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オープニング ある一つのお願い

オープニングシーン:喫茶「子犬亭」

ここはアキバ郊外に佇む喫茶店[子犬亭]です。

吟遊詩人で料理人と趣味にしか生きてなさそうなマスターが一人で切り盛りしています

名物はイタリアっぽい料理と即興のギター演奏。時々他の街へ出張ライブもするとか。

今日は貴方達はマスターのお声掛けで、君達が店内のテーブル席に座っているのでした。

ここに居るのは顔なじみのPTメンバーだけのようです。



ヴェラーノ:「どうもどうも!今日は皆きてくれてありがとうね。」

ソニア:「今日はどうしたのマスター?おごりでもしてくれるのかしら?」

テオドア:「ヴェラーノの料理は美味いからなぁ」

ヴェラーノ:「テオドアさんどうもありがとう! うまくできていればいいんだけれどー」

白焚:「それは有り難い。」

睡渦:「一曲頂きたいね~♪」

ヴェラーノ:「ふふん♪ もちろん、それもいいけれど。今日は別な用事で呼んだんだー」

白焚:「ふむ、続けて。」

睡渦:「美女の頼みじゃ断れないなぁ~」


ヴェラーノ:「今日は皆に、昔話をしようと思って。」

テオドア:「昔話?」

ソニア:「何かしら?」

ヴェラーノ:「そう、昔話。少し長いけれど、聴いてくれるかしら?」

GM:そういうと、どこか遠い目をしながら、一人語り始めました。



そうだなぁ……、私がエルダーテイルを始めた頃合だから、大体6年前かな?

その頃はね、まだエルダーテイルのマップもそこまで広くなかったんだ。

まぁ私がいける範囲も狭かったけど。現実世界のアタミの辺りに、すんごく綺麗で、忘れられないほどの海岸線があったのよ。

白い砂浜が輝いてて、南国のポスターみたいな景色。画面越しだったんだけど、今でも忘れられないんだ。

……そこにはね、初めて組んだPTメンバーでさ、半ば無謀なレベルで行ったんだ。

結局負けちゃったけどね。

でも、もう一度。大災害でここに来た今、そんな景色がみたいなーってふと思ったの。

そう、なんとなく、ね。



ヴェラーノ:「あはは……。大分記憶の中にあったから、美化されちゃってるのかもしれないけどさ。」

ヴェラーノ:「良ければなんだけれど……。明日から、その海岸線を探しに、旅に出ない?」

ヴェラーノ:遠い視線を引き戻し、皆さんの顔を見ながら答えます


テオドア:「忘れられない景色...素敵じゃあないか」

白焚:「む、そうだな。美しいものは見て損は無い。」

ヴェラーノ:「ありがとう!やっぱり皆に相談してよかった! というか、皆で行きたかったんだけれどね!」

ソニア:「ふふん、言ってくれるじゃない♪」

睡渦:「嬉しい事を言ってくれますね~♪」


ヴェラーノ:「ええと、それじゃ。大体の道を見せるね。えーっと……」というと、カウンター下の棚を漁り始めます。

テオドア:「おっ 地図があるのか」

白焚:「準備万端か……」苦笑


ヴェラーノ:「ふふん。 アキバの街で出回ってたから買っちゃった。あったあったヤマト地図。その海岸線があったのは、確かその頃の名前で<オダワラ海岸地帯>と呼ばれていた場所ね。」

ヴェラーノ:「ここからだと、5日から6日の道のりがあるみたい。馬車を使ってその日程だね!」

ヴェラーノ:「そうそう。小旅行の前準備金として、200Gを用意したの。一人50Gずつ今渡すね」


GM:というと、皆さんに50Gの入った金貨袋を渡します。

GM:所持金に反映していいですよー

一同:どもー


ヴェラーノ:「食糧とか不安があったら、そのお金で買っていってね。」

ヴェラーノ:「街道沿いを歩いていくから、そこまで魔物はいないと思うけど……いざという時は頼りにするね」

睡渦:「はいよ~♪」

ソニア:「そっちこそ、頼りにしてるわ」


ヴェラーノ:「それじゃ、明日の朝に<ブリッジオブオールエイジス>で待ち合わせね!馬に繋げる荷車の準備もしなきゃだし!」

GM:<ブリッジオブオールエイジス>はアキバ入口の端だそうです。皆さんが冒険をしているならば、一度は目にしているでしょう

白焚:「あい、解った。各自準備してまた来ようか。」


GM:オープニングシーンの描写はこういったところですね。

GM:シーン提案などがなければ、オープニングシーンを終了いたしますー

一同:大丈夫でーす


GM:それでは、各自に因果点を1点プレゼント!

一同:わーい!


そんな彼女の小さな願いに応えるべく、準備を始めた彼ら。

皆思い思いの一夜を過ごします。

楽しみで眠れないもの、熟睡するもの、準備のために夜更かしをするもの……。

さぁ、旅の始まりです

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