1話-始まり
初めての投稿です。
よくある異世界転移ものです。
正直面白いとは思っていませんが描きたくなってしまいました。
文章もぐちゃぐちゃですが暇な人は見て言ってください。
あー、そろそろ妹が起こしにくるな。
そんなことを思いながら布団にくるまっていると。
「おにー早く起きないと遅刻するぞ!」
やはりきた。妹よ兄は眠いんだ。もう少し寝かして
くれ。
「...あと5分まって〜」
と、言ってまた寝ることにした。
「おにー、早くしないとお母さんがおにーの部屋掃除するって言ってたよー」
妹よ、そんなことをいわれたら起きるしかないじゃないか。
「あ〜う〜...おはよー今日の朝飯なに〜?」
「今日の朝飯はなーんーとー、いつも通りの味噌汁、ごはん、ハムだよ」
oh...この家の朝飯はこれしかないのか?なんで、エブリデイこの3つなんだよ。と、あーだこーだ言ってる暇はなかったな、とりあえず朝飯を食べて学校の準備をしなくてわ。
妹はもうすでに準備が終わっているようでリビングでくつろいでいた。
「おにー早くしないと置いてくよー」
おいおい、まだ時間には余裕あるのだからそんなに急かさないで欲しいもんですわ妹よ。
「ハイハイ、わかりましたよー」
とりあえず、返事だけはしとくことにした。
そんなこんなで、準備も終わりいざ学校へしゅっぱーつ。
俺が通っている学校は家から徒歩10分のとこにある県立高校だ。俺は今年から高3で、妹は同じ学校で高1だ。
妹は学校でもすごい人気で学内可愛い子ランキングでトップクラスらしい。それにひきかえ兄の俺は学校内でぶっちぎりの低カーストでぼっちを極めつつある。二年しか変わらんのにこのスペック等の差はなんなんだよ...。
母よ...なぜ俺をもっとイケメンに産んでくれなかった...たまにこんなことを思ってしまう心の狭い自分が恥ずかしいです。
学校に着いたら俺は3階、妹は1階の教室なので昇降口でお別れだ。(妹よ、おにーは今日も頑張ってくるよ!)と、心でいい俺は三階へと登って行った。
教室に着くとクラスのリア充の一団が俺の机を椅子がわりに使っていた。俺の机を椅子がわりしていた奴がおれに言った。
「大沼勝手に使ってて悪いな!使うなら退くけど大丈夫か?」と、聞いてきたから俺は
「トイレに行きたいから使ってていいよ」と、言ってトイレに逃げ込んだ。
薄々感づいてはいるかもだが、俺は人と話すのが苦手だ。
「はぁー」
大きな溜息が出てしまった。まだ朝の出席確認までの時間ある。
このあとどうするか悩んでしまった。そんなこんなしているうちに時間が経ってしまいちょうどいい時間となった。早く教室に戻ろう。
教室に帰ってから少しすると。ガラガラと、音を立て先生が入ってきた。
「皆さんおはようございます」
「「「「「おはようございます」」」」」
と、先生の挨拶を返して静かになってから先生が喋り始めた。
「皆さん今日はとくにこれといった連絡事項はありませんが、そろそろテスト週間なのでお勉強の方頑張ってくださいね」
それに対してクラスの男子たちはうわーめんどくせぇーなどいろいろ文句垂れたりこれまたよくある光景だなーと、ボォーとしていたら、もうすでに先生の話は終わっていたようでクラスのみんなも次の授業の準備などを始めていた。俺も早く準備をしておこうと立ち上がろうとした時。
「ねぇー、大沼今朝女の子と2人で仲良く登校していたけどあれは彼女かなんかなの?」
いきなり女子に話しかけられた俺はびっくりしてしまった。
「は、はい。なにかようですか?」
俺はとりあえず返事をして話しかけてきた相手の顔を見た。確かこの人は妹と同じで学校でも人気がトップクラスの天草詩緒里だ。なぜ彼女のような人がこんな生ゴミ以下のクソ野郎に声かけてきたんだろう?あれか?ドッキリかなんかか?と、考えていたら。
「だから、今朝女の子と2人で仲良く登校していたよね?あれは誰なのかと聞いてるの」
なぜ、そんなことを聞くんだ?と、ふと疑問に思ったがとりあえず、怒られる前に答えておこう。
「あ、あれは妹の日菜子だよ」
あ、本当に今更だけど、妹の名前は大沼日菜子でついでに俺は大沼俊だからな。
俺の返答を聞いて天草さは...
