表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/8

ミドルフェイズ2 旅の最中に

GM:テオドアが見張り番を務めているとき、隣に誰かがやってきました。白焚のようです。

白焚:「早めに横になったので早く目が覚めてしまった。隣もらうぞ」

そう言ってテオドアの隣に腰を下ろす。そして夜空を見上げた

テオドア:「……。もとの世界だったら、考えられんことだな」

白焚:「そうだな……」フッっと笑みを浮かべる


大災害がなければ出会うことはなかっただろう。

それがあったからこそ、彼らはこうして隣にいるのだ。

そんな不思議な巡り合わせを実感しつつ、彼らの夜は更けていくのだった……。


一方、テントの中で仮眠をとるソニアとヴェラーノ。

だが、ヴェラーノはなかなか寝付けずにいたようだ。


ヴェラーノ:「……」心が落ち着かなくて、テントの隙間から見える夜空を見上げてます

ソニア:「どうしたの、ヴェラーノ。寝ないと明日に響くわよ?」

ヴェラーノ:「うん……そうなんだけどさー。なんか眠れなくって。」

ソニア:「そう……、何か考えごと?」

ヴェラーノ:「うーん………」ぼーっと眺めているのか悩んでいるのか。その顔はうかがい知れません。

ソニア:「……」せかすわけでもなく、かといって放っておくわけでもなく、ただじっと待っています


ヴェラーノ:「……、あのね。」

ソニア:「うん」

ヴェラーノ:「もしかしたら、大変な事に皆を巻き込むかも……しれない。」

ヴェラーノ:そう呟いて、また眺めてます。何かを言いよどむ様な。そんな感じ


ソニア:「先に言っておくわ」

ソニア:「皆を巻き込む、っていう考えは多分違うわよ」

ヴェラーノ:「……?」

ソニア:「ここにいる人たちはきっと、当たり前のようにあなたに付き合うわよ」

ソニア:「たとえ、それがなんであろうとも」

ヴェラーノ:「……っ!」


ソニア:「私は、いや、私たちはあなたのそばにいるわ」

ソニア:「だから、そんなに悲しい顔をしないで」

ヴェラーノ:「………ありがとう。本当に、ありがとう……」

ヴェラーノ:「……そして、ごめんね……」


ソニア:「気にしなくていいわよ」

ソニア:そういって、微笑みを作ろうとする

ソニア:……うまく笑えているかは、自信はないけど

ヴェラーノ:何かが綻んでしまいそうで、でもゆっくりと、心を落ち着かせる。

ヴェラーノ:……まだ、終わってもいないし、始まってもいないのだから。それまでは……

ヴェラーノ:「……ん。おやすみ。」

ソニア:「ええ、おやすみ……」


GM:今日の出来事もまた思い出の1ページへ。そうなっていくと良いですね。

GM:それぞれがそれぞれに夜を過ごし、また朝がやってきます。


睡渦:「ほれ、みんな起きろ、出発しよう」おそらく夜交代した僕が起こしますね

ヴェラーノ:「おはよ!皆昨日はお疲れ様!」

テオドア:「ああ、おはよう」

ヴェラーノ:「……はぁ、昨日は本当に大変だった!」

白焚:「よく眠れたか?」

ヴェラーノ:「ええ、すっかり元気よ!このと−り!」

ヴェラーノ:「それじゃ!また海岸へ向けて出発よ!」

白焚:「うむ。」力強く



GM:四日目。君達は農村地帯へとやってきた。辺りには緑々とした野菜が葉を連ねています。

GM:ニンジン、キャベツ、あそこにあるのはピーマンかな? 種類は豊富にあるみたい。


白焚:「こんにちは、良い天気ですね。」

農夫:「ああ!ここ数日はいい具合に天気も流れていって、野菜もすくすくと育ってるだ!」

