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ミドルフェイズ1 旅の始まり

GM:それでは! ミドルシーンに移ります!

一同:はーい


GM:ミドルシーン:あの海岸を目指して

翌朝、ブリッジオブオールエイジスには一台の馬車が止まっていました。

二頭のケルピー(水馬)が繋がれた大型の馬車。調教師に数日借りたようです。

ヴェラーノは馬車の前で皆さんを待っています。



ヴェラーノ:「えーと。そろそろ時間だけど……」

テオドア:「おはよう、間に合ったか」

ヴェラーノ:「あ、来た来た! おはよう。よく眠れた?」

睡渦:「ちょっとばかり夜更かししたけど平気~」(道すがら売ろうと幾つかアクセサリこさえてきた

テオドア:「眠りすぎるところだった」わはは、と


ヴェラーノ:「あははっ おいていったりはしないよー。ささ、皆荷物を馬車に詰め込んで~」

ソニア:「はーい」

白焚:「む、失礼する。」 ほぼ身一つ

睡渦:「そいじゃこのへんにっと」

テオドア:「忘れ物はないな?」確認しつつ


ヴェラーノ:「えーと。水中眼鏡に、深海のモンスター図鑑に、ビーチパラソルに、……ハリセンも大丈夫! うん、忘れ物はなさそう!」

ヴェラーノ:「よーし、それじゃあ出発進行!」


GM:先頭のヴェラーノの掛け声と共に、水馬はカタリカタリと馬車を引いていきます。

5分とも立たないうちに、アキバの街は見えなくなっていきました。



GM:さてさて! 皆さん大変お待たせしました!

GM:これからメインコンテンツ! 「イースタル探索表」を用いて5日間に起こる出来事を決めていきましょう!


というわけで、GMから説明がされました。

・ダイスを振って、その目に応じたイベントを起こす

・1回のイベントを1日として、計5回する

・1日の終わりに疲労:3をPC全員にプレゼント

・レストタイムは3日目の夜と5日目の夜に入れる

・ちなみに、描写はアドリブ

GMすらわからない彼らの旅路、さてさてどうなることやら


GM:1日目

GM:君達はアキバを離れ、海岸を目指して風のように進んでいきます。

GM:2~3時間走った頃合でしょうか。街道の側道に、登れず難儀をしている旅人の馬車があるではありませんか。


白焚:「おや、あれは……?」

ヴェラーノ:「ん。なんだか困っているみたい。どうしたのかな?」

旅人:「いけるいけるオマエなら絶対いける!がんばれよがんばって上って見せろー!!」

馬:「ヒヒーン!(無理!無理だって!)」

旅人2:「いや、だから馬具をまず外してあげないと。馬だって可愛そうでしょう!」

旅人:「バッカオマエ!諦めたらそこで試合終了なんだぞ!」


白焚:「ふむ、街道に乗れないようだ……」

テオドア:「手助けをしたほうがいいみたいだな」

GM:旅人1は熱血男、2は女性のようです。

睡渦:「女性が困っているのならほおっては置けないな」

ソニア:「男性も助けてあげなさいよ……」

睡渦:「男は努力してなんぼ」


ヴェラーノ:「どうしよ? 私としては助けてあげたいんだけれど……」

テオドア:「(助けるべきは……馬?)」

白焚:「大丈夫か、そこの方々?」

旅人2:「あっ。すいません! 力を貸していただけ無いでしょうか? 馬が側道に落ちてしまって……」

GM:見ると、馬につながれた馬車がぬかるみにはまっているようです。


テオドア:「ぬかるみか、厄介だな」

睡渦:「これを道に戻せばいいんですかね……」

GM:それでは操作判定に移りましょうか! 何か有利な行動を思いついた場合は、それをRPまたは宣言してくれればボーナスを差し上げますよー


PC全員で捜査判定を行い、その達成値の合計が50を越えたらクリア。報酬ゲット!というものでした。このままでは1人当たり達成値10が必要で、成功するのは難しかったのですが……。