「そーなんだ、聞いた?真由美朝の女の子は大沼の彼女とかじゃないってさ」
んん?なんでそこでこの学校1の美女と呼ばれている姫崎真由美が出てくるんだ?あれかもしかして、姫先さんが俺のこと好き的な展開すか?まあ、そんなことあるわけないっすよね。だって俺ゴキブリ以下の生ゴミ野郎ですもんね。あれ、さっきよりランク下がってね?自分で言ってて悲しくなってきた。俺が1人で勝手に嘆いていると。
「詩緒里ちゃん!なんでそんなこと聞いてるの?勝手なことしてないでよー!」
ほら、みなさん聞きました?こんな嫌がってんだぜ?鈍感な俺でもさすがにわかるは、嫌われてるの...悲しいなー。
「大沼くん詩緒里ちゃんが言ってたことは気にしなくていいからね?別に大沼くんに彼女がいても私には関係ないからね」
わかってますよ、そんな顔真っ赤にして否定しなくも俺のこと好きなんて思ってませんからね。もし俺なんかと変な噂たったら大変ですもんね。
「わ、わかってますよ。俺なんかが姫崎さんとなんて考えたことありませんから気にしないでください」
俺がこういうと、なぜか姫崎さんは落ち込んでい
た。うーん...女の子はよくわからんな。
と、話していたらそこに
「どうした?真由美なんかあったのか?」
さっきからなんで次から次へとこうも目立つ人ばかり来るんだ。今日は厄日か...。
今回きたのは帝城院勇人。この学校1のイケメンで、成績優秀、運動神経抜群、コミュニケーション能力も高くみんなからの信頼も厚い完璧人間が現れた。
「いや、さっき大沼くんと話していただけだよ?」
姫崎さんはそれだけだけど何?的な感じで勇人に答えた。
「さっき見てた感じ、大沼が困ってた感じだし迷惑になってしまってるじゃないかな?と思ってね」
と、なんかお節介かけに来やがった。なんかこいつとは相容れない気がするのは気のせいかな?とりあえずこいつに答えることにした。
「め、迷惑だなんて思ってないけど俺はあまり目立たない人だから、君たちみたいな目立つ人といると視線が集まって少し驚いていただけだよ」
と、適当に答えておいた。それに対して勇人は...
