそんなことを言ってきたので「ああ」と答えた。
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現在俺たちはゴブリンの巣の入り口の前にやってきた。ダルクには普通2本、上質2本計4本の回復薬とヴァン国王からもらった短剣の片方を渡した。これで残りの創造ポイントは620pになった。
ダルクに気配隠蔽をかけ終わると俺は頷きダルクも頷いてゴブリンの巣へと入って行った。
俺も気配隠蔽かけてダルクの後を追うようにゴブリンの巣へと入って行った。
作戦はとりあえず最初から俺が囮として動くのではなく捕まっている人たちを見つけて安全を確保してから囮として動いてそのうちにダルクが捕まっている人たちと逃げる予定だ。
俺たちは巣の奥の方まで進むと話し声がすることに気づきそこにいくと、3人の女の人を見つけることができた。そのうち1人は大人の女性で2人は俺ぐらいの歳の女の子だった。
とりあえずそっちの方へといくと大人の女性がこちらに気づいた。
「ダルク!なんであなたがここにいるの!?」
ダルクのことを呼び捨てだし、おそらくこの人がダルクの奥さんなんだろう。
「お前達が帰ってこないから心配で探そうと思っていたところにこのスウォンにゴブリンの巣の話を聞いてもしかしてと思ってここに来たらお前がいたってとこだな」
そんなふうにダルクが言うとルイスさんが慌ててダルクに言った。
「ダルクそんなことよりさっきアニスがゴブリン達に連れていかれてしまったの!早く助けに行かなくちゃ!」
ルイスさんがそう言ってパニックなったのでダルクが落ち着かせる。
俺はダルクがルイスさんを落ち着かせているうちに2人の女の子に声をかけた。
「君たち大丈夫か?名前は?」
俺がそう言うと
「私はルル、こっちが妹のリリよ」
姉のルルが眠っている妹のリリの自己紹介もしてくれた。
俺は助けに来たことを説明するとルルは安堵のため息をこぼした。
こっちの方は解決してダルクの方に行くと
ルイスさんも落ち着いた様子だったのでダルクにこれからについて話した。
「ダルク、お前は奥さんとこの姉妹を連れて逃げろ」
ダルクはそんなことできるかよ!みたいな勢いで近づいて来た。
そんなダルクにーーー
「お前が娘を助けに行きたいのはわかるが俺が言った方が安全に助けられる確率が高い。だから、お前は奥さんとこの姉妹を連れて逃げてそれからギルドにここのことを知らせ来てくれ。俺は逃げることはできても基本的に戦うことはできないからな。」
俺がそう言うと、ダルクは「絶対。アニスを救い出せよ!」と言って了承してくれた。
4人が逃げる前に気配隠蔽をかけ直し、そして4人は逃げていった。
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俺は気配隠蔽を何回も使っているのでそろそろMPが底をつくのではと思いステータスを確認した。
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【大沼俊】 17歳 レベル5
種族:人間
職業:クリエイター
HP:35/35
MP:12/28
筋力:15
物耐:18
魔力: 13
魔耐:13
敏捷:50
スキル:気配隠蔽・臆病・鑑定極・創造Lv2・全言語理解 ・偽装
称号:異世界の来訪者・ボッチを極めるもの
詰んでる人生・卑怯者
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MPは残りが半分を切っていた。気配隠蔽を八回使用したから・・・一回2MPを消費するのか。
一応MPも回復しておこう。
俺はMP回復薬を作ることにした。
【薬類】
MP回復薬(粗悪) 5p
MP回復薬(普通) 25p
MP回復薬(上質) 50p
MP回復薬(特上) 250p
MP回復薬(最高級) 500p
MP回復薬(幻想級)2500p
MP回復薬(神話級)5000p
MP回復薬(粗悪):MPを5回復。
MP回復薬(普通):MPを10回復。
MP回復薬(上質):MPを50回復。
MP回復薬(特上):MPを100回復。
MP回復薬(最高級):MPを全体の3割回復。
MP回復薬(幻想級):MPを全体の6割回復。
MP回復薬(神話級):MPを全回復。
俺はMP少ないし普通で十分だと思うから普通を2本作った。後残りのポイントは570しかないので後のことを考えるとあまり使いたくないので残しておこう。
とりあえず普通のMP回復薬を一本使ってMPを補給してからアニスを探すためにもっとゴブリンの巣のさらに奥へと向かった。
少し歩いて一番奥までたどり着いた。そこには数え切れない数のゴブリンがいた。その中には普通のゴブリンとは明らかに違うものがいた。
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【ホブゴブリン】レベル10
種族:小鬼族
職業:不明
HP:50/50
MP:30/30
筋力:47
物耐:45
魔力: 18
魔耐:13
敏捷:30
スキル:棍棒術
称号:なし
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やばい。俺の何倍も強いじゃねーか。ホブゴブリンでこれってことは奥にいるもっとデカイゴブリンはもっと強いってことだよな?俺ってば死ぬんじゃね?