農夫:「こんなところに馬車なんて引き連れて、なんか化けモンでもでたんかい」

ソニア:「いえいえ、ちょっと旅の途中にサファギンの大群にあっただけですよ」

農夫:「サファギン!? 海でも無いのになんでそんなモンが……」

白焚:「何故ですかね…」苦笑

ヴェラーノ:「ホントよ!まったくついてなかったわー」

テオドア:「ここらへんに被害はきていないようでよかったよ」

農夫:「ああ、この村にはそういった被害が出たこたぁねぇ。沿岸部の村はあるみたいだがなー」


ソニア:「まぁ、全部倒してきたから安心していいわよ」

農夫:「はぁ~!お前さんたちよっぽど腕が立つんだな!」

ソニア:「《冒険者》ですもの、このくらいは当然よ」(得意げ)

農夫:「ほぉう!そりゃー面白い! どれ、ちょっと勝負しないか!」

ソニア:「いいわよ、なにで勝負する?」

農夫:「力比べさ!」そういって腕をまくりあげます。日々の農作業で筋肉が隆々とついています

テオドア:「おっ、力比べなら負けられないなぁ」

農夫:「オラぁ冒険者と勝負したことはなくてどんぐらいのもんかみてみてぇ!」

農夫:「お前さんたちが勝ったら、ここの畑の野菜を分けてやるよ!」


GM:では、腕相撲をしてみましょうかw

GM:代表者1名挙手! 判定は運動値を使います!

GM:農夫の運動値は2LH+2ですねー。因果を使ってダイスを振りなおしてもいいですよ。

GM:農夫が受動側です。

テオドア:じゃあ挑戦します!

GM:では、テオドアさん[運動判定]をお願いします!


テオドア:(ころころ)出目3……。

一同:oh……。

GM:おやおや。どうされますかー?

睡渦:因果無いですし無理は禁物かと……。

テオドア:そうですね、確定で


GM:はーい。では農夫ー

農夫:(ころころ)出目11

GM:ミッシィ!と、テオドアさんの腕が横に倒されていきます。

GM:下手をすると、腕を置いていた木箱が壊れるくらい。


テオドア:「...!?」

ソニア:「これは驚いたわ……」

ヴェラーノ:「……なんというか、すごいわね」

農夫:「はっはっは!なんだ、わざわざ手加減をしてくれなくてもよかったんだぞ?」

農夫:「なんたって、オラァ村一番の力自慢だからな!はっはっは!」


白焚:「な、なるほど。大地人に全力でやったら大変だからな……そうだな、テオドア?」 箱を見て青ざめながら

テオドア:「...ま、まぁそういうことだ」少し自信をなくしながら

睡渦:大地人のステータスを思わず二度見します、、、「大地人……だよな?」

GM:ええ、それはもう。しっかりと[大地人]タグが


農夫:「いやぁー!おかげで村の連中に良い自慢が出来そうだ!」

農夫:「野菜はあげられないが気分が良い!お前さんたちこの先の海を目指すならいいところを知ってるぞ!」

ソニア:「どんな場所なの?」

農夫:「<星屑の海岸線>と言ってな! それはもう綺麗な砂浜と珊瑚が取れる場所らしい!」

農夫:「オラも農作業がなけりゃあ行ってみたいもんだがなぁ……」と、ため息をつきます。


睡渦:「案外目的地だったりしてな~」

ヴェラーノ:「えっ そこ、目的地……」

睡渦:「マジカ!」

ヴェラーノ:「……! あるんだ! やっぱりあるんだね!!」

テオドア:「こりゃ負け損じゃなかったってことか!」

白焚:「丁度いいな、珊瑚が採れたらお土産にとって来ようか」

農夫:「んあぁ、ただ、なんだったかなー。その海岸線に変な言い伝えがあったと聞いたが……」

農夫:「確か満月がどうとか……んー、忘れちまった。」


白焚:これ、満月フラグ?