白焚:ヒールと天足法を馬にかけます。

白焚:「ふむ、大分長いこと頑張ったようだな。疲れを癒してやろう…《ヒール》」

白焚:丁寧に馬の脚を撫で「韋駄天よ、どうかこの馬に祝福を…《天足法の秘儀》。これで勢い付けて出れるだろう…」

旅人2:「へぇ、こういった使い方も出来るのですね……」

馬:「ヒヒーン!!(お、なんだか体が軽くなったぞ。)」

GM:白焚さんが天足法を馬に掛けると、どことなく力が強くなっているように感じます。

GM:「操作判定の合計:50→45」に現象

一同:おおー


白焚さんのおかげで合計45でクリアとなりました。

これなら何とかなる、そう思って我々は判定に臨みました


GM:よし、それでは行ってみましょう! 白焚さんから順に[操作判定]をどうぞ!

白焚:うむ。(ころころ)達成値は9で


GM:では次、睡渦さんどうぞ

睡渦:では短剣をぬかるみにハマった車輪の下に差し込みますね~

睡渦:「よいしょっと、これで抜けやすくなるだろ」(ころころ)達成値7か……

GM:どうなされますかー?

睡渦:みんな9は目標……


そうなのです。5人の合計で45ということは、1人当たり達成値9がノルマのようなものでした。もちろん、出目がよければそんなことはないのですが……。


GM:振りなおしますー?(にこにこ

睡渦:まだ序盤なので……、後に期待して確定で


GM:わかりました。ソニアさんどうぞー

ソニア:杖をもう片方の車輪と地面の下に入れて、てこの原理を使って

ソニア:「本当はこんな使い方しちゃいけないんだけどね……」(ころころ)達成値は9


GM:はーい! ではテオドアさんどうぞー

テオドア:ではロープを馬車に結んで馬と息を合わせてひきます(ころころ)達成値8……

GM:テオドアさんはこの出目でいいですか?

テオドア:うぬぬ、確定で


ここまでの合計値は33、目標まであと12足りません。普通ならクリアは難しかったのですが……。


ヴェラーノ:「ん。馬車を挙げるのもいいけれど、ちょっと荷物が詰め過ぎて無いかな? ほら、これエネミーのドロップ品とか重そうだし、すこし避けるね。」(ころころ)達成値14!

一同:おおー!


ヴェラーノさんは解析判定に+1dできる特技、《トルバドール》を持っていたのです。

そうして皆が力を合わせ、なんとか馬車を道に戻すことができました。


GM:それでは!天足法の効き目と皆さんの知恵が上手くいったのか、無事に馬車が街道に戻ることが出来ました!