そんなことを考えながら、鑑定を行うと・・・
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【ゴブリンキング】 レベル40
種族:小鬼族
職業:なし
HP:150/150
MP:80/80
筋力:163
物耐:147
魔力: 53
魔耐:48
敏捷:108
スキル:指揮者・棍棒術・
称号:ゴブリンの王
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えっ?ホブゴブリンでさえ俺の数倍強いのにゴブリンキングは俺の10倍近く強いとか無理ゲーじゃね?俺は再度戦うのは無理だと言うことを確認してアニスちゃんを探すことにした。
アニスちゃんは探すとすぐに見つかった。だって、ゴブリンキングの近くで気を失っていたからだ。
俺はアニスちゃんの元まで行くとアニスちゃんを起こした。
アニスちゃんは驚いていたが、自分の置かれている状況を察して悲鳴をあげることなく静かにしてくれた。
「アニスちゃん俺のことは覚えてるかな?」
俺がそう言うとアニスちゃんは頷いた。
「俺は君のお父さんに頼まれて助けに来たんだけど、正直俺はゴブリンにすら勝てるかどうかと言うぐらい弱いから戦わずに逃げることになるのだけど走れるかい?」
アニスちゃんはまた頷いてくれたのでアニスちゃんに気配隠蔽をかけて一緒にさっきまでみんながいた場所まで逃げることにした。
「アニスちゃんもう大丈夫だよ」
アニスちゃんそれを聞いて安心したのか大きく息を吐いた。
「さっきまでここにきみのお母さんたちがいたのだけど君のお父さんが連れて先に脱出してもらってるから安心してね」
それを聞いたアニスちゃんはとても嬉しそうにしていた。
そろそろ俺たちも行こうかと思った矢先、ゴブリンキングたちがいた方からものすごい咆哮が聞こえた。もしかしたら、アニスちゃんがいないことに気づいたのかもしれない。
俺はアニスちゃんの手を握ると全力で走り始めた。
洞窟の入り口まで後少しのところまで来ると後ろから何かが来る気配がしたので見てみるとものすごく興奮したゴブリンキングがかなり距離があるとは言え近づいていた。
俺はこのままでは追いつかれると悟りアニスちゃんに俺が時間を稼ぐから先に逃げてと伝えた。
「それじゃお兄さんが死んじゃうよ!」
こんな時でも自分より相手の心配をしているアニスちゃんは本当に優しい子なのだろうと思った。
「だけどね、俺は君のお父さんと約束したんだよ。君のことを助け出すとね。だから俺は君のお父さんとの約束を守るためにもここで時間稼がないといけないんだ。確かに俺は弱いけど時間ぐらいなら稼げないことはないからね。だから、君には早くグリンダに行ってギルドの人に伝えて来てほしい。ギルドの人たちはゴブリンキングの討伐準備も終わってるはずだからすぐに応援来てくれるはずだからね。俺のことを心配してくれるなら早くとにかく応援読んで来くれ。さあ、早く行くんだ」
俺は走りながらも説得をした。アニスちゃんは泣きそう顔をしながら頷くとグリンダに向かって走っていった。俺はアニスちゃんを先に行かせるとその場で止まって後ろを向くと時間を稼ぐためにゴブリンキングの方へと向かった。
アニスちゃんを助けることはできた。正直時間を稼せいだとしても応援が来るまでを足止めできるとは思えない。だから俺はここで死ぬのかもしれない。だけど最後まで諦めるつもりはない。だから無様でも何をしても生きてみせる。俺は自分を鼓舞するとステータスを再確認した。
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【大沼俊 】 17歳 レベル5
種族:人間
職業:クリエイター
HP:35/35
MP:22/28
筋力:15
物耐:18