「やっぱり俺たちがいると迷惑みたいだしあっち行こうか真由美、詩緒里」
勇人がそういうと
「それもそうね、なんかごめんね」と天草さん。
「また後でね」と姫崎さんが言った。
チャイムもちょうどなり一限目が始まるということで、担任の先生がドアを開け入って来てドアを閉めた瞬間、本当にわずかなことなんどが、空間というか風景というかなんというかわからんが、それが少し変なふうになった気がした。でも、一瞬のことだったのでおれは気にせず授業に取り組んだ。今となっては遅いがおそらくあの瞬間からもう色々と始まっていたんだろうなと今となっては思うね。
一限目が終わり生徒が教室を出ようとした時いきなりそいつが騒ぎ出した。
「おいっ!どういうことだ!ドアが開かねぇーぞ!」
「うそでしょ?そんなことあるわけないじゃない」
とクラスの女子。
「うそじゃないって、窓も開かねぇーぞ!」
うーん...これはあれか最近巷で流行ってる異世界転移的なものか?もしそうならこの後足元に不思議な文様が浮かび上がるのかな?まぁ、現実でそんなこと起こるわけないか。
と、思っていた矢先に
「うわ!なんか教室の床全体に不思議な模様があるぞ」
と、男子生徒が騒いだ。
あー、これはマジのやつだなと呆然としていたらいきなり、見ていた景色が変わった。さっきまではいつもの教室だったのがいきなり薄暗い広い部屋に移動していた。
そこに1人の男性が来て俺たちに言った。
「勇者の皆様方ようこそ我が国へ来てくださいました」
なんかいきなり話し始めたけど、まずここはどこなのだろうか。見た感じ今時の感じではないことはわかるが、やはり異世界転移をしてしまったのだろうな。おれがそんなことを思っていたら、あの帝城院が男の人に話しかけた。
「すみません、いったいここはどこであなた誰なんですか?」
俺が聞きたかったこと聞いてくれたのがこちらとしては楽ができてよかった。
男の人は帝城院の質問たいして話し始めた。
「すみませんでした。まだ挨拶がすんでいませんでしたね。まずこの国の名前はクオレルシウム王国です。そして私はこの国で宰相を務めております。ブルーリ・クレンショフと申すものです。皆さんにはこれから詳しい説明をさせていただきたいのでまずは我が国の王にあっていただきます」
そういうとブルーリは側にいた騎士に命令を出すとさきにいってしまった。
「勇者の皆様方これより我々が王様のいるところまで案内をいたしますので付いて来てください」
俺たちはとりあえず、騎士についていくしかないので騎士についていくことにした。
騎士についていくととても広くて豪華な部屋に連れてこられた。そしてそこには王座があったのであそこに座ってる偉そうなのが王様なのだろう。騎士は俺たちを王座の間に連れてくると、脇に控えていってしまった。
「勇者の皆様方がた宰相から話は聞いてるかもだがわたしがこのクオレルシウム王国の王ヴァン・デア・クオレルシウム五世である。単刀直入に言わせてもらうが皆様には我が国乃至はこの世界を救っていただきたく思い他の世界から召喚させていただいた。今この世界は魔族によって脅かされてそうになっている。我が国の研究者たちが色々調べてわかったことなのだが百年前に勇者たち一行が倒したとされていた魔王が復活するということがわかった。その魔王はその当時より強くなっているらしく我々ではとてもじゃないが太刀打ちできない状況なのだ。魔王が復活するせいなのかどうかはわからんが最近では魔物も増え不作が続いておる。このままではこの世界は大変なことなってしまう。なので勇者の皆様方にこの世界救っていただきたいと思ってる。ムシのいい話だとはどうか宜しく頼む」
王様の長々とした話が終わり、静寂が訪れた。今の話をおれなりに要約すると魔王が現れるらしいのだが自分たちではどうにもできないからどうにかしてくれと...本当にムシのいい話だな。そんな風におれが思っていたら。先生が王様に話しかけた。てか、先生も居たんだね。
「あのーお聞きしたいことがあるのですが...」
先生がそういうと
「あなたは勇者の皆様方の保護者か何かですか?」
そう宰相のブルーリが言ってきた。
「はい、わたしはこの子たちの担任の教師です」
それを聞いたブルーリは
「その担任の先生が何のご質問でしょうか」