GM:(天足法がないと失敗していましたねw

睡渦:ですねw

テオドア:白焚さんGJ


旅人:「おお!馬車が上りきったぞー!!よかったな馬!」

白焚:「よく頑張ったな。よしよし」なでなで

睡渦:「あんたちょっとは勢いじゃなく頭使いなよ~?」

旅人:「のぼりゃーいいんだ!ガッハッハ!」


旅人2:「ありがとうございました!おかげで旅を続けられそうです。よければ、この余っているドロップ品を持っていってください」

ソニア:「え、いいの?」

旅人2:「ええ、私たちの馬車が摘みすぎたのも確かですし……。あと、この人はこういう性格なので許してあげてくださいね。」


睡渦:「おぉこんなものを頂けるとは、お礼にこのブローチをどうぞ☆」(売り物から一つ

旅人2:「あら、素敵なブローチ! アキバに帰ったら自慢しなきゃ」

睡渦:「喜んでいただけたなら幸いです♪ アキバで露天もやってますので見かけたらよろしくおねがいしますね♪」

テオドア:「(抜け目ないなあ)」


GM:男女二人組の馬車は挨拶をソコソコにアキバへと馬を進めました。

GM:ではでは、一人辺り20Gですねー♪ アフタープレイにお渡ししますー

一同:はーい


GM:さて、一日目はこの後は何もなく、夕暮れが迫ってきました。

GM:ノルマ辺りの草原で野宿をして、一日目は終了となります。



GM:では二日目。君達は森を抜けて、青空が映える草原地帯へとやってきました

GM:辺りには色とりどりの草花と小動物の群れがコロコロと。今は小川の辺りで一休みをしています。


なんと地形描写のイベント! 基本的に、この道中表ではPCたちに悪影響を及ぼすものばかりなので、こういった”なにもない”というのは当たりなのです。


睡渦:「綺麗な所に抜けましたね~創造意欲を掻き立てられます」

白焚:「良い空気だ、リアルだと中々無い良いところだ……」 深呼吸

ヴェラーノ:「うーん。気持ち良いなぁ。風もすごい心地いいし、平和って感じがするわ~♪」

テオドア:「ピクニックでもしたくなるなぁ」

ヴェラーノ:「ピクニック!いいねぇー」


睡渦:ごそごそ

ヴェラーノ:「ん? ねぇ睡渦、何をしているの?」

睡渦:「これを作っていました。鈴風のブローチです。こんな感じでしょうかね~♪」

ヴェラーノ:「わぁ、いつの間に!」

睡渦:「ベースはあらかた決めていましたからね~♪」

白焚:「いつも、器用だな…」

ヴェラーノ:「へぇ・・・キミ結構腕いいんだねー」


ソニア:「流石は細工師ってやつなのかしら、それともリアルでもそうだったのかしら?」

睡渦:「今はここがリアルですよ♪」

ヴェラーノ:「(今は、ここがリアル、かー)」

ソニア:「っと、そうだったわね」


そして幾ばくかの時間が流れ……


ヴェラーノ:「……ととっ、そろそろ休憩はおしまいかな?水馬も水遊びできて嬉しそうだし」

白焚:「目的地はなお良いのだろう?」

ヴェラーノ:「もっちろん!」

白焚:「では、先へいこうか」


GM:ゆったりと自然に身を委ねて休んだ君達は、どこか心に充足感を得たような気がする。それはきっと体にも良い影響を及ぼすのだろう。

GM:この日の疲労上昇はなしにします!

一同:やったー!


なんと今日の疲労上昇がなしに! これはうれしい。


ヴェラーノ:「う~ん!やっぱり旅はいいものね~」

ソニア:「そうね、よくわかるわー」

テオドア:「こう平和ならずっと旅をしていたいものだな」

ヴェラーノ:「そうねー まぁ、そう上手くいかないのも旅だけどねw」

GM:そんな声を呟きながら、馬車は遥か遠くの海岸へ向けて、歩みを進めるのでした……


しかし3日目、言霊は実在したのか。敵エネミーと遭遇してしまいました


GM:では3日目~

GM:さて、馬車が湖の辺りを通ったとき、バシャン! と飛び出る影が。その数たくさん!

