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好奇心は猫を殺す

出会いは偶然だった

あまりにもひどい顔をしてたからつい声を掛けちまったんだ。

あの優等生にこんな顔をさせるなんて何事だろうなんて思わず首をつっこんじまった。


初めはただの好奇心だったのに構ってるうちにどんどん目が話せなくなっていた

それに…ずいぶん昔のあいつに似ていたから。


俺は高校の頃、好きな奴がいた。もちろん相手は男だったんだが。

あいつは優等生とはちがってコロコロと表情を変えるやつだった。

そしてある日なんてことないように言ったんだ。

「俺、好きな子できたんだ!相手男なんだけど!!」

それを聞いてちょっと期待しちまったよなwww

ただ、そのお相手はもちろん俺ではなくて…嫉妬にかられたもんだ

側にいる俺じゃ駄目なのかと何度口にだしそうになったことか。


あいつと優等生は性格こそ違えどたまたま男を好きになったことやその思いの丈を語るときの表情がひどく似ているんだ


だからだろうか俺がこんなにも惹かれるのは。

この感情があいつと優等生を重ねているものなのか優等生自身に抱いているのか自分でも理解しがたい。


興味本意で覗くだけだったはずなのにどうしてこうもハマってしまったのか…


1つわかることは今度はあいつのときのように見守ってるだけなんてことはできないだろうなってことだ。

もう思ってるだけなんてまっぴらなんだよ…


例えこの感情があいつに対するものを引きずったままのだとしても。


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