と、聞いてきた。
先生はそう言われたので聞きたかったことを聞い た。
「はい、その魔王?というのを倒すとして、この子たちが戦うわけですよね?それはとても危険なことですよね?わたしはこの子たちの担任としてそれを容認するわけにはいきません。この子たちはまだ10代の子供ですよ?そんな子たちに戦わせるなんて許せるわけがありません」
先生はそう王様たちに言い放った。やばいな先生ってこんなすごいこと言えるなんて思はなかったわ。いつもはあんなのほほんとした感じなのに今だけはとてもしっかりした大人の人に見えるわ。おれがそんなことを思っていたら。
「確かにとても危険なことではあるですがこうするほかなかったのです。なので私たちとしては勇者様方を全面的に援助していくつもりです。それに勇者様方をこちらの世界に来るときに神によりとてつもない力を授けられると文献にはありました。なので勇者様方を私たちが強くするお手伝いをすることにより対応していこうと考えております。勇者様方自身が強くなることが一番安全に生き残ることのできる方法ですので」
そう宰相のブルーリが長々説明をしてくれた。
先生はまだ納得してない雰囲気だったが、理解はしてくれたような様子だった。
「それで、勇者の皆様方私たちが住むこの世界を救ってはもらえるのでしょうか」
と、王様が言ってくる。俺個人としてこんな危険なことはしたくないと思う。正直何も取り柄のないおれはすぐ死んでしまうと思うからだ。なので心の中で祈った断ってくれ断ってくれと。
「すみませんが、もし私たちが魔王を倒したとして、元の世界には戻るのでしょうか」
俺が一番気になっていることを帝城院が聞いてくれた。
「皆様の元の世界への帰還の方法は魔王が握っているとされています。魔王を倒すことにより女神アハリスの力が解放され願いをなんでも1人1つ叶えてもらえると言われています。」
それを聞いた帝城院はこう言った。
「俺はやってみてもいいと思っている。俺はこの世界を救うことのできる力を持っているなら救いたいと思う。俺1人の意見では決めることはできないけど皆どうだろうか」
それに対して他の生徒たちは
「勇人ならそう言ってくれと俺は思ってたぞ」
帝城院の友達の1人剛田春義が言った。
「勇人が一度決めたら考えを変えないのは昔からよ
ね、しょうがないわたしも付き合ってあげるわ」
天草詩緒里がそう言った。
「詩緒里がいるならわたしも頑張ってみるよ」
姫崎真由美もそんなこと言った。
クラスのみんなも俺もやるぞ、わたしもやるーとそれぞれやる気を見せていた。俺1人を除いて。
「王様俺たちは魔王を倒そうと思います。」
帝城院が王様に言った。
「おぉ!やってくださるとおっしゃいましたか、この世界を代表してお礼申し上げます。」
王様はそう言って俺たちに頭を下げた。
「それでは皆様の承諾を得ることもできたので皆様のステータスを見たいと思います」
宰相はそう言って水晶を取り出した。
「皆様にはこれから1人づつこの水晶に手をかざしてもらいます。手をかざしたらステータスと言ってくださいそしたら皆様のステータスを見ることができるようになります。これを一回行えば今後は自由にステータス見ることが可能になります」
それではと、宰相が誰から始めるのかと聞いてき
た。
「俺がいきます」
帝城院が最初にやることが決まった。
「それではステータスと言ってください」
はい、と帝城院が返事をしてステータスと言った。
そしたら水晶が光った。そしてメニュー画面みたいなのが現れたのが見えた。
「帝城院様我々にステータスを見せてもらえますか」
宰相がそう言ったので帝城院はステータスを宰相に見せた。
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帝城院勇人 17歳 レベル1
種族:人間
職業:聖騎士
HP:100/100
MP:100/100
筋力:100
物耐:100
敏捷:100
魔力:100
魔耐:100
スキル:全属性適性・全属性耐性・物理耐性 剣術・合成魔法・縮地・牽制・気配察知・魔力察知・限界突破・全言語理解
称号:勇者・魔を滅するもの・異世界の来訪者
