変幻自在のフェイカー
胸の冷たさ感じてる
伝わる熱は温める
温かくとも違うもの
いつもと違う包容力
中身はいつもおんなじで
求める先は環状線
どんなに面が厚くとも
隠しきれない元の顔
変装 完了 新人賞
ジャンルからは抜け出せない
壁一枚のその先は
未知の世界で
道はない
不可視の結界入口で
もしも決壊するならば
それは己の心だろう
もしも三秒変わるなら
そんな願いも絶望へ
儚い思いも死んでいく
死なない体は生きていく
変わったものに自然はなくて
手をつけずとも
あるのが自然
ないのが自然
全然届かぬ近似線
探り求めた環状線