ソニア:そうとしか思えないw

白焚:ですよねぇ……


なにやら不穏なことを呟きましたが、彼らがそれを知るのはもう少し後の話……


農夫:「あ、そろそろ昼飯の時間だ。それじゃーなー冒険者ー」

GM:ガッハッハ!と高笑い。腕を回しながら村へと帰っていきました。

ソニア:「(変な言い伝え、ね。まぁ気にしなくても大丈夫だと思うけど)」

GM:馬車は再び海岸へ進みます。

ヴェラーノ:馬車の先頭。先の道を見ながら、顔を曇らせます。「………」

ヴェラーノ:仲間に気取られないように、そっと。


GM:5日目。

ヴェラーノ:「ねぇ!見てみて! 海が見えてきた!」

テオドア:「潮の匂い、懐かしいもんだなぁ」

睡渦:「これはいいですね!爽快感が違う」

白焚:「太平洋側は爽やかだな。」

ヴェラーノ:「あはは!それじゃあ進みましょうか! 明日にはついているといいな!」

GM:では5日目。彼女がダイスを振るそうです。


そして、出たイベントがこれ

ぐるぐるずてん:PC全員は2Dをふる。最小の出目だった「あなた」は濡れてすべる草に足を取られて転げ落ちてしまう。助けてあげる仲間は「因果力チケット」1枚で「あなた」に対してコネクションをとってよい。関係は「庇護、親愛]のどれかになる。


GM:おやおや。

ソニア:こんなイベントあるんだw

睡渦:任せろ~ビリビリ!

睡渦:女性のピンチはさっそうと!

GM:では早速2Dをお願いします!


そしてダイスを振って、出た結果はというと

ソニア:(ころころ)出目5

ヴェラーノ:(ころころ)出目8

白焚:(ころころ)出目4

テオドア:(ころころ)出目9

睡渦:(ころころ)出目5


GM:では、せっかくの海岸線ということで、君達は馬車を降りて海岸線をゆっくりと歩いていました

GM:すると、白焚さんが無意識に足元の海藻を踏みつけてしまいました。ぐるぐるすてん。

白焚:男のコケる様に誰がw

一同:www


白焚:「おぉ!」服の裾が!

白焚:「…絡まった」

GM:白焚さんはそれはもう。前時代のバナナリアクションの如く綺麗にコケマシタ。

GM:体中には海藻が絡まっています。自力では起き上がれないでしょう。


ここでテオドアが立候補。2つ目の初期コネクション分を使って、白焚を助けにいきました。


テオドア:「おいおい、大丈夫かー?」手をさしだす

テオドア:親あ……庇護で

白焚:「あぁ、すまないがこれを取ってくれないか?」海藻ビローン

テオドア:「海藻ですべったのか、ははは危なっかしいな」海藻ビローン

白焚:「ありがとうな……感謝する。」ぺこっ


GM:5日目終了!ミドルシーンのイースタル探索表はここでおしまいとなります!

GM:君達は海岸線沿いの村で休んでいる。明日には目的地にたどり着くことだろう。

GM:では消耗表2回、行ってみましょうかー


少し省略、テオドアのサバイバビリティにフォージブルリカバリ、白焚のディバインフェイバーのおかげで被害を最小限に食い止めることができました。


GM:あと、レストタイムもここでやっちゃいましょうか

ソニア:テント効果から行きまーす


ソニア:(ころころ)15回復ー

睡渦:(ころころ)18回復、よしっ最大値!

テオドア:(ころころ)15回復

白焚:(ころころ)13です

ヴェラーノ:(ころころ)13。


GM:村の中というものはやはり安心感が違う。君達はゆっくりと休むことができたようだ。

GM:次のシーンは海岸線にたどり着いた時点から再開となりますー

一同:了解ー




ミドルを終えて、クライマックスが近づいてきました。

農夫からの不穏な言い伝えもあり、気を引き締めるPL一同。

物語は、いよいよ佳境に突入します……!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