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...ナンダコレ、これってあれだよなチートってやつだよな。羨ましいなー、俺も欲しい。早く俺の番にならないかなー。
「こ、これは!?すごいですよ!?能力値オール100スキルも多数あり職業も上級職の聖騎士ですよ!?これなら特訓して強くなれば魔王を倒すことも可能かもしれません!?」
宰相が興奮していた。
やっぱりこれってチートなんだな。見るからにおかしいもんな。何だよ全属性適性と全属性耐性ってこんなもんもう無敵やろ。
興奮していた宰相が落ち着いてきた。コホン、と気を取り直すと。それでは次の人と続けていった。
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姫崎真由美 17歳 レベル1
種族:人間
職業:聖女
HP:50/50
MP:200/200
筋力:40
物耐:40
魔力:120
魔耐:80
敏捷:50
スキル:回復魔法・回復量上昇・異常状態耐性
MP自動回復(微)・MP分配・魔力察知・全言語理解
称号:勇者・慈愛の女神・異世界の来訪者
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天草詩緒里 17歳 レベル1
種族:人間
職業:侍
HP:80/80
MP:50/50
筋力:80
物耐:80
魔力:50
魔耐:50
敏捷:80
スキル:刀術・抜刀術・物理ダメージ上昇
縮地・気配察知・全言語理解
称号:勇者・天草流刀術皆伝・異世界の来訪者
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剛田春義 17歳 レベル1
種族:人間
職業:拳聖
HP:150/150
MP:30/30
筋力:120
物耐:100
魔力:10
魔耐:20
敏捷:120
スキル:拳術・物理ダメージ上昇・鉄壁・縮地
一撃強化・回避上昇・全言語理解
称号:勇者・筋力バカ・異世界の来訪者
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みんなのステータスも見終わり最後に俺の番になった。
「それでは最後に大沼様こちらへ」
俺はみんなと同様に手をかざしステータスと言った。
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大沼俊 17歳 レベル1
種族:人間
職業:クリエイター
HP:20/20
MP:20/20
筋力:10
物耐:10
魔力:10
魔耐:10
敏捷:30
スキル:気配隠蔽・臆病・鑑定・創造・全言語理解・偽装
称号:異世界の来訪者・ボッチを極めるもの
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............うーん?
これはどういうことですか?
クリエイターってことは何か作ることだよな?完璧に戦い向きのではないな。スキルも戦い向きのものは1つもないしこりゃ詰んでるな。それにボッチを極めるものとかようわからんのあるしひどすぎるわ。
「大沼様大変申し上げにくいのですが、あなたは勇者ではありませんね。」
はいはい、そうですよ。俺は勇者ではなくただのボッチですよ。
「.........」
おれが何も言えないでいるとクラスの奴が何か言ってきた。
「お前、勇者の称号ないのかよw」
「うーわ、雑魚!何だよこのステータス敏捷しかないじゃん。それにその敏捷ですら低いとかもう詰んでるなw」
確かあいつらは田中と影山だったな。
そんなことお前らに言われんでもわかっとるわ。
と、そんなことを思っているうちに宰相と王様が何かを話していた。
「とりあえず、大沼様の件はどうにかするとして今回は歴代に比べてもすごい勇者様達です。皆さん訓練が始まったらもっと強くなれると思いますのでこれからもよろしくお願いします。」
それでは今日のこれからの予定はと宰相が言い出して何かを言い始めた。おれは自分のステータスが酷すぎてそれどころではなく話を全く聞いていなかったがみんなの話してる内容で何となく話を理解した。とりあえず今日は王様が用意してくれた部屋で休んでくれとのことだった。晩飯の時間になったら連絡をもらえるそうなのでそれまでは自由にしてくれとのことだった。