魔力: 13
魔耐:13
敏捷:50
スキル:気配隠蔽・臆病・鑑定極・創造Lv3・全言語理解 ・偽装
称号:異世界の来訪者・ボッチを極めるもの
詰んでる人生・卑怯者
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ステータスを確認すると創造のレベルが上がっていた。
創造Lv3:創造ポイントを使用することでものを作ることが可能。創造ポイントはレベルアップ時にレベル×200ポイントもらえる。1日に300ポイントずつ溜まっていく。
創造ポイント残高570ポイント
現在可能な一覧
アイテム類・罠類・食品類
レベルは上がっているけど性能は変わってない?これは正直詰みかもしれないと思った。だけど諦めないと決めたのでもう少し見て見た。
【アイテム類一覧】
薬類・道具類・玩具類・衣服類・・・
もし、薬類の中に俺のほしいものがあったら時間を稼ぐこともできるかもしれない。俺はそう思い、薬類を選択しほしいものを探した。
探すとすぐに見つかった。俺はいけると確信を得た。俺は見つけたもので時間を稼ぐにしても準備の時間がもっと必要だからそのための時間稼ぎをまずすることにした。
ゴブリンキングが通るこの通路にまず落とし穴を作りそれで足止めをする。
罠類:落とし穴竹付き(小20p・中30p・大40p)
このタイプの落とし穴を通路に数個設置し、ゴブリンキングの接近までの時間を稼いで最後の行に取り掛かった。洞窟の入り口あたりに締めの落とし穴を作りそこにさっき見つけた、薬品を入れた。俺が薬品のあるを入れ終わる頃ゴブリンキングはすぐ近くまで接近していた。 ここまでして俺の残りの創造ポイントは0になった。もし、これでダメだったらその時考えよう。今は目の前のことにだけ集中しようと考えた。
そして、ゴブリンキングが目の前まで来た。ゴブリンキングはここに来るまでに落とし穴竹付きに何回も落ちて傷だらけだったそのせいかかなり興奮していた。それでもゴブリンキングはまだ動けるようでおれが勝てる気はしない。だけど、やれることはやったのだから最後の落とし穴にかけるしかない。
俺は最後の落とし穴にゴブリンキングを落とすために行動を開始しようとしたその時、ゴブリンキングが攻撃をして来た。棍棒を振り上げそれを叩きおろした。俺はそれを間一髪で避けるが風圧で吹っ飛ばされた。吹っ飛ばされて落ちた時落ち方が悪く受け身を取ることができず右腕を強打してしまった。そのせいか右腕に力が入らずこれは骨が言った可能性があると思った。なので回復しようと思ったが回復薬が1つもなかった。確かあの時ダルクに作ったやつ全部渡していたことを思い出した。ここに来て自分の初歩的なミスが大きな痛手となった。俺は片腕が使えないが足は動くのでとりあえず全力でゴブリンキングを罠へと誘った。
俺は罠までゴブリンキングを連れて来ると最後の力を走りゴブリンキングを罠ギリギリまで引き寄せた。おれはギリギリでジャンプをして落とし穴の上を飛び超えた。ゴブリンキングはそれを追うことに夢中で落とし穴に落ちていった。落とし穴にゴブリンキングが落ちるとゴブリンキングの体が少しずつ溶け始めた。それでもゴブリンキングは動き始めてこっちへと迫って来ていた。
俺は腕が使えないせいかバランスが取れず着地に失敗し足をくじいてしまった。正直もう動く体力もなく俺はここで死ぬのだと確信した。ゴブリンキングは薬品が入った落とし穴に降りたせいか体全体が溶けて爛れており湯気がたち動けているのが不思議な状態だった。それでもゴブリンキングは自分に迫ると武器は溶けて無くなってしまったようなので拳を振り上げて俺目掛けて振り下ろした。俺は目を瞑った。