白焚:「む、止まれ!警戒体勢!」

睡渦:「エネミー!?」

睡渦:モビリティアタックの動作に瞬時に入ります

ソニア:「っ!まぁ安全な旅なんてそうそうないわね」

テオドア:「!」とっさに盾をかまえる


ヴェラーノ:「サファギン!? なんでこんな湖に!?」

睡渦:「驚いたって仕方ないさ、さっさと掃除しよう」

ヴェラーノ:「そ、そうね! みんな頑張りましょう!」

サファギン:「グゲゲ! お前ら雑魚なぞサファギンの前には無力!」

サファギン:「やっちまえー!」


テオドア:「そんなこと言ってられるのは今のうちさ! うおおおお!《アンカーハウル》」

白焚:「どうだか…《禊の障壁》‼」

睡渦:「援護よろしく!」

白焚:「睡渦…《天足法の秘儀》…走れ!」

睡渦:「奇襲掛けたくせに遅いな、ステルスブレイド!」


GM:湖からは大量のサファギンが尚飛び出ています。

睡渦:「数が多いのは苦手なんだよなぁ・・・」直ぐにモビリティの動作に

ソニア:「雑魚は任せて、《デスクラウド》!」


GM:ある者は毒性のある霧に倒れ、ある者は暗殺者の一閃で一刀両断。

GM:一匹一匹はそう強くも無いのですが、四方八方からの包囲戦闘と人海戦術が冒険者を悩ませるようです。


ヴェラーノ:「<月照らす人魚のララバイ>!私の歌を聴けぇー!!」

睡渦:「僕もある程度掃除しなきゃですかね。。。スウィーパーっと」

ソニア:「まったく数だけは多いんだから・・・、《フラッシュニードル》!」

GM:白焚さんはPTメンバーのHPを逐次管理しています

白焚:「く…キリがない…」皆の障壁を更新しながら


GM:度重なる波状攻撃はテオドアのアンカーハウルが全て引き受けています。

ソニア:「悪いわねテオドアさん、あと20秒引きつけてくれるかしら?」

テオドア:「おうよ!《タウンティングブロウ》おまえらの相手は私だァ!」

サファギン:「生意気ナァ!!」ぐわーっと押し寄せる魚人の波


ソニア:「(さてと、第一、第二魔法陣、展開完了)」

睡渦:「お、そろそろデカイのが来るかなちょっと退避っと」

白焚:「踏ん張りどころだ、頼んだぞ!」 テオドアに障壁を重ねつつ 「行け、ソニア!」

ヴェラーノ:「ん。ソニア行っちゃって!」

テオドア:「いったれえぃ!」

ソニア:「(魔力OK、配置OK、・・・ありがとうあなたたち)」

ソニア:「行くわよ!《ラティスシンタックス》!!」


GM:彼女を中心に巨大な平面魔方陣が走る。その規模は湖全域をカバーするほどだ。

GM:魔法陣は何かを待ち受けるように、光の強弱を繰り返している。

ソニア:「消えなさい!《フラッシュニードル》!!」


GM:そして30分後、そこには大量のサファギンの倒れた姿と、くたびれて膝を着く冒険者の姿がありました。※湖の水位は半分ほどに減っていました。


GM:戦闘には勝利しましたが、あまりにも消耗が大きすぎました。

睡渦:「何だあの数……」

ソニア:「終わった……?」

GM:何か食べ物を食べるか休憩をしないと、この先の旅に支障をきたすかもしれない。

テオドア:「くぅ、腹がへって力がでない」

白焚:「気休めだが…《ヒール》少しは楽になるだ…ろう。」 片膝で

GM:さって♪[疲労:25]?[消耗品]二つロスト?あなたの気分はどっち!?


GM、清々しいほど笑顔である。


ソニア:GMー、今回はテント使ってもよいのですか?

GM:いいですよー♪ 三日目にレストタイムでしたし。ただ、この処理の後でねー

GM:あと、テントの効果は若干変えます。

GM:具体的に言うと、体力消耗表を一回振って、出た値だけ減少させますよー


睡渦:なるほど、では疲労で

ソニア:疲労くらっときますー

テオドア:じゃあ私も疲労もらいます

白焚:では、疲労をばいただきます。


GM:では、全員[疲労:25]ですねー

ヴェラーノ:「ちょ、ちょっと予定変更しましょう。しばらくは敵もこないでしょうし、ここで野宿!」

ソニア:「それに賛成、さすがにこれ以上は動けないわ……」

テオドア:「景色は逃げるものでもないし、休憩はありがたい」


GM:急な消耗にはやはり耐えられなかったようだ。先はまだ長い、君達はやむなく体を休めるのだった……。

GM:では、テント処理だけ済ませてしまいましょう。

GM:皆さん体力消耗表を一回お願いします!出た値だけ回復してもいいですよー

一同:はーい


GMはディバインフェイバー(消耗表を振ったときの出目を0として扱う特技)の受けつけもしていたようですが、PL、これを華麗にスルー。


睡渦:8回復ー

白焚:こっちも8回復だ

ソニア:私は10回復

テオドア:俺は5だな

ヴェラーノ:私は10……

一同:……、出目低っ!?


GM:ふむふむ。テオドアさんが夜の番を主に勤め、白焚さんと睡渦さんが時々様子を見に行ったようです。女性陣はテントで休んでいたのか、比較的回復が出来たようですね。

GM:では3日目終了となりますー。



ソニア:GM!夜会話とかありますか!!

ソニア:ほら、寝ずの番の交代の時に少しだけでも……。

GM:www、してもいいですよー

ソニア:よしっ!


ここでソニアはある提案をしました。それは見ての通り「夜会話」のシーンをRPしてもいいか? ということ。GMはそれに許可をだし、本来あるはずのなかったシーンが生まれることとなりました。



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