俺は晩飯の時間までふて寝しようと決め布団でゆっくりしていたら、ピコンと音がなった。何だと思いステータス画面を開くとそこには新しい称号が増えていた。
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大沼俊 17歳 レベル1
種族:人間
職業:クリエイター
HP:20/20
MP:20/20
筋力:10
物耐:10
魔力:10
魔耐:10
敏捷:30
スキル:気配隠蔽・臆病・鑑定極・創造・全言語理解 ・偽装
称号:異世界の来訪者・ボッチを極めるもの
詰んでる人生
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詰んでる人生...何でこんな称号が付くんだよ!簡単に称号増やすなよ!もうあれだふて寝もする気失せたしこんな称号ついたからこれより下はないだろうし前向きに生きよう。とりあえずは鑑定でステータスを調べよう。
まずは鑑定極から調べよう。
鑑定極:鑑定スキルの最上位互換のスキル。このスキルで調べらないものはない。
うーん、とりあえず何でもわかるってことだな。次行こう。
クリエイター:ちょっとしたものを作ることができる。
本当になんとも言えない職業だな。
気配隠蔽:気配を隠蔽することができる。
例:人間の気配から魔物気配に変えることができる。これはどんな生物の気配にも変えることができる。
お!これはなんか使えそうだな。これがあればめっちゃ強い奴の気配に隠蔽しておけば襲われなくて済むな。
臆病: 周囲の気配に敏感になる。
これはボッチ故のスキルだな。
創造:創造ポイントを使用することでものを作ることが可能。創造ポイントはレベルアップ時と1日に100ポイントずつ溜まっていく。
他にもポイントが上がる方法はあるので色々試してみてください。
なんかこのスキルはすごいのかどうかがイマイチわからんな。あとで試してみよう。
全言語理解はそのままだろうから調べなくていいな。
偽装:ステータスの表記を変えることができる。しかし、鑑定極には偽装の効果はききません。
今の俺には全く必要ないスキルだな。
ボッチを極めるもの:1人でいることが多い人に送られるかもしれない称号。これが送られたあなた、友達はいないのですか?
なんだこの説明なにが友達はいないのですか?だ。余計なお世話だな馬鹿野郎!
詰んでる人生:勇者召喚されたくせにゴミのようなステータスで何もできない罵られたことによって発生した称号特に効果はありません。
何もないんかい!もう少しなんかあるやろが。
1人でスキルについて突っ込んだりしていると一応気になるものは全部見終わった。
とりあえずこの創造のスキルを試してみようと思い色々試してみた。
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1時間後
創造スキルを使ってわかったことがある。まずは、このスキルはものなら基本的になんでも作ることが可能だということだ。確かにものを作るだけだから戦闘には向かないかもだが生きていく分にはこんなにすごいすきるはないとさえ思えるものだった。このスキルを使えばこの世界でも1人でやっていけると思うのであとで王様に頼んで魔王討伐から外してもらえるよう相談してみよう。そんなことを考えていたら。
「大沼様ご夕食の準備が整いました。食堂の方へとご移動ください」
それだけ言ってメイドさんは出ていってしまった。よし、この時間に王様に相談してみよう。俺は意気揚々と歩いて行った。
食堂につくともうみんな揃っており俺が席に着くと王様が話し始めた。
「勇者の皆様方本日は皆様の健闘と我々の感謝の意を込めうたげ開きました。存分にまんきつしてくだされ。」
王様がそう言って、みんなが食事を始めた。俺もまずは食べることにした。やっぱりあれだよね。腹が減っては何とやらだよね。なのでたくさん食べよう。まずはあの肉から食べよう。次はあれ次あれどやってるうち。そこそこ時間が経っていた。俺は本来の目的を思い出し、王様に相談に行った。
「王様少し話したいことがありまして、今大丈夫ですか?」
王様はそれに対して
「どうかいたしましたかな?大沼殿」