俺はその時地球に残して来た家族のことを考えていた。母さん、父さん、日菜子、俺さかなり頑張ったんだぜ?あのただのオタクだった俺が人を助けるために自分の命張って頑張ったんだぜ?だからさ...そろそろ休憩してもいいかな?母さんと父さんには本当に申し訳ないと思う。親より先に死ぬ息子を許してください。地獄に行ったら頑張って償います。日菜子には毎日迷惑をかけたな。本当にごめん。だけどお兄ちゃんはなんだかんだ言って世話を焼いてくれる日菜子大好きだったぞ。
てか、ダルクのやつアニスちゃんと合流できたかな?あいつのことだからちゃんと応援を頼んでくれただろうけど間に合わなかったな。まあ、こればかりはしょうがねぇーな。あいつを責める気なんか全然ないしな。とりあえず家族と合流できてよかったなってぐらいだな。エミリーさんとの食事をしようって約束も守ることできなかったしエミリーさんには悪いことしたな。クラスの奴らは俺が死んでもなんとも思わないだろうな。正直俺なんて居てもいなくても同じだしな。
そろそろ終わりかな。とゴブリンキングの拳が目の前まで迫った時。頭の中に声が響いた。「諦めてはダメです」その声は聞いたことのないものだったが、その声を聞いたらぼんやりしていた頭が冴え体に少し力が入った。俺はとっさに横にずれて拳を避けた。しかし、少しかすり左腕も動かなくなってしまったが、そんなことは気にせずゴブリンキングへとタックルをした。ゴブリンキングはそのタックルを受けると、体にガタがきていたようでよろけてしまい、そのまま薬品が入った落とし穴に落ちた。
ゴブリンキングは断末魔の声をあげ完璧に溶けて無くなってしまった。
俺はというと少しも動くことができないぐらいダメージを受けていたので落とし穴の手前で転がっていた。正直ゴブリンキング倒したけどここから動けないし、だんだん意識もかすれてきたし眠いし少しだけ眠ってしまおう。そう思い、その睡魔へと身を委ねた。
■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■
俺が目を覚ますとそこは知らない場所だった。なのでとりあえずあれを言っておくことにした。「知らない天上だ」これを言うと俺は周りを見渡した。そこは真っ白な何もない空間だった。
俺がそこで何もせず寝転がっていると、そこに1人の女性が現れた。その女性は白髪の綺麗なロングヘアーで目は水色整った顔。身長は俺より少しでかいくらいかな?胸は控えめだがとても綺麗な人だ。
俺は何も言わずただその人を見ているとその人が話しかけてきた。
「あなたは大沼俊さんであってますか?」
そんなことを聞いてきた。なんでこの人俺の本名知ってるの?とりあえずそこは置いておいてあっているので「はい」と答えたら、その人は話を続けた。
「大沼俊さん私はこの世界の女神アハリスというものです」
女神アハリスってあれか魔王に力を封印かなんかされてるやつだろ?確か魔王倒すと某アニメの願いを叶えてくる龍と同じでなんでも願い事を叶えてくるやつだろ?俺がそんな風に考えていると。
「はい、あなたが今考えていることで大体合ってます。某アニメ...?や願い事を叶えてくれる龍?というのはわかりませんが魔王に力を封印されていて魔王を倒すと力が解放されるここまでは合ってるのですが、私に願い事を叶えるなんて力はありませんよ。しかしあなたのような異世界から来た人たちを元の世界に返すことぐらいはできます」
女神はそう言った。やっぱり願い事をなんでも叶えるなんてそんな都合がいいことないよな。てか、この女神俺の考えていることわかるとか便利だな。
「便利とか言わないでくださいよ!それより本題に入りたいのですがいいですか?」
別にいいですけど。
「それでは話させていただきます」
女神はそう言って魔王のことについて話し始めた。
読んでいただきありがとうございます。
土、日のうちに最低でも一話あげる予定ですのでお楽しみに。