俺は意を決してさっきまで考えていたことを話した。
「そうですか...大沼殿の能力では確かに討伐ではあまり活躍はできませぬな。こうなってしまったのもこちらの世界の問題のせいですからな。わかりました。大沼殿にはこちらからそれなりの支援金を用意させていただくということでどうでしょうか?」
俺は王様の対応が素晴らしすぎることに驚きつつ、二つ返事で返答した。
王様はそれではいつここからでられますか?と聞いてきたので早めがいいです。答えたら、明日にでも可能ですがどうしますかと聞かれたので、ならそれでお願いしますと言っておいた。
そんな話をしているうちに宴も終わりに近づいたので俺は王様と別れて自分の席に着いた。
「皆様宴の方は満足していただけただろうか。満足していただけたならこちらとしても嬉しく思う。それではこれで宴の方は終了とさせていただきます。勇者の皆様方はお部屋に戻り本日の疲れを取ってください。あと、先ほど大沼殿と話した結果大沼殿は明日にこの王城を出ることとなった。大沼殿は自分では皆の足を引っ張ると思いご自分で辞退をなされた。皆様もご理解いただけるとこちらとしても助かる。これで話は終了とさせていただきます。勇者の皆様方明日からの訓練どうか頑張ってくだされ、王国も全力で支援させていただきます。それでわ」
王様そう言って立ち去っていった。
俺は王様のおかげでみんなに説明をしなくて済んでとても有り難い気持ちだった。ここの王様は本当にいい王様だなと思った。
そう俺が思っていたら俺の元に姫崎さんがやってきた。
「ねぇ!さっきのどういうこと!?何でここからでて行くの!?それも明日って急すぎない!?」
この人はなぜこんなに顔を真っ赤にして怒ってるんだ?これじゃまるでおれのことを心配しているようではないか。そんなはずはないだってこの人はおれのことを嫌いなはずだ。
「真由美落ち着いて、大沼くんが困ってるよ」
おお、天草さん助かった俺にはこれをどう対処すべきかわからなかったから非常に有り難い。俺は天草さんがきたのをいいことに自室へと逃げた。
自室にて今日のことを振り返った。
本当に今日は色々ありすぎた。明日からは自分でどうにか生きていかなくてはだからな。今日は早めに休もうと思い。俺は布団に横になった。
チュンチュン。
鳥が鳴いている音で目が覚めた。はぁーう。あくびをして周りを見渡すとそこは俺の部屋ではなかった。
やっぱりここは異世界なんだと改めて実感した。
俺は服を着替えて朝食を食べにいった。そこには昨日怒っていた姫崎さんやそれをあやしていた天草さんあと帝城院、剛田までいた。俺はそこの団体にバレないように遠くで朝食をとることにした。朝食もとってこれから王様に会いに行くところで俺はさっきの 4人に見つかってしまった。
「大沼少し待ってくれ」
帝城院が話しかけてきた。俺は無視しようとも考えたがさすがに無理があると思い渋々返答した。
「...なんか用ですか」
帝城院達は俺が返答をしたことをいいことに色々いってきた。
帝城院は
「大沼本当に出ていって大丈夫なのか?何なら俺たちと一緒に行動しないか?」
剛田は
「大沼お前なんかが1人で外に出てどうにかなると思ってのか?」
姫崎さんは
「昨日はごめんね、取り乱しちゃってでも、本当に大丈夫?」
天草さんは
「これからのあてはあるの?」
4人とも俺の今後を気にしているようだ。
だから俺はとりあえず適当に答えておいた。
「ああ、一応今後のことは考えてはあるから大丈夫だ」
俺がそういうと4人はならいいのだが見たいな反応をした。
俺は用はそれだけなのかとたずね、そうだといったので俺はさっさと王様に会いにいった。
そんな俺の後ろ姿を姫先さんはずっと見ていた。
王様は俺が来ると色々なものをくれた。
アイテムボックスの指輪、黒金貨10金貨10銀貨10
あとは短剣を二本とくれた。
俺は本当にこんなにもいいのかと思ったが、王様自身がいいといっているのでありがたくもらっておいた。
そして、王城から俺は出ていった。
読んでいただきありがとうございました。
前書きあったとうり面白くなかったですよね。
それは作者が一番わかっています。
しかし、作者自体は書くの自体は楽しいと思っているので今後もゆっくり更新していきたいと思います。